こんにちはこんばんは。人気サボテン、コピアポア・黒王丸を植え替えました。もすレコに登場するサボテンの中では珍しく人気品種。

見ての通り、色々あってボロボロです。
コピアポア・黒王丸
コピアポア・黒王丸(Copiapoa cinerea)はチリ原産のサボテン。
ブルームと呼ばれる白い粉を吹き、その真っ白い草肌と黒い棘がとても魅力的なサボテン。現在最も人気のあるサボテンのひとつといってよいでしょう。サボテン展示会でも常連であることから、その人気ぶりがうかがえます。

とはいえ、国内の栽培環境では真っ白い肌にするのは難しいらしく、緑色になってしまった黒王丸もよく見ます↓↓↓

緑でも十分カッコイイですけどね。
コピアポア属は、国際的な商取引を規制する、ワシントン条約の付属書Ⅱ類に分類されているサボテン(ちなみに最も規制が厳しいのはⅠ類。→経済産業省ワシントン条約について)つまり、手続きさえ踏めば輸出入することが可能…。なんですが、コピアポア属に関しては、チリ政府が野生株の採集と(チリからの)輸出を禁止しています。ワシントン条約とは別の、チリ国内の法律で輸出が禁止されているってわけ。
最近(2024年末)、埼玉県越谷市の某有名園芸店が現地球(チリの野生株)のコピアポアを販売して、草界隈が大騒ぎになったばかり。
販売側も、購入側もモラルが問題ですが、それだけではなく、今後サボテンの流通や栽培にさらに規制がかかり、(一般ユーザーにも)実害が出る可能性があった、由々しき事態だったと思います。
必ずしも販売されていた株が密猟品とは限りませんが、正規ルート品であるならば、少なくともそれを証明する必要があったはずです。
サボテン・多肉植物ビッグバザールで購入した我が家の黒王丸
少々話がそれましたが、我が家にもコピアポア・黒王丸がいます。
ノムラカクタスさんから購入。もちろん国内実生品。
というか(規制前に導入された)現地球どころか、国内実生中株程度の大きさの黒王丸であっても、高価で私には買えません。
なのでちっーーーさな黒王丸を購入。購入時の黒王丸↓↓↓

こんなんでも我が家最高額の植物のひとつ(笑)。低予算園芸なんで…
人気&生長が遅いので高価なんですよね…黒王丸…
あ、人気とはいっても、そこらのホームセンターや園芸店では販売していないので、購入は園芸イベントやネット通販(フリマ含む)が主になると思います。
腐った&ハダニ被害にあった
さて、そんな我が家の黒王丸に異変があったのが、購入から1ヶ月後の2024年7月中旬。

画像では分かりづらいですが、一部が黒くなってぶよぶよに…
腐りました。
といっても、生長点から離れたごく一部分。早めに対処すれば助けられるハズ!
ということで腐った部分を切除。

切除には火であぶって殺菌したカッターを使いました。黒い部分がなくなるまで患部をえぐって、腐った部分を完全に取り去りました。
んで、1ヶ月後↓↓↓

患部が茶色いカサブタ状になったので、ひとまず腐りは止まったもよう。
が、今度は生長点付近を中心に黒王丸が白っぽくなってきました。もうすでに↑↑↑上の画像でも白くなってますよね。
…ハダニです。たぶん。ブルームじゃねぇと思うんだよ。これは。
ちょうどこの時期(8月中旬)、うちではロフォフォラやアリオカルプスがハダニにやられたので、ハダニが原因だと考えるのが自然でしょう。
なのでこちらも対処します。
アース製薬の花いとしを散布。
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花いとしの散布から2ヶ月後、2024年11月下旬のコピアポア・黒王丸↓↓↓(ハダニに罹患直後の画像はない)

症状も落ち着いて、生長点付近から新たな緑の草肌も見えてきたので、植え替えます。
この時期に植え替えは、あまり褒められたもんではありませんが、私の家では室内栽培(=ある程度暖かい)ので植え替えちゃいます!
コピアポア・黒王丸の植え替え
植え替えるコピアポア・黒王丸↓↓↓

横にして硬質ポリポットから黒王丸を取り出します。
取り出した黒王丸↓↓↓

うん。根量があまりないので、今回は根の整理を行わずに植え付けます。
次に植え替える鉢の準備。
今回も3Dプリンターで自作した鉢を使います↓↓↓

二重メッシュ構造になった我が家最強の乾燥力を持つ鉢。ブラック×グレーの二色成形の鉢ですが、まったくわからない(笑)。直径φ6.5cm、約2号サイズ。
この鉢に鉢底石を敷きます。

この上にある程度用土を入れ、殺虫剤と肥料を撒きます。

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ここに黒王丸を植え付け。

最後に富士砂でマルチングして終了。

他のサボテンと同じように、植え替え後の最初の潅水は1週間後から。
植え替えから1ヶ月後の黒王丸
植え替えから約1ヶ月後、2025年1月初旬のコピアポア・黒王丸↓↓↓

ちょっと大きくなったと思うのは親バカかな(笑)
腐り&ハダニでボロボロになったときは、もうダメかと思ったけど、元気になってくれそう。嬉しい。このまま引き続き見守ります!
それでは。
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