こんにちはこんばんは。今日は多肉植物の植え替えの記事。

ユーフォルビア・ホリダのモンスト個体を2月末に植え替えました。
このユーフォルビア・ホリダを購入したのは2024年10月に千葉県木更津市で開催されたKISARAZU C&S FAIRにて。
このイベントは千葉県最大規模の多肉植物販売会。いろいろな多肉植物が販売されていました。
オークションも開催されていて、このホリダはその時の落札品。オークションだったんで、適当に入札したら落札できちゃったヤツ。
私はサボテンが好きなので、育てているのもサボテンが多い。だから、いつもサボテンの購入を優先しがち。ユーフォルビアが嫌いってわけじゃないんですが、後回しにされがちなんです。
なのでユーフォルビア・ホリダを育てるのは初めて。
初めてなのに変な形をした(←失礼)ホリダを育てることになりました。
ユーフォルビアとサボテン
ユーフォルビア・ホリダ。
Euphorbia horrida.
広告多肉系ユーフォルビアの人気品種!ホリダ棘が生えているので間違えられがちですが、サボテンじゃありません!栽培はよく日光に当て乾燥気味に!!
南アフリカ原産のユーフォルビアです。ユーフォルビア属(和名はトウダイグサ属)の植物には草花や樹木も属する幅広い植物群。ホリダは多肉植物のユーフォルビアです。
どのユーフォルビアにも共通しているのが、粘性のある白い樹液を出すということ。この樹液は有毒で、樹種によっては皮膚に付着するとかぶれることがあるので注意が必要です。
一般に知名度のあるユーフォルビアというとポインセチアでしょうか。クリスマス時期によく流通するポインセチアもユーフォルビアの一種なんです。
他に塊根植物のユーフォルビアなんてのもあります↓↓↓
さて、話をホリダに戻すと、ホリダは前述のように多肉植物のユーフォルビア。
その棘が生えた多肉質の株姿は、よくサボテンと間違われますがサボテンではありません。
サボテンの棘は葉(諸説あり)が進化したものですが、ユーフォルビアの棘は開花後の花柄が残り続けたものです。そのため、ユーフォルビアの花は棘の先から咲きます。一方、サボテンの花芽は棘の付け根から生えてきます(例外あり)。ユーフォルビアとサボテンを見分けるポイントのひとつ。
他にも見分けるの方法は刺座(アレオーレ)があるかどうかです。サボテンの棘は刺座から生えるので、棘の付け根に毛が生えているのがサボテン、無いのがユーフォルビアです。棘が無いサボテンでも、刺座はあるので毛は生えています。

あと、サボテンはアフリカに生えてないしね。
多肉系ユーフォルビアとサボテンが似ているのは収斂進化によるものだと思われます。収斂進化とは、まったく別系統の生物が、似たような環境、生物的地位についた時、同じような形に進化することです。
どちらも乾燥地域に分布する植物。アフリカ大陸で進化した多肉植物がユーフォルビア、アメリカ大陸で進化したのがサボテンです。サメとシャチが同じような形になったのと同じことだと私は理解しています。
ユーフォルビア・ホリダ
さてさて、話を再びユーフォルビア・ホリダに戻します。
ホリダは多肉系ユーフォルビアの中でも人気のある品種のひとつ。イベントやネット、園芸店やホームセンターなど、幅広く販売されています。
ホリダ、バリダ、オベサが私の中のユーフォルビア3トップです。
そのバリダやオベサに比べると、ホリダは尖った稜、そこから直線的な棘が生えているのが特長。
縞模様のゼブラタイプや小型タイプ、白衣タイプなど変種が多いのも特徴です。
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↑↑↑まぁ普通のホリダはこんな風に丸っこい草姿(生長すると柱状)なのが特長なのですが、今回植え替えるホリダはモンストした個体↓↓↓なんです!

モンストローサ
モンストローサ(monstrosa)、通称モンストと言われるのは、植物に起こる生長点異常のひとつ。通常は1箇所しかない生長点が複数発生してしまうこと、または発生した植物そのものを指します。石化(せっか)や獅子化(ししか)とも呼ばれます。
モンストといっても某有名スマホゲームのことではありません。草界隈ではモンストと言えば生長点異常のことです。
よく混同されるのが綴化(「てっか」と読みます。帯化やクリスタータとも言われる現象)と言われる生長点異常。モンストとの違いは、通常は”点”である生長点が線状、または帯状に変質した生長点異常のこと。
モンスト=石化(せっか)と綴化(てっか)は別の生長点異常のことを指します。
重要なのでもう一度書きます。
モンストと綴化は違う現象です。
表記はforma monstrosa.
forma、つまり形状違いのモンストローサということ。f.monstrosaまたはf.monst.と略式記述されることもあるし、日本語の場合は品種名の後にモンストと書かれることもあります。
そんなユーフォルビア・ホリダモンストを植え替えました。
ユーフォルビア・ホリダモンストの植え替え
ユーフォルビア・ホリダ f.モンスト↓↓↓

実生から発生したモンスト個体。生長点が一定しないのでいびつな形に。さらに、本来は株元に生えるはずの子株が中腹から生えています。
鉢を横にしてホリダを取り出します。

ユーフォルビアの根だな。という感じの根。今回は根を整理せず、このまま植え付けます。
次に植え替える鉢の準備。
今回も3Dプリンターで自作した鉢を使います。

直径φ7cm、約2号サイズの鉢。
ジャイロイドメッシュの二重構造になっている鉢です。
この鉢に鉢底石を敷きます。

この上に用土を入れたら、殺虫剤と肥料を撒きます。

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ここにユーフォルビア・ホリダを仮置き。位置と高さを調整しながら残りの用土を入れます。

富士砂でマルチングして植え替え終わり。

植え替え後、最初の潅水は1週間後から。
このホリダは他のサボテンと同じようによく日光にあて乾燥気味に育てています。
一体これからどういう形になってくれるのか?
それでは。
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