マニアック種!フィロデンドロン・シャロニアエを自作のモスポールに登らせるッ!!

こんにちはこんばんは。もういよいよ温かくなり、熱帯植物の植え替えを再開しました。

今日は4月下旬に植え替えたアロイド(サトイモ科の観葉植物の総称)の記事。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

取り上げるアロイドはフィロデンドロン・シャロニアエ。

一般受けは全くしなさそうなマニアック種です。

フィロデンドロン・シャロニアエ

フィロデンドロン・シャロニアエ
学名:Philodendron sharoniae

フィロデンドロン・シャロニアエはコロンビア~エクアドル原産のサトイモ科の観葉植物。ハート形の葉が多いアロイドの中で、細長い葉形状が珍しい品種です。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

葉にはアンスリウム・ベイチーのような肋骨状の凹凸があります。

半蔓性で樹木などを登攀する習性があります。他の多くの登攀性のフィロデンドロンと同様、何かに登らせることで大きな葉を展開するようになります。

葉模様が美しいわけでもなく、葉脈が特徴的でもない…いってみればただの草…。

非常に地味で一般受けはまったくしそうにないため、大量生産されることもなく流通量は少なめです。…というかほとんど見たことがありません。マニア向けの品種といってよいでしょう。

その真価は大きな葉を展開したとき…だと私は思っています。カッコいいはず…

2025年9月のシャロニアエ

そんなフィロデンドロン・シャロニアエを購入したのは、2025年9月に東京都豊島区のサンシャインシティで開催されたオキボタMAXにて。

タイのT.H.Plantsさんから購入。

輸入品だったことあって、根をミズゴケに包んだだけの状態で簡易的にパッキングされていました。

オキボタMAX2025購入品:フィロデンドロン・シャロニアエ
オキボタMAX2025購入品:フィロデンドロン・シャロニアエ

寒くなる前に植え替えをしなければと思い、そのまますぐの9月下旬に植え替え。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

当時の私は、シャロニアエ(というかフィロデンドロン全般)に無知だったこともあり、そのまま普通の鉢に植え付け。

最初にも書いたように、シャロニアエは半蔓性。気根で活着しながら登攀する植物です。
本来ならば登り棒を用意してやるべきでした。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

ただ、そのことに気付いた時には季節はもう冬。しかたなくこのまま春を待ちます。

我が家のシャロニアエの栽培環境

登攀するべき登り棒を用意してもらえなかったシャロニアエを、うちではこんな環境で育てました↓↓↓

  • 置き場所
    通年室内栽培です。自生環境では苔むした樹木に活着し、登攀する習性があります。
  • 日照
    シャロニアエは直射日光が苦手です。強い光で葉焼けしてしまうため、直射日光が当たらない日陰に置き、植物育成ライトで補光しています。うちでは植物育成ライトを使っていますが、レースカーテン越しに日光が当たるなど、明るい環境で育てるのが理想です。
  • 温度
    真夏の最高室温は38℃程度。冬はヒーターで加温し10℃以上をキープしました。
  • 湿度
    高湿度が好きな植物ですが、うちでは常湿栽培。湿度は60~80%程度です。葉水は毎日行っています。
  • 潅水
    表土の赤玉土がほんのり乾いてから潅水をしています。赤玉土の一部が白っぽくなったら水やり。乾燥させすぎず、適度な湿り気を維持しています。
  • 肥料
    植え替え時の元肥の他、観葉植物用の置き肥を追肥しています。

他のアロイドと同じような育て方です。

2026年4月のシャロニアエ

上記のような育て方で7ヶ月後、2026年4月下旬のシャロニアエがコチラ↓↓↓

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

私の心配(登り棒を用意できなかったこと)をよそに、
デカくなりました。

やっぱフィロデンドロンは丈夫。アロカシアのように気難しいこともなくフツーに育ちました。

でも登り棒も無いのに、細い茎でぐんぐん上に生長。このままではまずいので、登り棒を用意して植え替えます。

3Dプリンターで自作したモスポール

今回シャロニアエのために用意したのは、もちろん3Dプリンターで自作した鉢&モスポール。

3Dプリンターで自作した鉢とモスポール
3Dプリンターで自作した鉢とモスポール

いつもの3Dプリンターで自作した鉢に加え、登攀性フィロデンドロン用に新しく登り棒(モスポール)をデザインしました。

その登り棒について、ChatGPTにいろいろ聞きながら進めていったのですが、まず棒状のものなら何でもいいわけではないということ。

登攀性アロイドの習性にもいろいろあって、

  1. モンステラ・デリシオーサやスキンダプサスのように乾いた樹皮上を登るタイプ。登り棒に湿り気は必須ではなく、しっかりと活着できる面や硬さ、安定性があることが重要。
  2. 森の中の苔むした樹木を登るタイプ。登り棒には湿り気かつ通気性が必要で、支柱にしっかりと気根を差し込めることが重要。

大半の登攀性フィロデンドロンは2の湿り気が必要なタイプ。シャロニアエの登り棒にも湿り気が必要。

そこで設計したのがこちらの登り棒↓↓↓

3Dプリンターで自作したモスポール
3Dプリンターで自作したモスポール

まず円柱である必要はないということ。

活着できる面があればいいので、半円形の登り棒にしました。

次に、登り棒いっぱいにミズゴケを充填する必要はないということ。

湿り気が必要なので、登り棒にはミズゴケを使うことが有利です。でも、ある程度の通気性も必要なので、分厚すぎるミズゴケでは通気性が悪くなりよろしくありません。ミズゴケには気根を差し込めればいいので1~2cmの厚みで充分だということ。

モスポールにミズゴケを充填する
モスポールにミズゴケを充填する

これらの理屈から導いたのが、半円形のプラスチックの芯+1cmの厚みのミズゴケの登り棒。

これなら伸長しても強度があるし、湿り気かつ通気性もあります。

なにより
使うミズゴケを節約できる。

結構高いからね…ミズゴケ…

登り棒自体は鉢底のパーツと直結式。

3Dプリンターで自作したモスポール
3Dプリンターで自作したモスポール

差し込み式のジョイントで拡張性もバッチしです。

まぁでも、なにぶん初めてつくる登り棒なので、使っていくうちに何かしらの不具合が出る可能性があります。それはそん時考えます。

シャロニアエをモスポールに登らせるッ!!

ということでこの自作のモスポール&鉢にシャロニアエを植え替えます。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

おおきくなって、もはや撮影ブースに収まりきらないシャロニアエ。

鉢を横にしてシャロニアエを抜きます。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

用土も古くない(前回の植え替えは7ヶ月前)ので根に付いた土はすべて落とさず、このまま植え替えます。

ちなみに前回植え替え時の根はこんな感じでした↓↓↓

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

なんとなく根が減っているような気もしますが、大丈夫でしょう。たぶん。

次に植え替える鉢とモスポールの準備。

今回は最初にモスポール内にミズゴケを充填してしまいました。

ミズゴケは、乾燥したものをあらかじめ水でもどして使っています。

さらに鉢底に軽石(鉢底石)を敷きます。

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

この上にある程度の用土を入れたら、殺虫剤と緩効性肥料を撒きます。

殺虫剤と緩効性肥料を撒く
殺虫剤と緩効性肥料を撒く

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殺虫剤と緩効性肥料を用土と攪拌したら、シャロニアエを仮置き。というかモスポールに仮固定して、残りの用土を入れました。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

この上を赤玉土小粒でマルチング。

フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ
フィロデンドロン・シャロニアエ

最後にたっぷりと水をあげて植え替え終了です。

大きな葉を広げて欲しい!

それでは。


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