こんにちはこんばんは!今日もマニアックなサボテン記事。
私のコロナウイルス感染により、久々のブログ執筆(12月中旬のこと)。久々だとサボテンのマンネリ記事も新鮮♡(ただし体調はしんどい)
今回植え替えたのは、ユーベルマニア・ペクチニフェラ ssp. フラビスピナ。
実は探すと意外と見つからない、ユーベルマニア・ペクチニフェラの黄棘亜種。マイナーサボテンといってよいでしょう。基本種のペクチニフェラは(園芸イベントでは)よく見かけるのにね…
このサボテンを購入したのは、千葉県木更津市で開催された、木更津C&Sフェア2024。
千葉県最大規模のサボテンや多肉植物などの販売イベント。sloom_zzzさんのブースで購入しました。
ユーベルマニア・ペクチニフェラ ssp. フラビスピナ
ユーベルマニア・ペクチニフェラ ssp. フラビスピナ。通称フラビスピナ。
ssp.とは、subspeciesの略式記述で、亜種という意味になります。
基本種の形態違いという意味では、変種(var.)と似ていますが、亜種は地域的に隔絶され、基本種と自然交雑することがない形状違い種とされています。
亜種ssp.と変種var.の違いについて | みんなのひろば←こちらのサイトを参考にさせていただきました。
つまりssp.フラビスピナはユーベルマニア・ペクチニフェラの地域亜種ということ。
フラビスピナは、基本種のペクチニフェラとは草肌の色と棘色が異なります。
基本種のペクチニフェラ↓↓↓
フラビスピナは明るい緑色の草肌、黄色い棘。ペクチニフェラは暗緑色の草肌に黒い棘です。等間隔の稜に、規則的に棘が並ぶ形状に違いはありません。どっちも整ったきれいな形をしています。
広告稜と棘が細くてシャープなカッコいいサボテン、ユーベルマニア・ペクチニフェラ生長が遅いので大きい株は高価!!栽培は乾燥気味によく日光と風に当てて!!
フィールドナンバー
今回購入したこのフラビスピナ、嬉しいことにフィールドナンバー(産地データ)付きです。
↑↑↑このHU361というのがフィールドナンバー。
コレを調べてみると…
しっかり産地データが出てきます。
ここっすね↓↓↓
ブラジルのミナスジェライス州の世界遺産都市、ディアマンティーナの西にあるBarão de Guaiçuíという村が産地とのこと。
(あくまで調べられる範囲でですが)フラビスピナの他産地を調べても、ディアマンティーナ周辺が多い。ペクチニフェラの産地とは少し離れている気がします。
エリオカクトイデスとの違い
このフラビスピナ、よく似ているサボテンに同じユーベルマニア属のエリオカクトイデスがあげられます。
ネットを検索している限り、よく似ている…というより、混同すらされてそうな気がします。
さいわい、うちでは2種とも栽培しているので比較ができます。左がエリオカクトイデス、右がフラビスピナ。
確かによく似ています。
エリオカクトイデスは、ペクチニフェラ var. エリオカクトイデス。つまりペクチニフェラの変種です。どちらも黄棘のペクチニフェラのようなサボテン。
ただし、フラビスピナは地域亜種。他の変種などとは隔絶されているはずなので、エリオカクトイデスとは産地が大きく異なるハズ。
そこでエリオカクトイデスの産地も調べてみました。(…ただしエリオカクトイデスの産地データは少ない…)↓↓↓
エリオカクトイデスの産地は、フラビスピナの産地からかなり北にある地域。(少なくとも現時点では)別の種として認識してよさそう。
ただ、そーはいってもやっぱり似てる。
そこで両種の違いをさらに調べてみました。…とはいっても、前述のように日本のサイトではこの2種はほとんど区別されていません。
そこで海外サイト(USA)を調べてみた結果、エリオカクトイデスはおおむね棒状、または柱状に成長すると記述されていました。
確かにうちの個体の特徴とも一致します。
あ、ちなみにこのエリオカクトイデスは、去年の草乱祭でグリーンヘッズさんより購入したカキ仔です。
うちのエリオクトイデスは、柱サボテンなんじゃねぇのか?というほど縦に伸びます。ペクチニフェラの変種というよりは、名前のとおり(旧)エリオカクタスに似ている。棘が短くてするどいエリオカクタスといった風貌です。
稜の数もフラビスピナよりも多いので、やはり別種といった印象です。
前置きが長くなりましたが、そんなユーベルマニア・フラビスピナを10月末に植え替えました!
フラビスピナを植え替え!
ユーベルマニア・フラビスピナ↓↓↓
鉢を横にしてフラビスピナを取り出します。
根に付いた古い土を落とした状態↓↓↓
根が長いので殺菌したハサミで短くカット。
次に植え替える鉢の準備。
いつもの3Dプリンターで自作した鉢です↓↓↓
二重構造になった鉢。色はブラック×スレートグレー。直径はφ7.5cmの約2.5号サイズ。
この鉢に鉢底石を敷きます。
この上に用土をある程度入れたら、殺虫剤と肥料を散布。
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ここにさらに用土を入れて、フラビスピナを植え付け。
富士砂でマルチングして植え替え終わり。
植え替え後最初の潅水は1週間後から。
うちでは軽く遮光した環境で育てています!
それでは。
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