フィロデンドロン・トータムを植え替えたっ!!

こんにちはこんばんは。今日もアロイドの植え替え記事。

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

フィロデンドロン・トータムを植え替えました。

このトータムを購入したのは2025年5月に埼玉県久喜市の園芸店、野原園芸センターさんで開催されたノハラグリーンマルシェにて。

310Plantsさんから購入しました。

購入したのは2025年5月。そして植え替えたのは2026年7月…。実に1年以上も放っておいての植え替えです。というか購入時の状態がうちの環境に合っていまして、植え替える必要がなかったから…とも言えます。

フィロデンドロン・トータム

フィロデンドロン・トータム
Philodendron tortum

トータムの最大の特徴はその細裂した葉です。まるで葉脈だけが残ったような細長い独特の葉形状をしています。

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

分布地域はブラジル北部~ボリビア。アマゾンの湿潤熱帯林に自生するアロイドです。

POWOによると2001年に記載された比較的新しい品種。ただし、それ以前の1990年代頃には既に流通し、植物園にも展示されていた既知の種だったので、新発見されたというよりも学術的に未記載だった種を2001年に正式に命名したという表現が適切。

まぁこういうことはアロイドではよくあります。実際私も未記載種を育てていますし。

入手性

発見当初は希少で高価なアロイドだった(らしい)のですが、2015年頃に組織培養技術の進歩とともに爆発的に普及し、現在はホームセンターでも数千円程度で手に入れることができます。

さらに近年の園芸イベント等では斑入りのトータムが販売されていることもありました。

価格に関しても、導入当初は高価でその後に普及種価格になる…というか値崩れする…というのはアロイドあるあるです。かつての高級品種、モンステラ’タイコンステレーション’やシンゴニウム’レッドスポットトリカラー(ピンクスプラッシュトリカラー)’も似たような経緯を辿っています。

価格が安くなったからと言って、トータムの魅力がなくなったわけではありません。(類似品種があるにせよ)特徴的な葉は魅力的だし、育てやすいこともあり現在でも定番的に扱われる人気品種です。

登攀性…らしい…

さて、このフィロデンドロン・トータムは驚くべきことに
登攀性らしいんです。

私は知らなかったよ…

POWOにも“It is a climber”って書いてあります…

登攀性というのは、アロイドでは半蔓性の品種によく見られ、気根を出しながら樹木などに活着し登っていく習性のこと。

光が当たりづらい熱帯林の林床から、樹木などに活着し高所で葉を展開することで、より光合成を行いやすくするためだと考えられています。

でもね、
トータムが登り棒に仕立てられているのを見たことがありません。

調べてみるとそれもそのはず。トータムを登攀させる効果が薄いからです。

登攀性の他のアロイドは、登攀することで生長スイッチが入り、成熟葉を展開するようになります。成熟することで葉が大型化するだけでなく、葉の形状も変化します。

ところがトータムを登攀させても
葉が大きくなるだけです。

トータムは幼苗時から最大の特徴である細裂した葉を展開します。登攀させたからといって、葉の形状が変わるわけではありません。ただ大きくなるだけ。

つまり、園芸的視点で見ても登攀させることが必須ではないということ。そのため、登攀させずに栽培されている場合が少なくありません。

トータムの植え替え!

購入時のフィロデンドロン・トータム↓↓↓

ノハラグリーンマルシェvol.6入手品:フィロデンドロン・トータム
ノハラグリーンマルシェvol.6入手品:フィロデンドロン・トータム

上にも書いたけど、購入したのは2025年5月。つまり1年以上前。

んで、2026年7月初旬の現在(撮影時)のトータム↓↓↓

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

いやー。毎日見てると気づかないけど、大きくなったし葉数も増えた。途中、水差しをぶつけて展開中の新葉を折っちゃたりしたけど(しかも何度も)、元気に育ってくれてる。

このトータムを植え替えます。

まずは鉢を横にしてトータムを抜きます。

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

根はこんな感じ↓↓↓

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

元々の用土は赤玉とか鹿沼とか。根も健康そうだし、綺麗に土を取り除く必要はないと思うので今回はこのまま植え替えます。根の洗浄などもしません。

次に植え替える鉢の準備。

今回もいつのものように3Dプリンターで自作した鉢を使います。

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

直径φ12cm、内側がジャイロイドメッシュになった二重構造の鉢。

前になんかを植えてた鉢です。洗って乾燥させて再利用します。

上にも書いたように、登り棒を使ってもあまり意味がなさそうなので今回は登攀させません。だから用意したのは鉢のみ。

この鉢に鉢底石を敷きます。

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

この上にある程度の用土を入れたら、殺虫剤と緩効性肥料を撒きます。

殺虫剤と緩効性肥料を撒く
殺虫剤と緩効性肥料を撒く

広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!

広告いろいろな植物に使える定番の肥料!ハイポネックス・マグァンプK肥料焼けしづらいのでとってもオススメ!用土に混ぜて使ってください!!

殺虫剤と緩効性肥料を用土と攪拌したら、トータムを仮置き。位置と高さを調整しながら残りの用土を入れます。

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

用土を入れている途中、鉢の側面を叩き、振動を与えて根と土の間に隙間ができないようにしました。

この上を赤玉土でマルチング。

フィロデンドロン・トータム
フィロデンドロン・トータム

最後にたっぷりと水をあげて植え替え終了です。

トータムの栽培環境

このトータムをうちではこんな環境で育てています↓↓↓

  • 置き場所
    通年室内栽培です。直射日光の当たらない日陰に置いています。
  • 日照
    直射日光が苦手です。そのため日陰に置いているので植物育成ライトで補光しています。うちでは植物育成ライトを使っていますが、レースカーテン越しの日光や、拡散光などの明るい環境で育てるのが理想です。
  • 温度
    真夏の最高室温は38℃程度。暑さには強い…?少なくとも特別何か対処をする必要はありませんでした。暑くてもフツーに生長する。
    熱帯植物なので寒さには弱いです。うちの冬はなにもしないと7℃程度まで下がる環境なので、ヒーターで加温し10℃程度をキープして越冬しています。でも最低室温は15℃以上あると安心かも。
  • 湿度
    高湿度が好きな植物ですが、うちでは常湿栽培。湿度は60~80%程度です。葉水は毎日与えています。でも観葉植物を密集して置いているので局所的な湿度は高いかも。
  • 潅水
    表土の赤玉土がほんのり乾いてから潅水をしています。ビショビショにせず、適度に湿り気がある状態をキープするように心がけました。
  • 通風
    サーキュレーターを使用。室内の空気を動かしています。
  • 肥料
    植え替え時に用土に混ぜた緩効性肥料のほか、観葉植物用の置き肥を与えていました。

思いのほかしっかりと生長していた。

細い葉なのに、アロイドの中では比較的乾燥に強い印象です。丈夫で育てやすい。少なくともアロカシアよりもよっぽど育てやすいです。

もっともっと大きくなって欲しい!(置き場所に困るけど)

それでは。


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