こんにちはこんばんは。もう植え替えシーズン突入ですね!(この記事を書いてるのは2月末だけど)
一年ぶりに植え替える株や、去年の晩秋~冬にかけて購入し、そのままにしていた植物達を植え替えなきゃいけません。
植え替えるには植え替える植木鉢が必要!
ってことで3Dプリンターを使って植木鉢を自作したよッ!!ver.2.0って記事です。今回は技術的なことにも少し触れています(その分、植物の内容じゃない)。
ver.1.0な記事はコチラ↓↓↓
さらにその前、3Dプリンターを使って植木鉢の受け皿をつくった記事↓↓↓
3Dプリンターで意外と手軽につくれる植木鉢
3Dプリンターがすごく普及したことについては前回の記事で書きました。んで、その普及した3Dプリンターを使ってみた感じ、意外と手軽につくれるんですよ、植木鉢。
ついでにいうと、家庭用3Dプリンターの造形サイズ的にも、植木鉢は具合がイイ。
それに加えて、フリマやオークションのサイト、アプリが普及したおかげで、誰でも手軽に個人間売買ができるようになりました。
巷に、3Dプリンターでつくった植木鉢がたくさんあふれる理由です。
だからってわけじゃないんですが、もともとなんか作るのが好きでもあったので、私も植木鉢をつくり始めました。
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植木鉢の製作スペック
2回目の記事なんで、技術的なことも(ちょっとは)書いときます。
まずは私の制作環境。というか使ってるPCのスペック。
CPUはまぁ普通に使えるレベル。一般的なCPU。コレは上を見るとキリがない。
GPU(グラフィックボードとかビデオカードともいわれる)はNVIDIA(エヌビディア)のT550。旧Quadro(クアドロ)シリーズのグラフィックカードを使ってます。
同じNVIDIA製GPU、同グレードのGeForceに浮動小数点計算能力で負けていますが、3Dモデリングや画像加工アプリケーションはopenGL(という描画技術)を使って画面描画をするハズなので、openGLの描画に特化した旧Quadroシリーズのグラボをチョイス。(GeForceシリーズはDirectXという技術をつかった、主にゲームの描画が得意)
画面の拡大縮小や回転はストレスなく行ってくれます。(高解像度の)レンダリングスピードは…まぁ…コレもハイスペックを求めるとキリがありませんからね…
メモリの方は……足りません。コレも上を見るとキリがない。
そもそもノートパソコンで作業しようというのに無理がある…気もします…
使ってるアプリ
ハード面↑↑↑はこんな感じ。
ソフト面(使っているアプリケーション)は…
3Dモデリングソフトにはblender(ブレンダー)を使用。商用利用可能な無料ソフト(記事執筆時点)。
3Dプリンター用のデータを生成するスライサーソフトは、Creality 3D社のCreality Print(クリアリティプリント)を使用。
メジャーなスライサーソフト、CURA(キュラ)と比較すると…よく言われているように…劣化版というか…Creality Printのほうができることが少ない気がします。
それでも私がCreality Printを使っている理由、それは現在使っている3Dプリンター、Creality 3D社のEnder-3 V3 KEにCURAが対応していないから(記事執筆時点)です。いずれ対応するんでしょうが、対応スピードが遅いのは他社だからしょうがない。対応したらCURAに替えるかも。
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※CURAにセルフでEnder-3 V3 KE用のプリセットをつくることもできるんですが、私はそこまでマニアでもないので対応するまで待つつもり。
無料ソフトのblender
ここで植木鉢を3Dプリンターで製作する上で、もっとも作業時間を必要とするモデリング作業に使うソフト(アプリケーション)、blenderについてもうちょっと書いときます。
私がblenderを使うもっとも大きな理由は、
無料だからです。
無料のモデリングソフト、もしくは有償版があるソフトの無料版のモデリングソフトって機能制限があったりして、事実上使い物にならないものが多いんですが、
blenderは機能制限なし、フルスペックで使えます。
機能をすべて使いこなせているわけじゃないんですが、それでも多機能なことを実感できるレベル。むしろ使いこなせない。そんなアプリケーションです。
まぁいいことばっかじゃないんですけどね。このアプリ。
実際使ってみると、
