こんにちはこんばんは。春…というにはずいぶん早いですが、もうすぐ植え替えの季節が始まります。植え替えの一番最初にやることことといえば…そう、
植木鉢をつくることです。
今日は前にポストした3Dプリンターを買ったよっていう記事の続き。
3Dプリンターを使って植木鉢をつくりました!
今回はその制作した植木鉢の記事。……
…なんか自己の承認欲求を満たすためだけの記事になりそうですが、かる~い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
3Dプリンターで植木鉢をつくるッ!!
2010年代に家庭用モデルが登場し、爆発的に普及した3Dプリンター。当時、グッドデザイン賞の会場に展示されていた実機をみて、こんな小型で、しかも安い3Dプリンターが出たんだぁと感動していました。
その当時のモデルは、今の3Dプリンターの性能とは比べ物にはならないとは思いますが、だれでも自由に(それでも制約はあるけど)立体物が作れることが衝撃的でした。
全く余談ですが、スペインのバルセロナにある世界遺産、サグラダ・ファミリアは3Dプリンターの登場で完成までの工期が縮まったらしいです。サグラダ・ファミリアの地下にはすんげぇでっけぇ3Dプリンターと造形室がありました(2015年当時)。そこで未完成部分の模型を作っていましたよっ!
モデリング作業の大変さや、3Dプリンター自体の印刷スピード、最大造形サイズの問題などで、私はこれまで3Dプリンターに触れる機会はありませんでした。ですが時間とともに技術も進歩し、昨今はずいぶん手軽に3Dプリンターが使えるようになったと思います。3Dプリンターの性能も向上しましたが、PCもずいぶん性能が良くなって、苦も無く3Dモデリング作業ができるようになりましたし。
そんな流れもあって、3Dプリンターで製作された植木鉢を店頭でも見かけるようになりました。
やはり3Dプリンター鉢で有名&先駆的な方はゆるぷさん。SSN鉢が人気ですよね。
ゆるぷさんの鉢ではないですが、私も渋谷のハンズさん(もう東急ってつかないのね…)でbachiさんの3Dプリンター鉢を買いました。
ハンズ渋谷店さんでは豊富に3Dプリンター鉢を取り扱っています(その製作工程の都合から欠品も多いですが…)。バイヤーさんありがとう!!他にも埼玉県越谷市の園芸店、シマムラ園芸さんでも扱っていますね。
そして…手軽になった3Dプリンター…
当然自分でも作りたくなるじゃないですか。
ということで以前の記事でも書きましたが、3Dプリンターを買いました。
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つくります!植木鉢!!
鉢内に空気を供給する植木鉢をつくる
どんな植木鉢をつくるか?実は前々からつくりたかった鉢のイメージがあります。
以前のポストでも紹介したbachiさんのジャイロポットは、根腐れ防止のため全面メッシュ構造の鉢になっています。乾燥…というのは確かに重要なんですが、同じことをしてもしょうがないので、アプローチを変えて
鉢の中の用土に空気を供給することができる鉢をつくります。
植物は地上部分だけではなく根でも呼吸しています。そのため、根が呼吸できないと根腐れしてしまうわけですが、逆に適切に空気を供給してあげることによって、より根の生長を促せるハズ。
過去にも鉢内環境を改善するアイテムを紹介しました↓↓↓
セリアさんの立体鉢底ネット。こんな感じのものを自作したりもしています↓↓↓
考え方としてはコレの発展形。でもこれらの立体鉢底ネットって、確かに鉢内の環境改善にはなるんですが、結局鉢底穴から空気が供給されるだけなので、それがボトルネックになってると思うんですよね。
なので鉢の中の土が空気と接触する面積をより増やしてあげようと。そうすることで、植物自体の生長が良くなるはず。そんな鉢を考えてみました。
↓↓↓イメージ図。
鉢底に通気性のある底リブを組み込むことで、鉢の中の土に空気を供給します。鉢の下部のスリットから空気を取り込むわけです。
実際つくってみたッ!!
モデリングに使ったのはフリーソフトのblender。
さっそく作業開始!
完成!(雑!)
今回はモミジ用に浅型の鉢にしました(←盆栽風に浅く植えたい)。直径φ12cm、高さ8cm。浅型の鉢は選択肢が少ないので、自分でつくるという…ね。
底面はこんな感じ。まだまだ改善の余地ありまくりですが、最初だしこんなもんで作ってみます。試作品だしね。
このデータをスライサーソフトに渡して、3Dプリンター用のデータ、G-codeを生成します。使うスライサーソフトは、今回購入した3Dプリンター
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に付属していたスライサーソフト。Creality 3D社のCreality Print。現状、V3 KEのWi-Fi機能を使うためにはこのソフトを使うしかなさそうなので、コイツを使います。
ただこのソフト、モデルごとにスライス設定を変えられないので、たとえばbachiさんのジャイロポットみたいに植木鉢を部分的にメッシュ構造にするとかできません。有名な汎用スライスソフトのCURAでは、V3 KEは新しすぎて設定がプリセットされてないし…(記事執筆時点)
というわけでクリアリティプリントでスライス!
層ごとの造形も確認できます。
このデータを3Dプリンターに渡して、
印刷開始!
うい~ん。ブレているのはプリンターが動いているから。外周部のジグザグしているパーツは、鉢のオーバーハング部分を支えるサポート材。完成したら不要になるパーツです。
完成!
サポート材を取り外したのがコチラ↓↓↓(バリ取りが甘いです。気にしないでください)
下部中央が通気用の底リブのスリット。
底面。
モデリング通り(当たり前)。ただやはりベタっと接地してしまうのは気になります。改善の必要アリかな。
他にも問題が…
継ぎ目がくっきり。コレ、層ごとの造形を始めるところと終点の継ぎ目。これは3Dプリンターの造形の仕組み上、完全に消すのは難しい。できればデザイン的に目立たないようにしたい。
底の通気リブ。
こちらはイメージ通り。
早く植え替えしたい!
さっそく改良してみた
というわけで試作1号ができたわけですが、実はまだまだ鉢数が足りません。なので、この試作品を使ってもいないのに改良しました。
試作2号。コレは約3号サイズφ10で製作しました。
一番の特徴は上部と下部で完全にデザインを分けたところ。3Dプリンターを使っていると(モデリングしていると)、鉢表面にいろいろとで出っこみ引っ込みを付けたくなりますが、そこはぐっと我慢して、シンプルに岩肌調にしてみました。
ゴツゴツしたところは継ぎ目(シーム)も目立たず。
もちろん通気底リブも組み込んでます。さらに底の接地面も減らして通気性も改善。
あとは使用するPLAフィラメント(鉢の素材のプラスチック)を吟味して、艶消しとかでも試してみたいなぁ。
そしてコレ↓↓↓
失敗作。
モデリングや3Dプリンターのクセをつかみ切れてなくて、細い部分が造形できてなかったり、途中で割れたりしました。
サイズ違い等もつくって春の植え替えに備えます!
しかし時間が溶けてくなぁ~。ブログ記事のストックも少なくなってきたので、少し焦ってます;;書かねば…
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それでは。
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