こんにちはこんばんは。今日は久々に園芸イベントの記事。イベントといっても、販売会ではなく展覧会の話ですが…
2024年8月中旬。今年はお盆休みと土日がジョイントし、比較的長い夏休みでした。
長い夏休み…。ということは、何か特別なことをやりたくなるのが人というもの。
特別なことと言えば…
そう、草を見ることです。
ちょうど、茨城県つくば市にある植物園「筑波実験植物園」で水草展が開催されていたので行ってきました!
会期は2024年8月8日(木)~18日(日)まで。うん。もう終わってしまっています。
ですが、実験植物園は広大な敷地の植生と、さらに4つの温室を備える大規模な植物園。イベントが無くても楽しめます。とくに多肉植物、塊根植物、観葉植物が好きな方はテンションブチ上げ間違いなし!この記事は水草展…というより筑波実験植物園のレポート記事です。
今回は前編ということで、水草展のイベントの一部であるアクアリウムワークショップ、園内散策、温室A(サバンナ温室)の話です。
ちなみに私が実験植物園に伺ったのは台風一過の8月17日(土)。残暑というよりフツーに真夏の暑さ。……温室に入る予定なんだがっ!?
涼しければ最高だったぜッ!筑波実験植物園!!
筑波実験植物園
茨城県つくば市にある筑波実験植物園。
正式な名称は「国立科学博物館 筑波実験植物園」です。東京都台東区上野にある国立科学博物館が、植物の研究を推進するために設置した植物園です。
なので植物園内には、国立科学博物館の標本資料を収蔵している自然史標本棟があったりします。
広大な敷地には様々な草や木が露地植えされ、多様な植生が再現されています。また、4つの温室を見学することができ、在来種だけではない、世界の希少な植物を見学することができます。
それに加えて、定期的にイベント(展覧会)が開催されるので、見どころたくさんの植物園。
私は以前、新宿御苑の大温室を見学しています。
…が、規模も植物の種類も比べ物にならないくらい豊富です。そもそも設立の目的が違うので、比べるのも失礼な話なんですが…
そうそう、入園料ですが、高校生以下無料、大人は320円(いずれも記事執筆時点)です。安い!!さすが国立!!
もすレコ的植物園の楽しみ方
でも、国立なんだし展示されてる植物はお堅いやつばっかなんでしょ?とか思ってたんですが、
園芸の人気品種や変種、レア品種、希少品種が多かったです。コレは意外。
植物園って、なにも考えずに見ちゃうと「ふーん」で終わっちゃうので、もすレコ的にはこんな楽しみ方を提案します。
基本的に各植物の解説は少ないし、だからといって解説が多すぎても、どうせ疲れて読まないしで、こんな楽しみ方どうでしょうか?という話。
この辺が動物園と違うところ。動物はね…動くからね…見てるだけで満足できちゃうからね…
アクアリウムワークショップ
チケットを券売機で購入後、改札がある建物が教育棟。
こちらでは水草展の一環として、アクアリウムを製作するワークショップが開催されていました。
ワークショップでは小型の容器(瓶)にソイルや石などの添景、水草を植えてアクアリウムをつくることができます。
料金は1,000円~(選ぶ容器によって変わる)。2,000円~3,000円ぐらいの容器がよさそうだなと思いました。
こういう容器って意外とするので、この値段はメッチャお得だと思いました。だってほぼ容器代だけ。
でもそのためか激混み。午前中は空いていたんですが、お昼から混み始めました。私も参加したかったんですが、40分待ちということで参加見送り。
いいもん。水換えたり藻の掃除とかが大変だから、いいんだもん。
ということで、そのワークショップに展示されていたプロのアクアリスト達の作品をどうぞ↓↓↓
涼しげでいいですね。でもガラスが反射してうまく写真が撮れないというブログ泣かせのアクアリウムたち。
※ワークショップで製作するアクアリウムはもっとずっとずっと小さいものです。
私にはアクアリウムの知識がありません。詳しかったらもっと興奮できたかも
(*´Д`)ハァハァ
筑波実験植物園の園内
その教育棟を出ると、実験植物園の広大な敷地が広がっています。
温室が並ぶ広場を通り過ぎると…
ほぼ森。
(人工的な植生ですが、あえて森と表現させてもらいます)
ゾーンごとに植生が変えられています。こんな低木のゾーンがあったり、、、
水辺もあります。
主に在来種の様々な植物を見ることができます。
屋外はこんな感じ。ええ。そうです。詳しくありません。あと暑かった。それとすげー蚊に刺されるので虫除け必須です!
