ビカクシダ・ビフルカツムを3Dプリンターで自作した新・3way鉢に植え替えた!

こんにちはこんばんは。ビカクシダ・ビフルカツムを植え替えました。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

ビフルカツムをただの鉢に植え替えたわけではなく、
横置きもハンギングもできる3Dプリンターで自作した3wayの鉢に植え替えた。という記事です。

今回植え替えたビカクシダを購入したのは、栃木県足利市にあるあしかがフラワーパーク。

もともとお手頃な価格だったビカクシダを、さらにセールでお得に購入。チーズバーガーより安かった…

岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)
購入当時の岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)

岡田さんのコウモリランという名前で販売されていたので、正確な品種名は不明です。

不明なんですが、価格や特徴から、もっとも流通しているビフルカツム(という品種)だと思われますので、記事中でもビフルカツムとして扱います。

ビカクシダ・ビフルカツム

ビカクシダ・ビフルカツム
Platycerium bifurcatum

原産国はオーストラリアやニューギニアなど。産地によって特徴が違いますが、私が育てているビフルカツム(仮)がどこ由来かは分かりません。

シダの仲間のウラボシ科の植物。コウモリランとも呼ばれますが、蘭の仲間ではありません。樹木などに活着する着生植物です。

突き出すように生えてくる胞子葉と、活着面と水平方向に生える貯水葉、2種類の葉を展開します。

胞子葉の先端は割れ、まるで麋角(ビカク、ヘラジカの角)のように見えることが和名の由来。

(ビフルカツムの場合)貯水葉は時間の経過とともに茶色く変色します。これ、別に枯れているわけではなくて、この茶色くなった貯水葉に水分を貯めることで乾燥に耐える仕組みになっています。

ビカクシダは愛好家も多く、盛んに交配が行われ、園芸種も誕生しています。

ビフルカツムは原種のひとつ(亜種や変種も複数存在)で、現在の日本ではもっとも流通しているビカクシダです。植物園の定番植物でもあります。新宿御苑のビカクシダ・ビフルカツム↓↓↓

新宿御苑の温室:ビカクシダ・ビフルカツム
新宿御苑の温室:ビカクシダ・ビフルカツム

…まぁ…これは植物園ならではというか、一般家庭ではまねできない大きさ&数になっちゃています。もはや壁。

ビフルカツムはビカクシダの中でも丈夫で育てやすい。だからこんなんなる(笑)

強健であることからビカクシダ入門用にピッタリ。ということで昨春から私もビフルカツムを育て始めました。

3Dプリンターで自作した3wayのメッシュ鉢

んで、その岡田さんのビフルカツムを2024年5月初旬、3Dプリンターで自作した3wayの鉢に植え替えました。

岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)
岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)

ビカクシダといえば、板付け…ですが、うちには板付けしたビカクシダを付ける壁がありません。なので普通に、置けるor吊るせるor横置きできる3wayの鉢を3Dプリンターでつくりました。吊るす場所が無くなっても横置きできれば無問題。

岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)
岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)

横置き↓↓↓

岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)
岡田さんのコウモリラン(ビカクシダ)

鉢肌はメッシュなので通気性もバッチリ。横置きもできるので、これなら板付けと変わらず健やかに生長してくれるだろう…と思っていたんです。

自作の鉢が破損した

ところがそれからしばらくして…半年ぐらい経った頃かな?

