エクメア・ロベルトメネスカルを発根管理から植え替え!

こんにちはこんばんは。今日はいわゆるタンクブロメリアのエクメア・ロベルトメネスカルの植え替え記事。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

いやー。カッコイイ。

このエクメア・ロベルトメネスカルを購入したのは、今年の6月に東京都豊島区の池袋で開催された第63回蘭友会らん展。

蘭がメインのイベントでしたが、他の植物もパラパラと販売されていました。T.H.Plantsさんのブースでは他にもブロメリアを販売。私は過去にビルベルギア・ダースベイダーも購入しています。

鮮やかさが魅力のエクメア・ロベルトメネスカルを発根管理から植え替えました!

エクメア・ロベルトメネスカル

ブロメリア科(別名パイナップル科、またはアナナス科)の熱帯植物で、株中央部が筒状になった着生植物を総称してタンクブロメリアといいます。筒状部分に水を貯め、吸水することで生育するという変わった生態の植物。

数属あり、今回取り上げるエクメア属ロベルトメネスカルもタンクブロメリアの一種。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

↑↑↑この中央の筒状部分に水を貯めます。

エクメア・ロベルトメネスカルの原産国はブラジル。エクメア・チャンティニーのダークフォーム(黒い葉の選抜株)の組織培養種とのこと。→国際ブロメリア協会

種子親や花粉親が記載されていないことから、交配種ではなく選抜品種(もしくは突然変異種)ということかな?基本種のエクメア・チャンティニーは葉に白いバンド(横縞)の入る品種。…ただ…うちではチャンティニー(ブラックセレクト×エボニーの交配種)も育てていますが、葉の質感とかが全然違うような…

ロベルトメネスカルの葉は外側が黒色、内側は緑色。さらに白いバンドが入り、葉の中央に黄色い斑が入ります。日にあたることで赤く色づく等、複雑な色彩をもつ品種。タンクブロメリアのカッコいい要素がモリモリの一株です。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

タンクブロメリアは葉の硬さにより必要な日照量(日射の強さ)が違います。軟葉系は葉焼けしやすいので遮光が必要。硬葉系はそれなりの日射が必要です。ロベルトメネスカルはガチガチの硬葉系品種なのでけっこうな日射が必要です。

ちなみに品種名は人名が由来。日本人には耳なじみのない名前なので覚えづらいですね。

そんなエクメア・ロベルトメネスカルを発根管理から植え付けました!

ミズゴケで発根管理

抜き苗の状態でビニール袋に入れられ、マジックで”Roberto”と走り書きされていたロベルトメネスカル。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

長期間の乾燥状態にあったと思われるので、生えている根は枯れている(機能しない)可能性が高い。なので発根管理をします!

まずは根についているヤシガラ(?)を取り除きます。↓↓↓取り除いた根がコレ

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

乾燥ミズゴケを水で戻し、この根を包みます。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

株のバランスを安定させるため、古い根はカットせずそのまま。さらにタンクブロメリアは、湿度がないと発根しない場合があるのでミズゴケを使用しました。ただ土に挿しとくだけじゃダメな場合があるらしい。

んで、1週間後…

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

根部分を拡大↓↓↓

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

まったく発根していませんが、そもそもこの根が生きてそうなので植え替えちゃいます。ビルベルギア・ダースベイダーのときもそうだったんですが、大株なのであんまり過保護にしなくても大丈夫だと判断しました。

エクメア・ロベルトカルロスを植え付け!

まずは植え替える鉢の準備。

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

3Dプリンターで自作した二重メッシュ構造の植木鉢。直径φ9cm、約3号サイズです。鉢の記事↓↓↓

メッシュ状の鉢なので通気性抜群。根腐れは許さん!な鉢。

コレに植え込み資材を入れます。

今回使う植え込み資材はプロトリーフさんの洋ランの土。バークチップと軽石が混合された通気性抜群の植え込み資材。

広告軽石とバークチップが混合された洋ラン用の土です!!デンドロビウムやシンビジウム、コチョウランの栽培に!!タンクブロメリアの栽培にも使えます排水性と適度な保水力を両立した用土です!!

ある程度の高さまで植え込み資材を入れたら、ロベルトメネスカルを入れ、隙間にさらに洋ランの土をいれます。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

さらにこの上をバークチップでマルチング。

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

筒部分(タンク)に数粒の殺虫剤を入れ、あふれるほどの水をあげて植え替え終了です。

広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!

住友化学園芸 オルトランDX粒剤 200g
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殺虫剤はオルトランDX。カイガラムシとネジラミ対策です!鉢に撒いて根から吸収させるより、タンク部分から吸収させる方が効果的らしいです(ただし量は微量に)。

エクメア・ロベルトメネスカルの育て方

タンク部分に水を貯めて栽培するのが基本です。

  • 植え替え時期
    熱帯植物なので暑い時期が生長期。5月頃が植え替えの適期と言われています。…ですがたぶん私は秋にも植え替えをすると思います…
  • 植え込み資材
    水はけのよい用土なら何でもいいです。ヤシガラ、バークチップ、軽石など。多肉植物用の培養土や観葉植物用の培養土でもオケです。今回はバークチップと軽石が混合されたプロトリーフさんの洋ランの土を使いました。

広告軽石とバークチップが混合された洋ラン用の土です!!デンドロビウムやシンビジウム、コチョウランの栽培に!!タンクブロメリアの栽培にも使えます排水性と適度な保水力を両立した用土です!!

  • 日照
    どのくらいの日を当てればいいかが一番難しいです。日射が足りないと、鮮やかに色づかず緑色にヒョロッと徒長してしまいます。逆に強すぎると葉焼けしてしまうので調整が難しい。ロベルトメネスカルはそれなりに日照が必要です。日に当たることによって、葉はより黒く、白いバンドはよりハッキリし、斑の部分は赤く色付きます。うちでは朝の数時間直射日光が当たり、その後は明るい日陰になる環境に置いています。
  • 潅水
    春~秋はタンク部分に常に水を貯めます。潅水は5日~1週間に1回程度。タンク部分からあふれさせ、中の水を入れ替えるように与えてください。夏は貯めた水が傷みやすいのでこまめに潅水しましょう。
    冬はタンク部分に水を貯めず、暖かい時間に霧吹きで葉水するか、株元に少量の水をあげましょう。メインはタンク部分からの吸水ですが、根からも水を吸うといわれています。
  • 温度管理
    熱帯植物なので寒さに弱いです。最低気温が10℃を下回りそうなら室内に取り込んでください。チャンティニー系の品種は、タンクブロメリアの中では寒さに弱いと言われているので低温には注意しましょう。暑さには強いですが、タンク部分に貯めた水が傷まないように注意しましょう。

ロベルトメネスカルの近況

上に書いたような育て方を数カ月した結果がコレ↓↓↓

エクメア・ロベルトメネスカル
エクメア・ロベルトメネスカル

葉はより黒くなり(ただし内側は緑のまま。実際は画像よりもうちょっと緑)、バンドがハッキリしてきました。外側の斑も赤くなってきたかなぁーという感じ。今のところ順調。ただ、エクメアなのでもっと横にぶぁ~と葉を広げると思うんですよね。ガサばると置き場所が…

以上、エクメア・ロベルトメネスカルの記事でした!

それでは。


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