温室Aのサバンナ温室
4つある温室の最初の温室A。サバンナ…つまり乾燥地域の植物の温室です。
奥に見えてるのが温室A。
そのエントランス通路↓↓↓
もう入り口からしてテンションブチ上げ。(私はサボテンが好き)
さっそくサボテンの王様、金鯱↓↓↓他にフェロカクタス(←属名。以下略)やマミラリアなんかもありました。
温室内はこんな感じ↓↓↓自生する地域ごとに植物達がまとめられています。
金鯱とかフェロカクタスとか柱サボテンとか↓↓↓
マミラリア・白竜丸、、、の斑入り個体↓↓↓
あ、そうそう、何かと話題になるアガベの花芽もたくさんありました(中小型種のだけど)。
こっちは花が咲き終わっちゃったヤツ。アガベは開花するとその株は必ず枯れます。
アガベの人気品種、笹の雪も展示↓↓↓
さらにこちらも人気品種、ユタエンシス・エボリスピナも展示↓↓↓
その隣にはツルビニカルプス↓↓↓国際的な商取引が一切禁止されている(つまり輸出入禁止)、ワシントン条約付属書Ⅰ類に分類されている希少サボテンです。
ツルビニカルプス属のサボテンは総じて小型種。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
人気のサボテン、ロフォフォラなど↓↓↓
フェロカクタス・刈穂玉とかレウクテンベルギア・晃山とかマミラリアとか↓↓↓
ペレキフォラ・スニーディイ・オルクッティイ……?
んで、上の写真。ブログ書くにあたって、写真整理してた時に気になったのがココ↓↓↓
拡大すると…
ペレキフォラ・スニーディイ・オルクッティイ
Pelecyphora sneedii subsp.orcuttii
スニーディイ…?
当日はマミラリアかと思って見逃してたんですが、あらためて見直すと全身棘に覆われた謎のサボテンが…
ペレキフォラ属は、全種がツルビニカルプス属と同様にワシントン条約付属書Ⅰ類に分類されている、国際的な商取引が一切禁止されている希少なサボテン。
…なのはいいんですが、私が知っているペレキフォラ属のサボテンは精巧丸と銀牡丹の2種のみ。スニーディイって何?
ググってもヒットせず(英語のサイトがヒットする)。もしかしたら(園芸品種として)日本に導入されていないサボテン……とか思ったんですが、もうちょっと調べてみると、北米に自生するエスコバリア・スニーディのことのようです。
どうであれ希少なサボテンです。
北米サボテンは栽培がものすごく難しいので…まぁ…今後私が育てる機会が来ることはないでしょう。
そんなものまで見学できる実験植物園。
灌木(低木)や塊根植物
んでも、まだまだ続きます。サバンナ温室。次は灌木とか塊根植物。
まずはみんな大好きパキポディウム↓↓↓
違うのがいろいろ写ってるけど気にすんな!
トゲトゲが特徴のフォークイエリア・ファシクラータ↓↓↓
人気品種です。でも結構な高級品種なので、みんな実生から育ててるヤツ。
ヤトロファ・ムルチフィダ↓↓↓
たまーにSNSで見るヤツ。大きくなるんだね。
一般的な知名度は抜群なポインセチア↓↓↓
実はユーフォルビアの仲間。
↓↓↓プセウドボンバックス・エリプティクム
こちらも人気品種。育てやすい優良塊根植物。
プルメリア・プディカ↓↓↓
ハワイアンフラワーの代表品種。花はレイとかに使われるらしい。
こちらも人気品種のコミフォラ↓↓↓
↓↓↓センナ・メリディオナリス
マメ科の灌木。夜になると葉を閉じて明るくなると葉を開く変わった生態の植物。
私も育てています。こういう自分の育てている植物を探すのも植物園の楽しみ。
私も育ててるその2↓↓↓ブルセラ・ファガロイデス
香木の一種。樹液がいい香りなんだけど、植物園はおさわり禁止!ファガロイデスには、森林サボテンのリプサリスを着生させていました。
いわずとしれた塊根植物の王様↓↓↓オペルクリカリア・パキプス
説明不要の人気品種。地中の塊根ばっかり大きくなって、なかなか幹が太くならないヤツ。なので大株は超高価。…これは高いヨォ
その他の多肉植物達
入口にあったセンペルビウムさんたち↓↓↓
原始的なサボテン↓↓↓ペレスキア・大葉キリン
もはや樹。
大型のアロエ↓↓↓ディコトマ(中央のヤツね)
これも樹だな。一応葉っぱはアロエの形してた。
ハオルチアのコーナー↓↓↓
その他、あまりなじみのないオーストラリアの植物も展示されていました。
と…前編はここまで。
まだまだいっぱいあったんですが、ブログが実験植物園ブログになってしまうのでこんなもんで。
まとめ↓↓↓
サバンナ温室は超暑かったです。
見学の際は熱中症に気を付けましょう。
後編に続く!
それでは。
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