3Dプリンターで自作した3wayの鉢旧バージョン。吊元が破損
3Dプリンターで自作した3wayの鉢旧バージョン。吊元が破損

鉢の吊元部分が壊れました。

完全な強度不足。これは私の設計ミスです。

↓↓↓2025年3月の岡田さんのビフルカツム

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

それだけでなく、

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

どーも貯水葉の展開する向きがおかしい。ので、植え付ける方向を間違えたようです。画像の向かって左が上方向、今の植え方から時計回りに90°回転させた方がよさそうです。

初めてのビカクシダだったので、向きを間違えるのはしょうがない。別に枯れないし。ただまぁ、貯水葉が上方向になるように植え付けるのが、本来の着生した姿。やっぱそーしたい。

あ、植え付け時(2024年5月)と比べると葉数が減っています。

植え替え後、しばらくして元から生えていた胞子葉が何枚か枯れました。葉先から茶色く枯れていったんですが、新葉も展開していたのでそれほど問題にしていませんでした。

環境の変化によって一時的に落葉したのではないかなと。そう私は思っています。株元が変色しなければ問題ない。

以降は枯れる葉もなく順調に生育していました。

まぁそんなわけなんで、破損した鉢を改修&ビフルカツムの向きを直すために新しい鉢に植え替えます。

新・3wayメッシュ鉢

ということで、新しく自作した3way鉢の紹介。

3Dプリンターで自作した3wayの鉢
3Dプリンターで自作した3wayの鉢

最大直径φ12cm。たぶん一応4号サイズ。これは前回と変わらず。もちろん全面メッシュ構造。ミズゴケ植えにしか対応していないのも相変わらず。普通の用土だと、横置きしたら漏れる…

まずはもっとも問題だった吊元部分↓↓↓

3Dプリンターで自作した3wayの鉢
3Dプリンターで自作した3wayの鉢

デザインを大幅に見直し。荷重がかかる部分を大幅に分散させたので、たぶんこれで破損しない!…はず。ついでにハンギングロープを通しにくかったことも同時に解決。

さらに前バージョンは横置きするために足を付けていましたが、横置き時の底面を水平にすることで、足が不要に。

3Dプリンターで自作した3wayの鉢
3Dプリンターで自作した3wayの鉢

底面にはロープを通すためのスリットをつくってあります(写ってないけど)。

出っ張り(足)を無くすことでより球体に近づきました。

3Dプリンターで自作した3wayの鉢
3Dプリンターで自作した3wayの鉢

平置き時の底ももちろんメッシュ構造。

この底は取り外せます。

3Dプリンターで自作した3wayの鉢
3Dプリンターで自作した3wayの鉢

これは前バージョンと変わらず。事後ですが、この仕様じゃなかったら植え替えを諦めていた。そのくらい重要なディテール。

この新・3wayメッシュ鉢に岡田さんのビフルカツムを植え替えます!

ビカクシダ・ビフルカツムの植え替え!

鉢が破損したビカクシダ・ビフルカツム↓↓↓

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

3株ほど寄せ植えされた状態になっていますが、鉢数を増やしたくないので株分けしません。群生させます!(←雑)

取り外し可能になっている底面ごと下から押し出し、ビフルカツムを取り出します。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

実はこの作業が一番大変だった。と、いっても大した作業じゃなかったけど(笑)

今回はミズゴケも傷んでいなので、特に何もせずこのまま植え付けます。つーかビカクシダの根は細くて網目状に張り巡らされているので、根とミズゴケを完全に分離するのは不可能。

事前に乾燥ミズゴケを水でもどしておきます↓↓↓

乾燥ミズゴケを水でもどす
乾燥ミズゴケを水でもどす

ビカクシダを前の鉢から取り出すときに、ちぎれてしまったミズゴケを補うように鉢底面に敷きます。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

ここにビフルカツムを入れます。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

足りない分のミズゴケを隙間から詰めて植え替え終了。

横置きするとこんな感じ↓↓↓

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

ロープ(ダイソーさんのキャンプ用品。長さ3m)を通します。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

ロープ(ナイロンとポリエステル製)の端部は火であぶってほつれないようにし、両端を男結びしてほどけない(ほどけづらい)ようにしました。これで吊るせる。

ビカクシダ・ビフルカツム
ビカクシダ・ビフルカツム

というこで、前以上に丸っこい鉢になったので大満足。あとはビカクシダ本体がもっと鹿の角っぽくなってくれればいうことなし。それの方が大事か。

それでは。


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