超希少サボテンのアズテキウム・花籠を植え替えたッ!!

こんにちはこんばんは。今日はサボテンの植え替え記事。

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

超希少なサボテン、アズテキウム・花籠を植え替えました。

このサボテンを購入したのは、今年の5月に埼玉県川口市で開催された、春の多肉植物・サボテン展示会。

サボテンを含む多肉植物の展示会ではあるんですが、販売会も行われていました。

会場だった川口緑化センター樹里安(じゅりあん)では、緑化振興のための非営利のイベントしか開催できません。そのためか、出店していたおっちゃんたちは仕事ではなく趣味で植物を育てている人たち。余剰株等を販売してくれているようで、お値段はとても良心的。掘り出し物があるかもよっ!?なイベントです。

イベントの規模としては小規模ですが、展示されているサボテンや多肉植物を見るだけでも楽しかった。そんなイベントで見つけた超掘り出しモノのサボテン、アズテキウム・花籠を植え替えました!

アズテキウム・花籠

学名はAztekium ritteri.アズテキウム・リッテリ。和名は花籠です。

メキシコ原産の小型サボテンで草肌は硬く、棘はありません。肋骨状のヒダが入った独特の模様と美しい花が特徴の希少なサボテン。

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

一株の直径は最大で5cmほど。仔吹きし群生するサボテンです。…といってもその成長スピードは超×100ゆっくり。生長スピードがもっとも遅いサボテンと言われています。(ゲオヒントニア・メキシカーナの生長スピードが速く感じるぐらい遅い。…らしいです)そのため接ぎ木で育てられる定番のサボテンでもあります。

国際間の商取引が一切禁止されるワシントン条約付属書Ⅰに指定されており、現在日本で流通している花籠は条約指定前に輸入された株の子孫たち。条約に指定されていることからも分かる通り、原産地のメキシコでは絶滅寸前の希少なサボテン。

輸入が禁止されているうえ、前述のように生長がものすごーく遅いため、流通量そのものが極端に少ない正真正銘の希少サボテンです。ホームセンターや園芸店どころか、専門店や園芸イベントですらも出品されるのは稀でしょう。

私も購入時に「カキ仔でもなかなか根が出ない」と教えてもらった難物サボテンでもあります。

まぁそんなわけなんで、輸入禁止&生長激遅&繁殖にクセがあるので”超”高級品。当ブログ、もすレコでは何回か書いていますが、私は低予算で園芸を楽しんでいます。本来であれば私の予算で購入できるサボテンではありませんが、奇跡的に購入できたのが今回の一株。もうおそらくこんなチャンスは二度と訪れないと思われます。大切に育てなくちゃ…

アズテキウム・花籠の植え替え

そんなわけでアズテキウム・花籠を植え替えます。このまま秋まで環境に順化させてもよかったんですが、うちの他サボと用土を揃えちゃった方が(私が)安心できるので。植え替えたのは6月末頃。植え替えの適期にはちょっとギリギリ。

まずは主役のアズテキウム・花籠↓↓↓

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

小さい!直径2cmぐらい。

鉢を横にして側面を軽く叩き、サボテンを取り出します。

…っ、コロンと取り出せたよ…。その取り出した状態がコチラ↓↓↓

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

…コイツはやべぇぞ。

根がほとんどねぇ。(꒪ཫ꒪; )

これまで植え替え記事をたくさんポストしてきた、もすレコですが、多分これは過去最低の根量。上にも書きましたが、この株は親株からのカキ仔。発根させるのが大変だったそうです。(←購入時に聞いた話)

通常であれば、根に付いた古い土は払い落としますが、なるべく根を傷つけたくないので今回はこのまま。このままそっと植え付けます。

次に植え替える鉢の準備。

今回使う鉢は当ブログではいつものヤツ。3Dプリンターで自作した植木鉢です。

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

星柄の鉢☆

直径はφ6.5cmの約2号サイズ。小さい鉢を使います。そう、自分の好きな大きさの鉢をつくれるのが3Dプリンターのいいところ。

2号サイズの既製品はそもそも少ないし、だからと言って大きい鉢に植えるのはサボテンの栽培上あまりよくありません。サボテンの大きさに合わない大きい鉢は用土の乾きが悪く、生長に悪影響があります。最悪の場合は根腐れを起こしてしまいます。(だからと言って小さすぎるのも良くない)

鉢底には根張りが良くなる…ハズの通気リブを組み込み、

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

植え替え時などのメンテナンスも考慮して、鉢底ごとまるっと取り外せるつくり。

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

この鉢に鉢底石を敷きます。

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

この上にある程度の高さまで用土を入れ…というか、花籠の根がほとんどないので、けっこうな高さまで用土を入れます。さらに殺虫剤と肥料を散布。

殺虫剤と肥料を撒く
殺虫剤と肥料を撒く

用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土、殺虫剤はオルトランDX、肥料はマグァンプKです。

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ここに花籠を仮置き。鉢との隙間にさらに用土を入れます。根を傷めないように慎重に。

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

いやー棘の無いサボテンの植え替えはホント楽。

さらにこの上をマルチング(化粧砂で覆う)。

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

マルチング材は富士砂。マルチングには潅水時の水の勢いで、粒子の細かい用土が飛び散るのを防ぐ等の役割があります。まぁ…私の場合は見た目重視でマルチングしてますが…

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

以上、植え替え終わり。植え替え後、最初の水やりは1週間後!!

アズテキウム・花籠の育て方

何回も書きましたが、生長は激遅。気長に構える必要があります(何十年という単位で)。強い日差しを嫌うので遮光をして育てるのが基本です。

  • 日照
    原産地では直射日光があまり当たらないところに自生しています。そのため直射日光が苦手。強すぎる日射で葉焼けしてしまうので、遮光するか明るい日陰に置きましょう。ただし暗すぎる環境もNGです。暗すぎると腐ってしまう場合があるので注意しましょう。
  • 潅水
    鉢の中が完全に乾いてからたっぷりと水をあげましょう。夏は蒸れを防ぐため、涼しい夕方か夜に水を与えてください。冬は表土が湿る程度の水を月に1,2回、暖かい時間に与えてください。
  • 温度管理
    蒸し暑さが苦手です。通年風通しを良くしましょう。また、冬は最低気温が10℃を下回りそうなら室内に取り込むのが安全です。

以上、希少なサボテン、アズテキウム・花籠の植え替えでした。

とりあえず今のとこ、ピクリとも生長した形跡がありません。

それでは。


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