苔玉用にハイゴケをマキゴケ法で増やしたぞッ!!

こんにちはこんばんは。今回は苔のポスト。最近サボテンや多肉植物の投稿ばっかりでしたからね。まぁ苔は、園芸用に流通している品種数が、圧倒的に少ないのでしょうがないんですが。

以前から当ブログにちょこちょこ登場していたハイゴケの話です。

ハイゴケ
ハイゴケ

苔玉をつくるために撒きゴケという方法で苔を繁殖させたよ!って話です。撒きゴケを始めたのは去年(2022年)の11月。そう、当ブログを始める前の話。だから当時の写真はナシ!!育ち切った写真のみ!!そして上の写真は今年の7月!!時間軸はメチャクチャです!!

ハイゴケとは?

蘚類の苔に分類されるハイゴケ。這うようにコロニーを広げる背の低い苔です。

広告這うように生長するハイゴケ。とても丈夫、強健な苔で苔庭や苔玉に使われます日向でもなかなか枯れませんが、湿度が好きなので栽培は明るい日陰で!

とても強健な苔でなかなか枯れません。湿度を好むため、明るい日陰で育てると元気に育ちますが、乾燥にも強いのである程度の日射にも耐えます。ただし蒸れには弱いのでその点だけ注意。

ハイゴケは生息域が非常に広く森林環境はもとより、都市部にも普通に自生しています。そう、上にアフィリエイトを張っていますが、買わずともあなたのまわりに生えているハズです(苔の無断採取はダメ!絶対!!)。

ハイゴケの用途としては、その強健さを活かした苔庭や苔玉でしょうか。テラリウムやパルダリウムでも育てられますが、逆に育ちすぎて蔓延ってしまうのでお勧めしません。密閉/半密閉環境で育てる場合は、草姿が崩れやすいので換気を多めに、状況をみて調節しながら育ててください。

そんなハイゴケを苔玉に貼るべく繁殖させました!!!

苔の人工的な繁殖方法

苔は種類にもよりますが、勝手に増えます(笑)。環境さえ合えば、土に置いとくだけで勝手に増えるんですが、それだと身も蓋も無いので、(人工的な)増やし方とメリットを書いときます。
※自然繁殖の有性繁殖と無性繁殖については今回は触れません。

苔の人工繁殖方法
  • 移植法
    別のところで育った苔を移植する方法です。マット状の苔をソイルの上に置く、または1株1株ソイルに挿します。活着し根付くことで増えていきます。そのままを移植するので最初から苔の草姿を楽しめます。テラリウムに用いられる方法ですね。よく苔を洗浄しないと、害虫やカビを持ち込んでしまうのが欠点です。特に野生採取の苔を移植する場合は注意が必要。この方法に限ったことではありませんが、環境と苔が合わないと枯れてしまいます。また、ヒノキゴケのように環境に順応するのに時間がかかる苔があります。
  • 葉挿し
    苔の葉や茎などの一部、または株そのものをソイルの上に置いておく人工繁殖方法です。株で葉挿しをする場合は、ソイルの上に苔を横たえておくと茎のところどころから新芽をだして増えていきます。株の天地を守って、ソイルに挿した場合は上記の移植法になります。植えた株そのものが生長するのが移植法、親株からでた新芽が生長して増えていくのが葉挿しです。葉挿しは移植法と違って少ない株から苔を増やすことができます。最初から環境に順応した苔が生えますが、ただし生長、というか増えるスピードは超遅いです(苔の種類にもよりますが)。
  • 撒きゴケ法
    苔をソイルに撒いて増やす方法です。一見葉挿しに似ていますが、最大の違いは乾燥させた苔を細かくちぎって撒くことです。一度乾燥させることによって、その後の繁殖力が高まる…らしいです。ソイルに撒かれた乾燥した苔たちは、水を吸って新芽を出し増えていきます。ハイゴケ、タチゴケ、コツボゴケなど乾燥に強い苔にオススメの方法。また、葉挿し以上に少ない苔から増やすことができるので、苔庭をつくるときなど大量の苔が必要な時に有効です。まぁ苔庭をつくるときはトレー単位で苔を購入した方が、手間もかからずオススメですが。こちらも葉挿し同様、生長はメチャ遅です。

今回は撒きゴケ法でハイゴケを増やしました!!(過去形)

ハイゴケをマキゴケで増やす!!そのメリットは?

庭に生えていたハイゴケを撒きゴケで増やします!!

庭に生えてるんならそのまま使えばいいじゃん!って思うでしょ?

自分で一から増やしたハイゴケのマットなら、

害虫の心配がありません。

カビが生える可能性も低く、野生採取のハイゴケよりきれいなマットが作れます。

  1. 採取したハイゴケを洗浄。ゴミや土を落とします。
  2. ハイゴケを1週間ほど日陰で乾燥させる。
  3. 乾燥しきったハイゴケをちぎる!!あまりに小さくちぎりすぎると生えてこないので注意!!
  4. ソイルに撒く!!今回のソイルは赤玉土(小粒)です。たぶん無菌の土なら何でもいいです。
  5. 水をあげてソイルを湿らします。あとはソイルが乾かないように水を与えつつ、必要に応じて保湿!!

    以上!!

広告這うように生長するハイゴケ。とても丈夫、強健な苔で苔庭や苔玉に使われます日向でもなかなか枯れませんが、湿度が好きなので栽培は明るい日陰で!

で?どうなった?

こうなりました!!今年の7月の画像です。撒きゴケ開始から約8ヵ月経過。

ハイゴケ
ハイゴケ

成長過程をレポートできなかったのが惜しいところ。まぁ上にも書きましたが、ブログ開始前だったから仕方ない。

ソイルは上にも書きましたが赤玉土。容器はプラスチックパックです。余った料理をお持ち帰りするアレです。ただ、このままだとすぐに乾燥してしまうので、普段はフタをして保湿!!

左側のパック、ハイゴケが欠けているのは↓↓↓この時マルチングに使ったからです。

やはり乾燥しやすい外側より、パック中心部分のハイゴケのほうが生育がいいですね。

上にも書いたように生長はメチャ遅。約5カ月経過の今年3月頃は、株の一つ一つは大きいんですがマット状って程でもなくて、8カ月経過で薄いマット状に、ようやく苔玉に貼れるかなぁって感じになりました。

ハイゴケ
ハイゴケ

おまけ。撒いた覚えのないタチゴケが勝手に生えてきてます。胞子か草体の一部が混ざっていたんでしょう。どこにでも生える苔(蘚類)の順位をつけるなら間違いなくナンバーワン、超強健な苔です。購入した苔の中にもよく紛れています。ちなみに苔類での1位はゼニゴケ。

ってわけでこのハイゴケを使って苔玉をつくったんですが、現在経過観察中。いずれ記事にする予定(お蔵入りの可能性もある)。

以上です。それでは。


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