立体鉢底ネットを自作したッ!!鉢の中に空気層をつくる鉢底ネットを自分で作った話。

こんにちはこんばんは。今回のポストは、以前に紹介したセリアさんの立体鉢底ネット↓↓↓

コレを、いえ、正確にはこんなかんじのもの・・・・・・・・・を自作したよッ!って記事です。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

↑↑↑こんなん。冒頭からいきなりネタバレですが、これの作り方を書いた記事ですよっ!(←そんな大げさなもんでもない。)

セリアの立体鉢底ネットとは?

以前のポストで取り上げたセリアさんの立体鉢底ネット↓↓↓

セリアの立体鉢底ネット
セリアの立体鉢底ネット

鉢底に敷く平らな鉢底ネットの代わりに使うアイテムです。根腐れ対策として、鉢内に空間をつくって排水性と通気性を改善してくれるかも・・しれないアイテムです。サボテンやアガベを扱う当ブログ的に表現するなら、

メキシコのおっさんが被っている帽子のような形の鉢底ネットです。

↓↓↓

ソンブレロを被ったおっさん
ソンブレロを被ったおっさん。はやりのAI生成画像

AI生成画像を初めて有効に使えた気がします。つーか生成AI恐ッ

この立体鉢底ネットの効果を図解するとこんな感じ↓↓↓鉢底に設置することで空気の流れができます(と思われます)。

セリア立体鉢底ネット
セリア立体鉢底ネットの図解。こっちは自分で描いた図

こんな図まで書いといてなんですが、この立体鉢底ネット、効果の有無効はハッキリとは証明されていません。ですが、

私は気に入りました。

鉢内を乾燥させておく必要があるサボテン、多肉植物達にとっては少なくとも何もしないよりはいいハズです。

サイズに問題が…

でもこの立体鉢底ネット、超ニッチな商品なのでワンサイズ展開です。

前回の記事でも書いていますが、この立体鉢底ネットは鉢の中に入れて使うには少々大きくて、適正な鉢サイズは4号、少なくとも3号サイズは必要だと思います。ワンサイズなので3号未満の鉢の場合には大きすぎ、4号より大きい鉢には小さすぎると思うんですよ。

ただ、冷静に考えてみると、立体鉢底ネットでなくとも鉢の中に空洞ができればいいんです。それで同じ機能を果たせるハズ。

と、いうわけでフツーの鉢底ネットを加工して、好きな大きさの

立体鉢底ネットを自作します!

要するに平たい鉢底ネットを三角錐に加工します。そっちの方がお安いですし。

平たいネットを三角錐に加工する

さて、加工して立体的な鉢底ネットを自作する。のは、いいとして実際どのように三角錐をつくればいいのか?が問題になります。

三角錐を開いた展開図のかたちにネットを加工する。ものすごく大雑把に言えば、正円を切り欠いて扇形をつくればいいんです。適当に作ってもたぶん大丈夫なんですが、

ブログなのでちゃんと作ります。

今回は約2.5号サイズの鉢に使う想定で作ります。

自作する立体鉢底ネットの寸法
  • 三角錐の直径は7.5cm
  • 三角錐の斜辺の長さは3.8cm
  • 三角錐の高さは約1.970cm(斜辺優先の大きさなので高さは端数)

2.5号鉢は高さ(深さ)があまりないので、やや浅目、鈍角で扁平な三角錐の立体鉢底ネットをつくります。図にするとこんな感じ↓↓↓(小さくて見づらい場合はピンチアウトしてね♡)

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

鉢底全体を覆うような形の立体鉢底ネットをつくります。こうすることで鉢底に空気層ができて、より通気性と排水性が上がるハズ。ついでに根張りも良くなるはずです。

今回は三角錐を展開してできる、底面の正円は必要ないので扇形だけ作ります。

問題になるのが扇形の中心角度→扇形の中心角度は、三角錐の半径を斜辺の長さで割った数字に360°を掛けると求められます。

扇形の中心角度=360°×(3.25cm/3.8cm)=360×0.855…=307.89°…

扇形の中心角度は約307°です。

ちなみに扇形の半径は、三角錐の斜辺の長さの3.8cm。

計算から求められた数字で作図したのがコレ↓↓↓

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

この扇形に鉢底ネットを切って、組み立てればいいわけです。

実際に作ってみるゾッ!

つーわけで実際に作ってみます。用意する道具と材料はコチラ↓↓↓

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

カッター&カッターマット(またはハサミ)、ステンレス定規(ハサミの場合はプラでも可)、分度器。それと加工する鉢底ネット。また写真にはありませんが、お菓子の袋を留める固いヒモ(金属の芯入り。ワイヤータイというらしいです)とニッパーも使いました。これは別のものでもよいと思います(詳細は後述)。

型紙を用意して切り抜けば簡単ですが、今回は測りながらカットしていきます。

まず鉢底ネットを正方形に切ります。辺の長さは扇形の直径。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

今回は先に扇形の中心角を切り抜きます。分度器を使ってカット。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

約53°カット。

次に正方形の角をカットします。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

きれいな正円にする必要はありません。多角形で充分です。

画像は8角形ですが、このあと16角形にカットしました。

コレを設置予定の鉢に仮置き。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

寸法的に問題はなさそう。

この扇形を、開かないように加工して三角錐にします。

今回使ったのは、お菓子などの袋を留める固いヒモ(ワイヤータイ)。これで扇形の辺同士を結んで三角錐にしました。加工するときは、ヒモの中に金属の芯が入っているので、ニッパーやペンチを使用してください。ハサミを使うと刃が欠けます。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

針金で結んだり、ホチキスで止めても良さそう。この辺はお好みで。

このまま使ってもいいんですが、今回の製作品は高さの低い鈍角な三角錐。垂直方向からの荷重でつぶれてしまう可能性があるので補強パーツを入れます。

鉢底ネットをある程度の太さにカットし、筒状に加工。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

これを自作した立体鉢底ネットの下に仕込みます。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

見づらいですね…(-.-)。補強パーツの高さと大きさはフィーリングで作りました!(適当)理想は斜辺の中間にピッタリ収まる形です。

ただまぁ、今回は小さいサイズですし、こんなもんでいいでしょう。これである程度の用土&植物の重さに耐えられると思います。

鉢にセットするとこんな感じ↓↓↓

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

あとはコレに鉢底石と用土を入れて、植物を植えるだけ。

適当に作っても大丈夫。

今回はブログ掲載品なので、きちんと計算して計りながら作りましたが、

かなりアバウトなつくりでも成立すると思うので、適当に作っても大丈夫です。(よほど不器用でなければ)

それっぽくなればオッケーです。ハサミで適当にパチパチ切っちゃいましょう。

まぁアレですね、でもそれなりに手間がかかります。1,2個なら大したことないですが、10個、20個コレをつくるのは相当手間なので、普及するかは謎です(たぶんしない)。

根腐れの対策だけじゃなく、根張りが良くなるとか、植物が大きくなる効果があるとか声高に謳えればいいんですけどね…効果は…うーん(未検証)。

それでは。


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