こんにちはこんばんは。今日も張り切って珍品サボテンの植え替え記事。
今回植え替えたのはマミラリア属のサボテン。
マミラリアと言えば、100均でも販売されている一般にもよく普及したサボテン…のハズですが、今回のヤツはちょっと違います。
マミラリア・ベルソルディ(Mammillaria bertholdii)というマイナー品種を植え替えました。和名は牡丹の舞。
この珍品サボテンを購入したのは、9月末に埼玉県比企郡吉見町で開催された、ビザールファームオータムフェス。
道の駅、いちごの里よしみで開催されたこのイベントは、出店ブースが30を超える大規模なイベント。スーパーブルームさんのブースで購入しました。
この…、サボテン…?はぁっ?どこが?って言われちゃいそうな、異様な見た目のサボテンを植え替えた記事です。
2013年に発見された新品種。マミラリア・ベルソルディ
マミラリア・ベルソルディ。異様な見た目ですが、れっきとしたサボテンです。原産地はメキシコのオアハカ州。
その棘(には見えないけど…)は、まるでワラジムシのよう…。例えが良くないか…。
ツルビニカルプス・精巧殿やペレキフォラ・精巧丸のような棘の形状をしています。また、地中に埋もれて生育する、その様は牡丹類(アリオカルプス属)のようなサボテンです。塊根種だし。牡丹類のようだ…というのは、牡丹の舞という和名にも表れています。
私はこういうへんてこな見た目のサボテンが大好物です。
2013年に発見、翌2014年に新品種として登録されたかなり新しいサボテン。海外を含め、いくつかのサイトを調べましたが、この情報に間違いはなさそうです。マミラリア・サボアエに近い種とのこと。
私は発見当時のことを知りませんが、当時はカキ仔のベルソルディが多く出回ったいたそう(基本は単頭で生長する種ですが、導入当時は接ぎ木され、群生化したものが多かったみたいです)。今ではほとんど見かけないのにね。…そうそう、ベルソルディは珍しいサボテンなので、入手は園芸イベントやネットでの購入が主になると思います。
珍しい隠果性のサボテン
繁殖方法も変わっていて、種子が隠果性と呼ばれる成熟方法をするそう。これは、茎が果実を覆い(この表現は翻訳が怪しい)、種子が草体内で成熟するというもの。過程はともかく、体内で種子ができるというのは間違いがないようで、サボテンの中では非常に珍しいタイプだそう。
体内で成熟した種子は、親株が枯れるなどして地上に放出され、その後発芽、繁殖するというプロセス。栽培環境では外科的な処置で種子を取り出すしかない(もしくは株が枯れるまで待つ)ようで、採種のハードルは非常に高そうだなぁ。…まぁ…うちには一株しかないので受粉、結実ができないんですけどね…
また、一般的に種子は鮮度が良いほど発芽率が良いとされています。ですが、ベルソルディの種子は、成熟後、数年たっても発芽率が落ちないとのこと。むしろ新鮮な種子であるほど、発芽抑制物質があるので発芽しづらいそう。万が一種子ができても、焦る必要がないので、コレは安心ですね!
サボテンで隠果性というのは珍しいらしいのですが、変な形のマミラリアには隠果性が多いようで、うちで育てているマミラリア・ヘルナンデシーも隠果性の生態をもっているようです。
珍しいという割には2種も育てているという…
マミラリア・ベルソルディの植え替え!
ということでマミラリア・ベルソルディを植え替えます。暑くなる夏に向けて、今のうちから根を充実させてほしい。※植え替えたのは11月下旬
1週間ほど断水し、鉢内を乾燥させてあるマミラリア・ベルソルディ↓↓↓
鉢を横にして、ベルソルディを取り出し、根に付いた古い土を落とします↓↓↓
上にも書きましたが、ベルソルディは地下茎を形成する塊根種。エリオシケ(旧テロセファラ)とかロフォフォラ属のようにゴツイ塊根ではありませんが、それでも植え替える鉢の深さにはご注意ください。
次に植え替える鉢の準備。
今回も3Dプリンターで自作した二色成形の植木鉢を使います。
直径φ6.5cmの2号サイズ。
この鉢に鉢底石を敷きます。
この上にある程度用土を入れたら、殺虫剤と肥料を撒きます。
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ここにベルソルディを植え付け。
富士砂でマルチングをして植え替え終了。
植え替え後、最初の潅水は1週間後から。
マミラリア・ベルソルディへの日当たりはどんなもんか?
さて、このベルソルディ、育て方としては一般的なサボテンとそれほど変わりません。
潅水は鉢内が完全に乾いてからたっぷりと。基本は乾燥気味に。寒さには比較的強い種ですが、冬場の低温には気を付ける(室内に取り込むとか)などなど。
私が悩んでいるのは日当たりです。
どのくらい日照を当てればいいか?ということ。
鋭く固い棘が全身を覆う、一般によく普及しているマミラリア属なら話は簡単です。もうガンガン日に当てる。そんだけ。むしろ、かなり直射日光に当てないと徒長します(実体験)。
ところがベルソルディはそうとも言えません。
まず自生環境が、木陰や枯草と一緒に生えているということ。また乾季には縮んで、地中に潜ってしまうということ。この2点からして、普及種のマミラリアと同様に扱っていいのか疑問が残ります。
ということで、周りからのススメもあり、直射日光が2~3時間あたり、その後は明るい日陰になる環境で育てています。自生環境だけ考えると、牡丹類のように遮光した環境の方がいい気もしているんですが…
そして、見た目の繊細さとは裏腹に、けっこう丈夫そうで、育てやすそうです。生育は非常に旺盛で、太陽に向かってよく動きます。鉢回しは1週間に1回ぐらい。いまのところ日焼けもしていません。(さすがに夏場は遮光を推奨)
元気に育ってほしいですな!
それでは。
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