操作がかなり複雑です。
慣れるまで大変かも。いや、大変です。それどころか、慣れたところでなにかひとつのことを実行するために、やらなきゃいけない手順がとにかく多い。
植木鉢程度をつくるならそれほど苦でもありませんが、ひとつのシーンに何千、何万のオブジェクト(3Dモデリング空間にある物体のこと)をつくらなきゃいけない、大規模なモデリングには向いていないでしょう。
操作系の特徴はそんな感じ。
他、blenderの特徴としては、サーフェース(オブジェクトの表面のこと。厚さ0の現実には存在できないペラッペラッの面)を扱うのがすごく得意だということ。
もっと具体的にいうと、曲面をつくるのが得意です。このへんは曲面の多い植木鉢のモデリング向き。
そのかわりブーリアン演算という、たとえば複数のオブジェクトを合体させたり、オブジェクトを別のオブジェクトで切り欠いたり、穴を空けたりするといったことが苦手。
機能的にはちゃんと実装されているんですが、エラーが起こることが多くて、意図したようにブーリアン演算できないことが多々あります。(うまくやるにはblenderのクセをつかんだコツがいる)
また、blenderのオブジェクトは基本的にサーフェースの集合体で、ソリッド(中身が詰まってるってこと)オブジェクトじゃありません。例えば立方体の場合、他のソフトでは中身がギュッと詰まったソリッドオブジェクトで、途中で切断してもちゃんと断面ができます。
ところがblenderの場合、立方体は6つのサーフェース(厚さ0の面)の集合体なので、切断したら中身がスカスカだったりします。一応、自動で断面に面を貼ってくれてはいるんですが、うまくいかないことも多くて(だからブーリアン演算が不得意)、そのままのデータをスライサーソフトに渡してしまうと、とんでもないエラーデータができたりします。
だから、植木鉢のモデリングは得意そうだけど、3Dプリンター用のデータ出力は不向き。みたいな矛盾した性能です。私の感覚としては。たぶん、ゲームのキャラクター製作とかに向いてるソフトなんじゃないかなぁ。blenderって。ゲーム制作の経験ないからたぶんだけど。
いろいろ言ってますけど、無料で使えるソフトって限られているので、頑張って使ってます。blender
鉢内に空気を供給する通気リブ
そんでやっと植木鉢の話。
前回の記事で根張りを良くするために、鉢内に空気を供給する鉢のことを書きました。
鉢の土中により空気が供給されれば、根張りもよくなる…だろう…と。
通気口を設けたリブを底に配置して、直接土中に空気を供給する仕組み。
使い始めたばかりなので、実際どうなるかはまだよくわかっていません。でもいろいろ改良したかった点はあるので、どう改良したかっていう話です。
今回の改良点としては、底リブの天板にも通気口を配置。鉢底の接地面を減らして、湿気が抜けるようにしました。
ブラッシュアップしたver.2.0
今回製作したのは、φ9cmの3号サイズとφ7.5cmの2.5号サイズ。
2.5号の方はデザイン違いも製作。デザインに関しては今後色々つくってみるつもり。
以前、小さい鉢は正義!!!という記事を書きましたが、
植物置き場がなくなっている我が家ではホントにその通りで、狭いスペースを有効活用できる小さい鉢は救世主のような存在。なのでφ7.5cm、2.5号という小さ目の鉢を今回製作。
最近(超有名なプラ鉢の)プレステラにも75サイズが出ましたが、φ9cmとかφ10cmの鉢って、けっこう大きすぎたりするんですよね。アガベとか割と大きくなる植物にはいいんですけど。
通気リブ。
鉢底は取り外し可能。というか、底が接地しないように3Dプリンターで綺麗につくるには、別パーツでつくるしかなかった。
左の円柱状のほうは、手作業っぽくちょっと歪ませてます。右の方は角ばったデザイン。
前回つくった鉢との比較↓↓↓
…違いがわかんないな…。まぁ主に鉢内部の改良だから当たり前か…。……そういえば素材も替えました。前回までは艶アリの黒。今回は艶ケシの黒です。
ってやっぱり全然違いが分かりませんね。(実物を比較すると、確かにちょっと艶が無いな…ってレベルで違いが出てはいる)
と、いうわけで3Dプリンターで植木鉢をつくったよって話でした。
色々つくりたいけど時間が…
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8割が植物に関係ない話でしたね。
そして最初の説明で疲れてしまって、肝心の自作した鉢の話が少ないという記事でした!
それでは!
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