こんにちはこんばんは。今日はサボテンの記事です。とはいってもいつもの植え替え記事じゃありません。

今夏の我が家ではハダニ達が暗躍しました。
大きく被害を受けたのがサボテンです。
今回はハダニ被害にあったサボテンの写真をただ並べただけという狂気のポスト。
ハダニの被害にあったごく一部のサボテンの実例と対処方法(駆除方法)を取り上げます。
ハダニとは
ハダニとは植物の茎や葉につく害虫です。
ハダニは同じ害虫でもアブラムシやスリップス(アザミウマ)などとは異なり、クモやサソリの近縁です。
クモは虫などを捕食する益虫ですが、ハダニは植物に寄生し吸汁することで弱らせてしまうこまったヤツ。
サボテンに寄生する害虫といえば、
が私の中ではトップ3。いずれも乾燥した環境を好むため、サボテン栽培の天敵といっても過言ではありません。
その中でもハダニは、
- 小さすぎて肉眼で見えない。
- 効果のある薬剤(殺ダニ剤)が限られている。
- 同一の殺ダニ剤を常用すると薬剤耐性がつく。
と厄介極まりない存在。
カイガラムシやコナジラミはオルトランDX(←殺虫剤名)を撒いときゃなんとかなるからね。※実際は何とかならない場合もある
広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
一口にハダニといっても、実はいろいろ種類がいるのですが、この記事では全部ひっくるめてハダニとして扱います。なんせ小さすぎてハダニの判別なんかできねぇから。
ハダニの被害
ハダニに寄生された場合の初期症状としては、刺や草肌に細かな白色斑点が見られます。…といわれていますが、私はその状態を見たことがありません。なぜなら
ハダニ寄生初期に気付いたことがないからです。
ヤツらは音もなく忍び寄ります。
(ꐦ°᷄罒°᷅)و⁾⁾
大抵の方(私だけ?)が気付くのが、虫害が進行し、棘や草肌が黄化・褐変または白化し光沢を失った症状が面的に広がった状態です。
もう見た目がおかしい。(写真は下にたっぷりと掲載しています)
強い日差しによる葉焼けの症状と似ていますが、日光が当たっていない部分も変色していたら、それはハダニによる虫害です。
さらに
一度ハダニに吸汁され、変色してしまった部分はもう元には戻りません。
サボテンの場合はこれも厄介。サボテンの草体は何年(あるいは何十年)という長期間をかけて生長します。ハダニの変色部分は消えないので、何年も何年も残り続けます。生長点から新しい肌が押し出され、変色部が株元に移動するまでずぅっーーと残っちゃうんです。
美観を損ねただけ…で片付けられないのがハダニの虫害。
症状が進行し、末期になると
株全体が茶変し枯れます。
その実例もあるぜっ!!
(ꐦT罒T)و⁾⁾
ギムノカリキウム属やロフォフォラ属など、肌の軟らかいサボテンがハダニの被害にあいやすいといわれていますが、
どのサボテンもハダニの被害にあいます。
実際あった。
これは声を大にして言いたい。
ハダニの防除方法
下項にハダニの虫害にあったサボテンの写真を載せていますが、彼らに寄生したハダニはすべて駆除済み。
どうやって駆除したかというと、
薬剤撒きました。
シャワーなどで洗い流すのも一定の効果があるのですが、それだけだと駆除しきれないので、薬剤の併用をオススメします。
実際に使った薬剤がコレ↓↓↓
花いとし
広告観葉植物や花、庭木など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤!害虫と病気の治療と予防ができますうどん粉病や灰色かび病などに効果があるほか、ハダニにも効果があります!スプレータイプなので使用も簡単!!使用には用法と用量を守って!
超効きます。殺ダニだけでなく、殺虫殺菌も兼ねたスプレー。
ただ、この薬剤は一年前から使っています。
使いすぎるとハダニに薬剤耐性がついてしまうため、途中で薬剤を切り替えました。
↓↓↓ベニカXネクストスプレー
広告殺虫に加えて殺菌もできる殺虫殺菌剤!ハダニにも効果がありますスプレータイプなので使用も簡単!!薬剤耐性がついてしまうので使用には用法と用量を守って!
これも効きます。ただ花いとしに比べると植物に薬害が出やすい気がします(サボテンには出ませんでしたが、アロイドの一部に薬害が出た)。
なんだ専用の殺ダニ剤じゃねぇじゃん。って思ったでしょ?いいんです。私の栽培規模、鉢数、ハダニの被害の状態を鑑みればこれで十分。スプレータイプの薬剤なのでお手軽です。
ただこれらの薬剤は一般家庭用。ハダニの被害がしつこい場合はもっと強力な薬剤の使用を検討しましょう。薬剤耐性がつかないように複数の殺ダニ剤をローテーションして使ってください。
ハダニの実例
というわけでハダニ虫害の実例。
まずは過去の記事で既出の旧ハマトカクタス・竜王丸↓↓↓

