コツボゴケのテラリウムを育ててみた!

記念すべき最初の投稿はコツボゴケのテラリウムです。群馬県での採取からウチに来て約半年、ほぼ脱落者もなく元気に育ってくれています。

コツボゴケのテラリウム
コツボゴケのテラリウム。元気に育っています。

広告テラリウムにオススメ!キラキラ水をはじく半透明の葉がとてもきれいなコツボゴケ。育てるのは明るい日陰で。

コツボゴケの生態

コツボゴケは川や滝の周辺、森林や公園、街中など木漏れ日のさすような木陰や、直射日光の当たりづらい日陰に自生します。

自然がいっぱいのところというよりも、半人工的な場所に生えているイメージです。湿り気のある土や岩、コンクリート(!)の上に茶色い仮根で着生し水平方向に広がるようにコロニーを形成します。

植物体の形状はコロニーを広げるために、横にのびる匍匐茎と、繁殖のために垂直に伸びる直立茎の二種類があります。苔の胞子嚢「蒴(サク)」はチョウチンゴケ科の名前の通り、提灯の形状で直立茎から生えます。

ちなみに雌雄異株。雄株と雌株があります。

水が大好きな苔で、植物体が濡れた状態が続いても割と平気な印象です。公園の排水溝などにびっしりと、しかも生き生きと群生していたりします。

街中でも、北側の日陰などを探すと生えていることの多い、意外と身近な苔です。

半透明の美しさそれがコツボゴケ

半透明の葉から光が透過し、とてもきれいです。これはコツボゴケに限りませんが、多くの苔植物は葉の細胞が一層なので半透明になるそう。霧吹きで水を吹きかけると水をはじき、できる水玉がキラキラときれいです。

半透明の葉が美しい
半透明の葉が美しい

テラリウムへの植え付け

私は購入、採取品を問わず群生している苔を一株一株バラし、洗浄とトリミング、傷んだ部分を切除してテラリウムへの植え付けをしています。苔についた土などをきれいに落とすことでカビと害虫の発生の可能性を少しでも減らすためです(可能性を減らしているだけで、撲滅はできていない)。

このコツボゴケたちは茶色く変色した部分はなかったため、伸びすぎている仮根をトリミングしたぐらいです。一株一株が大きかったので洗浄と植え付けも比較的楽でした(これ重要)。

テラリウムの瓶は、蓋と本体に1mm程度隙間がある通気性のあるタイプ。セミオープンタイプと呼ばれている容器ですね。コツボゴケは完全密閉タイプでは、間延びしてしまって草体が崩れてしまうそうです。セミオープンタイプの容器であれば、対応できる苔の種類も多く(私はほぼすべての苔に使用できると思っています)おすすめです。

ソイル(用土)は日向土と川砂です。なぜかというと、手元にあったからです……。ええ。適当です…。

上から見たコツボゴケ
上から見たコツボゴケ

広告ガラス容器と苔、ソイルと添景用の石がセットになったテラリウム制作キット。テラリウムは専門店からの購入をオススメします!

コツボゴケの育て方

採光…ウチでは、コツボゴケのテラリウムを東または北側、すりガラスの窓際に置いています。一日1~2時間はすりガラス越しに日光のあたる、いわゆる「明るい日陰」です。もちろん夏の直射日光の当たる時間帯は日陰に退避が基本方針です。

温度管理…基本的にコツボゴケは在来種なので日本の気候に適応しています。ですが、寒さには強いのですが暑さに弱く、テラリウムが直射日光に当たると、容器内が高温になり、蒸れて枯れてしまいます。

水やり…霧吹きで1週間に1回程度。今の時期(冬)なら2~3週間に一回与えています。さらにソイルが乾いているようならば、水差しで湿らす感じですね。

一度、加湿が過ぎてカビさせたことがあります。注意です!!そのときは綿棒でカビを取り除きました。その後の再発はなしなので、環境が安定したんでしょうね。以降水のやりすぎに気を付けています。

蒴(サク)ができてきた!

育てること半年、蒴ができてきました。いつでき始めたかは…わかりません。

コツボゴケの成長途中の朔
コツボゴケの成長途中の朔

蒴は採取した親株から生えているようですね。環境が変わったからかなんなのか、葉の先が茶色く痛んでいたんですができるもんですね。

コツボゴケの特徴である、提灯型の蒴が見れますね!これからの成長が楽しみです。

それでは。


読んでくれてありがとうございます人気ブログランキングはお好みのジャンルからブログを検索できるサービスです。
もすレコ。は人気ブログランキングに参加しています!良ければクリックしてね

広告テラリウムにオススメ!キラキラ水をはじく半透明の葉がとてもきれいなコツボゴケ。育てるのは明るい日陰で。

広告ガラス容器と苔、ソイルと添景用の石がセットになったテラリウム制作キット。テラリウムは専門店からの購入をオススメします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました