満開の桜を撮りました。今回は季節ネタです。サクラとコツボゴケ。
逆光でも撮りました。
関東は桜が満開になりましたが、週末の雨で散っちゃいますかね。今年は桜の開花に合わせて天気が不順なので、ちょっと残念な感じ。
いつもは苔とかサボテンとかのことしか書いていないもすレコ。ですが、季節の花を愛でる心も一応あります。
公園のコツボゴケ
さて、春といえば当然コツボゴケです。育成期を迎えて旺盛に新芽を出して、蒴(サク※苔の胞子嚢)を膨らませています。まぁ、タチゴケとかハイゴケもすんげぇ生長してますけどね。結局コケネタのもすレコ。です。
近所の公園のコツボゴケ↓木の根元の日陰に自生しています。
前日が雨だったので、元気になってるかなぁって思ってたら、案の定ずいぶん鮮やか。今の時期は基本乾燥してますからね。普段は縮れています。
真上から
梅雨の時期以降は匍匐茎ばっかりだったんですが、春は直立茎が目立ちます。そういうものなのかな?一年前には気にも留めてなかったですから、春の観察は初めてです。
いつもは深緑色でも新芽は鮮やかな若草色です。美しい。そして相変わらずの半透明の葉。美しい。
※コツボゴケは水平方向に這うように生える匍匐茎(ほふくけい)と垂直方向に立ち上がる直立茎(ちょくりつけい)の2種類の草体をもつ。
以前のコツボゴケのテラリウムのポスト↓
上の写真とは別のコロニー
蒴が順調に成長しています。こちらのコロニーは乾燥気味。2月ぐらいにはもっと一面に蒴が生えていたんですが、公園ですからね、徐々に減っていってます。踏まれたりして。
ウチのテラリウムよりも蒴が大分大きめ。よく見えませんが直立茎から蒴が出ているんでしょうねぇ。きっと。
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ウチのテラリウムのコツボゴケ
我が家のコツボゴケのテラリウムも順調です。
直立茎の新芽がたくさん出ているのと、蒴が大きくなっているのは野生と同じです。コロニーが分厚くなりました。
美しい。この半透明な葉がとても美しい。うつ…ハッ( ゚Д゚)
写真では分かりませんが、野生のコツボゴケと比べると、ウチのテラリウムコツボゴケの方が若干青めです。生育環境の違いですかね。
上にも書きましたが、直立茎がニョキニョキ生えてきています。秋~冬は匍匐茎が優勢でした。このあと雄花盤とか造卵器をつくるのかな?ぜひ見てみたいです。
それと蒴です↓
野生のコツボゴケほどではないですが、大きくなりました。こちらも楽しみですねぇ。
コツボゴケの直立茎と匍匐茎って
コツボゴケって匍匐茎が優勢でたま~に直立茎をだすのかなぁーぐらいにしか思ってなかったんですよ。
ところが、季節によって生えてくる茎の種類が違うっぽいですね。梅雨~冬は匍匐茎が優勢で生える、春は直立茎が優勢で生えるって感じで出し分けているみたいです。ウチのテラリウムのコツボゴケだけじゃなくて、野生のコツボゴケにもその傾向があるので、もう苔としての特徴なんじゃないでしょうか!?
まぁ5月頃に雄花盤と造卵器をつくるはず(そんで受精して翌年の1月頃に蒴ができ始める)なので、今の時期に直立茎をつくるのは納得です(雄花盤と造卵器は直立茎から生える)。テラリウム環境では雄株雌株ともに成熟しづらいらしいですが、頑張ってもらいたい!
それでは。
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