こんにちはこんばんは。今日はうちで育てているサボテンの話。
棘が無く、刺座(アレオーレ)には毛だけが生えているというサボテン、ロフォフォラ・烏羽玉。
そのコロンとしたまん丸の見た目が可愛くて、とても人気があります。園芸イベントの販売品でも常連のサボテン。
ロフォフォラ属のサボテンは人気ではありますが、他のサボテンと比べてハダニの被害にあいやすいと言われているサボテンでもあります。
今回はロフォフォラ・烏羽玉がハダニの被害にあったっていうポスト。
調子を崩した烏羽玉さん。根っこにトラブるかな?って植え替えても良くならず。草体にかさぶたできたから日焼け?って思ったんで、日陰に移動しても良くならず。結果…原因はハダニだった…という話。
ハダニなんて他人事だと思っていたら、全然他人事じゃなかった。そんな記事。
去年の秋に購入したロフォフォラ・烏羽玉
去年の9月に埼玉県川口市で開催された、秋の多肉植物・サボテン展示会で購入したロフォフォラ・烏羽玉。展示会という名前のイベントですが販売も行われていました。
棘の無いコロンとしたかわいい見た目の烏羽玉。園芸イベント等でもよく販売されている人気のサボテンです。
地上部分の見た目はかわいいのですが、地中にはごっつい塊根があります。
そんな烏羽玉を植え替えて…
10月には花も咲きました!
開花もしたし順調?と思っていたんですが、その数カ月後、今年の夏に起こった出来事が今回の本題…
烏羽玉の調子が悪い…
購入からしばらくして植え替えたロフォフォラ・烏羽玉。
去年の10月↓↓↓
そんで今年の6月下旬↓↓↓
う~ん。変わっていない。
8ヵ月育てても大きくなっていません。
なんか調子悪そう、、、、
サボテンはもともと生長の遅い植物。ですが、その中でもさらに成長の遅いと言われているサボテン達、例えばアストロフィツム・カプトメデューサとかゲオヒントニア・メキシカーナとかは、遅いなりに大きくはなります。ちゃんと生長しているのがわかるんです。対してロフォフォラ・烏羽玉は、別にそんなに生長が遅いと言われているサボテンではありません。
つまり、大きくなっていないというのは何かトラブルが起こっているということ。
根っこのトラブルかな?って思って植え替えを決行しました。
、、、そう。この時はまだ気づいていなかったんです。最凶のアイツらの被害にあっているということに。予兆はもう現れていたのに…
ロフォフォラ・烏羽玉を植え替え!
根っこのトラブルかと思い、植え替えを決行した烏羽玉。
鉢から抜いた烏羽玉↓↓↓
うん。うーん。
特に異常はなさそうです。元気が無さそうっちゃあ無さそうですが、枯れている根や腐っている部分も特に見当たりません。ネジラミもいない。まぁ殺虫剤撒いてるんでネジラミいたら困るんですけど…
特に異常はありませんでしたが、抜いちゃったんで植え替えます。
植え替えるのは3Dプリンターで自作した植木鉢。
この鉢は特に底部分の通気性が良いので、今までの鉢よりも根腐れしづらいはず。さらにサボテン多肉植物用の培養土を使うので、用土の面でも根腐れの心配はありません。
これで根のトラブルはかなり起きづらくなったはずです。
でも元気は無さそう、、、、
んで、この烏羽玉でもう一つ気になっていたのがココ↓↓↓
茶色くカサブタ状になっている部分。
日焼けかな?って思ったんでとりあえず日陰に移動。
原因はハダニだった
日陰に移動したロフォフォラさん。
その後1カ月が経過。2024年8月。
でも一向に良くならず。
それどころかカサブタ部分が大きく広がっています。
アレ?…日陰に移動したので、日焼けでできたカサブタではないようです。
そこで思い出しました。
ロフォフォラ属のサボテンはハダニの被害にあいやすいということに。
ハダニ…といえば、うちではアガベ・吉祥冠錦が寄生されてかなりの被害を受けました(まだブログの記事にはしていない)。そういえばこの時も吉祥冠錦にはカサブタができていました。※今回の被害と同一種のハダニかは不明。
…もう原因はハダニしか考えられない。
ハダニは節足動物でクモの仲間。植物の、特に葉裏に寄生し、吸汁することで植物を弱らせる害虫です。私は普段は害虫対策として殺虫剤のオルトランDXを使用。用土に埋め込んだり、表面に撒いたりしています。
でもオルトランDXはカイガラムシやネジラミ、アザミウマ等への対策で、ハダニには効果がありません。ハダニへはきちんと効果のある殺ダニ剤を使う必要があります。
広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
↑↑↑ハダニには効果がありません。
植え替え時の写真をよーく見返してみると、なんかツブツブが見えます。…コイツらか?
というわけでハダニに効果のある農薬を使用。
アース製薬の花いとしを使いました。
広告観葉植物や花、庭木など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤!害虫と病気の治療と予防ができますうどん粉病や灰色かび病などに効果があるほか、ハダニにも効果があります!スプレータイプなので使用も簡単!!使用には用法と用量を守って!
花いとしは殺菌成分と殺虫成分が組み合わされた農薬。うどん粉病などの病気(殺菌)に効果があるほか、ケムシなどにも効果があります(殺虫)。特に素晴らしいのがハダニも効果があること。さらに素晴らしいのがスプレータイプの農薬なので、シュッシュすればいいだけ。他の殺ダニ剤は水に溶いて噴霧しなければいけない薬剤が多く、この手軽さはポイント高いッ!!でも、菌、ハダニともに耐性が付いてしまうので使用回数、用法、用量を守って使いましょう!!本格的にハダニを駆除するときは、他の殺ダニ剤数種類でローテーションを組みましょう。
烏羽玉はアレオーレの綿毛がキレイなほど観賞価値が高いと言われます。濡れてしまうと綿毛が汚れてしまう。その綿毛に薬剤をかけるのは正直嫌でしたが、もうそうも言ってられません!農薬をぶっかけです!!
それにしても1カ月で被害が急拡大してしまいました。ハダニは暖かい時期(特に夏)に活動が活発化します。部分的だったカサブタが株全体に広がっちゃった…。もうちょっと早く気づけばよかったなぁ…ごめん、、、、
それにしてもハダニ。…恐ろしい。
いままでハダニなんて他人事だと思っていたので、気にしていませんでした。ロフォフォラ以外のサボテンも点検したところ(うちではロフォフォラは1種類しか育てていないけど)、ハダニと思われる被害がチラホラ…。とりあえず花いとしをしときました。
教訓↓↓↓
ロフォフォラ属のサボテンにはハダニがつきやすい。
自然治癒はしないので殺ダニ剤を使いましょう。
それでは。
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