希少なサボテン!アズテキウム・紅籠を植え替えたッ!!

こんにちはこんばんは。今日は(も)サボテンの植え替え記事。アズテキウム属の紅籠を植え替えました!

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

紅籠は、前にポストしたアズテキウム・花籠と同様に希少なサボテン。

この希少なサボテンを購入したのは、6月に東京都大田区平和島のTRC(東京流通センター)で開催されたサボテン・多肉植物ビッグバザール。通称BBにてカクタスブライトのに二瓶さんから購入。

6月下旬に植え替えましたっ!その植え替え記事です!

アズテキウム・紅籠

Aztekium valdezii.アズテキウム・バルデジー。和名が紅籠です。

この紅籠に限らず、アズテキウム属のサボテンは自生地が限られた希少なサボテンです。(といっても3種しかないけど)

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

紅籠は5つの稜をもつ(上から見ると)星形の小型サボテン。肋骨状の縞模様が特徴です。ぱっと見、同属の花籠に似ていますが、、、、

アズテキウム・花籠
アズテキウム・花籠

花籠↑↑↑との違いは複稜をもたないきれいな星形であるということ。花の色も違います(私はまだ見たことない)。

生長が超おそいため、接ぎ木で育てられる場合が多く(このへんも花籠と一緒)、現在流通している紅籠はそこからのカキ仔が多いんじゃないかと思います。実生自根株も流通してんのかな?ちなみにこの株がカキ仔か実生かは…聞いていません!カキ仔が当たり前だという先入観があったので聞かなかったんですよねー(私はどっちでもあまり気にしない)

なんにせよ流通量の少ない希少なサボテン。ホームセンターや園芸店ではまず取り扱われず、専門店や園芸イベントでたまに出品される程度。

さて、そんな希少なサボテンである紅籠ですが、実は国際間の商取引が禁止されていません。(記事執筆時点)この辺が似ている花籠との最大の違い。→経済産業省:ワシントン条約について

付属書(植物界)を見ると、たしかに花籠はⅠ類に指定されていますが、紅籠は見当たりません。(つまりⅡ類ってこと)国内で繁殖されたものしか流通しない花籠と違って、海外から輸入したものが流通する可能性があるのが紅籠。

紅籠が発見されたのは2011年。新種に登録されたのは2013年です。(→このサイトを参考にしました)そう、新種登録は「お・も・て・な・し」で東京五輪招致が決定した2013年なんです。まだ発見されてから10数年しかたっていません。

単純に、近年発見されたことからワシントン条約付属書Ⅰに記載されていないだけで、今後は輸入が禁止され、より希少性が高いサボテンになる。と私は思っています。

紅籠は花籠と同様に成長も遅く、自生地が限られています。実際は密猟が横行し、野生株は絶滅寸前だそうです。

もしも紅籠の山採り株(現地の野生採取株)を見かけた場合、その株はどういった由来があるのかは気にした方がいいかもしれません。環境保全?そんな大それたことじゃなくて、大好きなサボテンのために意識した方がいいかと思うんです。

アズテキウム・紅籠…大切に育てなくちゃ、、、

アズテキウム・紅籠を植え替えたッ!!

そんなわけで紅籠を植え替えます。

まずは主役のアズテキウム・紅籠↓↓↓

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

鉢を横にして側面を軽く叩き、紅籠を取り出します。

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

取り出した紅籠。根が少ない…。今回は根に付いた古い土を落とさずにそのまま植え付けます。(もうすぐ暑くなりそうなのでなるべく根へのダメージを避けたい)

…ん?

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

子株ができていますね。ラッキー

次に植え替える鉢の準備。

今回も使うのは3Dプリンターで自作した鉢。

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

星柄の鉢です☆直径6.5cmの約2号鉢。

この鉢には鉢底ネットが必要ないので、直接鉢底石を敷きます。

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

鉢底石は軽石。

この上にある程度の高さまで用土を入れたら、殺虫剤と肥料を散布。

殺虫剤と肥料を散布
殺虫剤と肥料を散布

ある程度…というか、根っこが短いので結構な高さまで用土を入れています。

用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土、殺虫剤はオルトランDX、肥料はマグァンプKです。

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ここに紅籠をセットして、鉢との隙間に用土を入れます。

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

この上をマルチング(化粧砂を敷く)します。

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

マルチング材は富士砂。マルチングには潅水時の水の勢いで、粒子の細かい用土が飛び散るのを防ぐ効果があります。

アズテキウム・紅籠
アズテキウム・紅籠

やっぱ星形のサボテンには星柄の鉢!!

以上!植え替え終わり!!最初の潅水は1週間後から!

アズテキウム・紅籠の育て方

強い日差しを嫌うので、遮光した環境で育ててください。潅水は鉢の中の用土が完全に乾いてからたっぷりとあげるのが基本です。また、蒸し暑さが苦手なので風通しを良く、冬は寒さを避けるため室内に取り込みましょう(断水すればある程度の寒さに耐えますが、高級品なので…)。

その他、花籠の育て方に準じます。→前に書いたアズテキウム・花籠のポスト

生長が超×100遅いので20年、30年と付き合う覚悟がいります。

というわけでアズテキウム・紅籠の植え替えでした。

それでは。


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