こんにちはこんばんは。春に購入したいわゆるタンクブロメリアの一種、ビルベルギア・ダースベイダーを植え替えました!
ダースベイダーはそのカッコイイ草姿からとても人気のあるタンクブロメリア。栽培や繁殖も難しくないので、ビルベルギア属の中では比較的出回っている品種だと思います(あくまで他品種と比べて)。
このビルベルギア・ダースベイダーを購入したのは、今年の4月に東京都池袋で開催された春のオーキッド&ボタニカルフェア2024。
メインは蘭のイベントでしたが、蘭と同じ着生植物であるビカクシダや、チランジア(エアープランツ)を含むブロメリア(←ダースベイダーはここに分類)等のほか、食虫植物や山野草、多肉植物まで幅広い植物が販売されているイベントでした。同じ蘭のイベント、蘭友会らん展と比べても、蘭以外の植物販売が多いイベントでしたね。
その春のオーキッド&ボタニカルフェア2024でT.H.Plantsさんのブースで購入。T.H.Plantsさんはタイからの出店だったそう。
一応、ダースベーダーだと言われて購入しましたが、あまりにも安かった(ベイダー卿は結構な高級品種)ため真贋の疑惑があります。なんせ抜き苗でビニール袋に入れられただけで販売されていた個体ですからね…。品種的にはダースベイダーだったとしても、純血個体ではない可能性も…あるかな。
まぁカッコいいので細かいことはあまり気にしません。
以下、厳密にいうとビルベルギア・ダースベイダーだと思われるタンクブロメリアの記事になります。
タンクブロメリア?
まずはタンクブロメリアとは…なんか毎回書いてる気がしますが、タンクブロメリアは一般的な認知度がそれほど高くない気がしているので、今回も軽く書いときます。
パイナップル科は学名(のカタカナ読み)ブロメリア科。そのパイナップルの仲間の熱帯植物の総称をブロメリアと言います。
ブロメリアの中でも筒状の形状で、その筒部分に水を貯めて生育するブロメリアの総称をタンクブロメリアといいます。いくつかの属に分かれており、ビルベルギア属やエクメア属、ネオレゲリア属、ホヘンベルギア属など他にも数属あります。
ネオレゲリアのファイアーボール(ファイヤーボール)などは、比較的よく見かける普及している品種かな。
私は他にもいくつかのタンクブロメリアを育てています↓↓↓
タンクブロメリアは樹木などに活着する着生植物で、自生環境では土壌で生育しないため、根ではなく主に草体の筒部分から水分と栄養を吸収する、という変わった生態の植物です。
根は活着するためのもの…だと思っていたんですが、根の形状や色、また加湿な環境で根が大きく(長く)生長することから、根の方からもそれなりに水分等を吸収していると思われます。
ビルベルギア・ダースベイダー
そのタンクブロメリアの中でも、ビルベルギア属のダースベイダーは人気品種。
ハワイの育種家、リサさんが創出したビルベルギアの園芸種です。
黒い葉に白いバンド(しましま)、黄色いスポット(ドット、斑点)が入る超カッコいいタンクブロメリアです。他のタンクブロメリアと比べてもスラっとスリム(な個体が多い)で超カッコいいです。まぁとにかく超カッコいいです。
葉はツルっと光沢があり繊維質。硬葉系タンクブロメリアに分類されます。そのため栽培にはそれなりの日射量が必要です。硬葉系なので鋸歯が痛い!
その名前からお気づきの方も多いと思いますが、「ダースベイダー」で検索すると植物とは全然関係のない、フォースのダークサイドのあの方が表示されるかと思います。ビルベルギア・ダースベイダーを人気品種に押し上げたのは、この分かりやすい名前もその一因かと。
タンクブロメリアには他にもカッコイイ品種が存在しますが、とにかく覚えづらい。特に南米人名系の品種は、聞きなじみのないこともあって覚えづらいですもんね。(ベイダー卿の交配元であるドミンゴスマルティンスとか)
ビルベルギアの中ではよく出回っている品種だと思いますが、それでも入手難易度は高いと思います。タンクブロメリアの取り扱いのある園芸店では極々たま~に入荷がある程度。園芸イベントや専門店でも、いつも取り扱われているわけではありません。また価格相場は10,000~20,000円(記事執筆時点での私リサーチ)の高級品種です。気長に探すかフリマサイトでお得に探すか…
ダースベイダーを発根管理!