ハダニの恐ろしさをまざまざと思い知らされました。
柔らかくておいしそう(?)な棘の付け根(刺座。アレオーレ)を中心に吸汁されました。吸汁されたところは白化しています。
ハダニ駆除後の現在は成長を再開し、元気にやっています。…が、全身をこっぴどくやられたので、虫害跡が目立たなくなるまでは相当な時間がかかりそう…。
↓↓↓コリファンタ・仔吹き象牙丸

こちらも過去の記事で既出。これは今夏の被害ではなく昨秋のハダニ被害です。

吸汁箇所は白~ややオレンジっぽい。疣と疣の谷間を中心に虫害にあいました。
ストロンボカクタス・菊水↓↓↓

大切に育てていたんですがやられました(悲)
株元を中心に、ほぼ全身を吸汁。白~薄茶色に変色。
生長が遅いため、コチラも虫害跡が目立たなくなるまで相当な時間がかかるでしょう…
(T^T)
ユーベルマニア・ペクチニフェラ↓↓↓

こちらは成長点付近を吸汁されました。

虫害部分は茶色に変色。
繊細なサボテンと思いきや、ハダニ駆除後の二日後には生長を再開するという強健さを見せてくれました。ただ、これもやはり虫害跡が目立たなくなるまで相当な時間がかかるでしょう…
↓↓↓ペレキフォラ・精巧丸綴化

ハダニの被害に合いやすいといわれる精巧丸。…なめてました。
こちらは草肌というより、棘も含めたほぼ全身を吸汁。
画像は乾燥した状態なので白っぽく見えますが、
実際は全身まっ茶色です。
というか干からびています。
えぇ…枯れてしましました。
↓↓↓アストロフィツム・カプトメデューサ

細いサボテンなので気づきにくい。
…が、花芽が咲かずにしけてしまうので、変だな?とは思っていたんです。
よくみると草体が茶色く変色。

さらに、

枝(?)の先から枯れています。
生理現象であればこんな枯れ方はしません。
ハダニです。
枝3本ほどやられましたかね…
↓↓↓フライレア・熊の子

これも被害がひどかった。
フライレア・熊の子は直径1cm程度の極小型種。これで開花サイズです(ハダニのせいで咲きませんでしたが)
株元を中心にオレンジに変色。ほぼ全身を吸汁されました。
小さいので心配でしたが、現在は復調しています。
強刺系もやられました。フェロカクタス・金冠竜↓↓↓

株元がオレンジに変色。
こちらは気付くのと対処が早かったのでこんなもん。軽症で済みました。
オルテゴカクタス・マクドガリー↓↓↓

(縦に伸びてるのには触れないで…)
ほぼ全身が茶色に変色。
もう破棄しようかと思いましたが、黒棘のマクドガリーは珍しいので思いとどまりました。
ハダニ駆除後は生長を再開し、現在は仔吹きもしています。
旧アカントカリキウム・グラウカム↓↓↓

これはハダニによる虫害(6月頃)から3ヶ月ほど経った状態。
生長点付近を吸汁され、その後は問題なく生長したため、
見事なジャイアン柄になりました。
見方を変えれば3ヶ月でこれだけ大きくなったということです。
…とこんな感じです。
他にもギムノカリキウムやロフォフォラ、アリオカルプスなどももちろん被害にあいました。
大事なことなのでもう一度言います。
ハダニかな?怪しいな?と思ったら、
花いとしをぶっかけましょう。
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広告定番の殺菌剤ベンレート!!苔テラリウムの常備薬!!テラリウムの他に、サボテンや多肉植物の傷や切断面の殺菌、アガベの発根管理前の殺菌にも使えます
サボテンの場合は、薬剤を散布することでほとんど駆除をすることができます。アガベのハダニ(アガベマイト)に比べればそれほど厄介ではありませんから…。
それでは。
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