さて、そんなベイダー卿。購入時は抜き苗(土に植わっていない状態)だったので、鉢に植えなければいけません。
ですが、海外から乾燥した状態で長期輸送されたと思われるので、根が枯れている可能性があります。その場合、発根させなければいけません。つまり発根管理が必要です。
今年5月の大宮盆栽祭り(←?)で、スピーシーズナーサリーさんに教えてもらったんですが、
タンクブロメリアの場合、例えば多肉植物のように適当に土に挿しておけば発根するというわけではないそう。株元にある程度の湿度が無ければ発根しない場合があるそうです。
私は乾燥した礫系の用土に植えようと思っていたので、発根しない可能性がある…というわけで発根管理します!!
抜き苗だったベイダー卿の根っこに、元から付いていたバークチップを取り除き、
乾燥ミズゴケを水で戻したもので根を包んで発根管理!!
タンクブロメリアを発根管理する場合、株のバランスを安定させるため、元から生えていた根(枯れている根)はそのままにしておいた方がいいそう。
(ホントは最初フツーに植えてたんだけど、↑↑↑スピーシーズさんの話を聞いてからミズゴケに植えなおした)
その3週間後。
発根。
というか最初から生えていた根が生きていた。
まぁ大株だったので、ここまで過保護に発根管理してやる必要は、元からなかったかもしれません。テキトーに用土に植えといても大丈夫だったと思います。
根にミズゴケの細かい繊維が活着していますが、取れないのでこのまま植え付け。
ビルベルギア・ダースベイダーを植え付け!
というわけで植え付け。
今回植え付けるのは3Dプリンターで自作した植木鉢。
一部がメッシュ構造になった通気性抜群の鉢。鉢の直径はφ9cmの3号サイズ。高さは8cmのやや浅目のサイズ感。
鉢底には通気リブを組み込んでいます。
ここに用土(植え込み資材)を敷きます。用土はバークチップ+軽石が混合したプロトリーフさんの洋ランの土。
広告軽石とバークチップが混合された洋ラン用の土です!!デンドロビウムやシンビジウム、コチョウランの栽培に!!タンクブロメリアの栽培にも使えます排水性と適度な保水力を両立した用土です!!
この用土を使う分には鉢底石は必要ないと思います(鉢底石と似たようなもんなので)。一応殺虫剤も散布。
広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
ここにビルベルギア・ダースベイダーを仮置きして、用土を入れて植え込み。
植え替え終了です!
ベイダー卿の筒部分に殺虫剤のオルトランDXを数粒入れた後、たっぷりと水を注いでおわり。
ビルベルギア・ダースベイダーの育て方
一応、タンクブロメリアを購入するたびに育て方を聞いているので、まとめるとこんな感じ↓↓↓
広告軽石とバークチップが混合された洋ラン用の土です!!デンドロビウムやシンビジウム、コチョウランの栽培に!!タンクブロメリアの栽培にも使えます排水性と適度な保水力を両立した用土です!!
ビルベルギア・ダースベイダーに必要な日当たりは?
さて、上にも書いたように、ビルベルギア・ダースベイダーの日当たりにはクセがあります(というかベイダー卿に限らずタンクブロメリア全般に)
というのも、ただひたすらガンガン直射日光に当てればよいというわけではなく、だからと言って遮光しすぎると、ベイダーの特徴である葉色のコントラストがキレイに出ません。適度に日光に当ててやる必要があるわけです。
ウチでは朝の数時間直射日光にあたり、その後は明るい日陰になる環境に置いています。
↓↓↓購入当時のビルベルギア・ダースベイダー。葉の外側は黒と白のコントラストが出ていますが、葉の内側は緑色。まぁコレはこれでカッコいいんですが…
↓↓↓約3か月後…、上記の環境で日に当てた結果…
葉の内側も黒く。白いスポットとのコントラストもくっきり。黒光りしました。…これでたぶん…栽培環境があっているということだと思います。
ということでビルベルギア・ダースベイダーの発根管理と植え替えでした!
…なんか文字数多くなっちゃったな…
それでは。
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