越冬させたバジルはどうなった?

なんかの続きのような見出しですが、このブログには初登場の植物です。なんの変哲もないスイートバジル(以下バジル)。正確には観葉植物ではなく食用植物です(笑)。ウチではバジルも室内で栽培しています。

バジルって日本では夏の植物のイメージで、冬には枯れちゃいますよね?原産地では多年草なんですって!つまり頑張れば冬を越せるってことです。

そんでそのバジルの越冬に挑戦したよって記事です。はたして冬を越して春を迎えたバジルはどうなったのか!?

我が家のバジルこれまで

遡ること約1か月。昨年からの冬備えを3月上旬にとっぱらったタイミングで記事にしました。

まずは越冬した我が家のバジルをご覧くだせえ。

バジル
越冬したバジル

ばばーん!

ぱっと見、枯れてますな。いやいやいいんスよ。幹(茎)が茶色いのは。越冬したバジルは木質化するので。葉が無いのは問題かもしれませんが。

茎は硬いし、切断面の中心部は緑なので維管束と形成層は生きている。…と思います。つまりまだ枯れていない。たぶん。

我が家では毎年、私の実家からもらったバジルの枝を水栽培していました。去年はせっかくだし鉢植えにしようと思い立ち、ついでに越冬させてしまおうと思い付きでここまできました。

そしてこのバジル、昨秋の剪定時期を逃してしまい伸び放題。撮影ブースにも収まりきらない大きさになってしまいました。高さ50cm超えてる。そもそも鉢に植わっている株の数が多すぎるうえ、草丈が高すぎるという、あまりよろしくない状態で越冬することになりました。

そもそもバジルとは?

バジルはインドや熱帯アジア原産、シソ科のハーブ(香草)です。原産地はイタリアじゃないんですね。和名はメボウキ。

バジル原産地
バジル原産地

上にも書きましたが、原産地のインドでは多年草です。日本で秋冬に枯れてしまうのは気候があっていないから。寒さに弱い!。その分暑さには強いです。

シソ科ってだけで丈夫そうな印象ですが、実際丈夫です。よくシソで和風ジェノベーゼソースをつくるレシピがありますが、バジルも同じシソ科なのであながち間違った調理でもないですよね。

バジルの育て方

そんなバジルの育て方です。すごく丈夫です。

採光:バジルは日光が大好きです。よく日に当てましょう。経験上は葉焼けしたことはありません。…気づいていないだけかもしれませんが。ただ、今年は午前中の直射日光+明るい日陰ぐらいで育ててみようかと。直射日光を浴びせすぎて葉が硬くなってる気がする…。…食用なので…。

水やり:バジルは水が大好きです。一般的な培養土(野菜用or観葉植物用)+鉢底石で排水性を確保すれば、ドバドバ与えて大丈夫です。夏場は土が乾く間もなく1日2回、ドバドバあげていました。気温低下に合わせて水やり回数を減らし、冬は4、5日に一回にしてました。

温度管理:水切れさえ起こさなければ、暑さには強いです。日本の酷暑も全然平気です。ただし風通しは確保してあげましょう。種からの発芽温度は20℃くらい。生育期は春と夏です。この特性からわかると思いますが、寒さにはメッチャ弱いです。日本でのバジルは冬に枯れるのが前提なので、耐寒温度に関しての情報は少ないのですが経験上、屋外栽培の場合は最低気温が10℃以下で明らかに調子が悪くなって、5℃以下で確実に枯れます。越冬には当然ですが、室内で挑戦です。

その他:バジルは丈夫なので実生、挿し木で簡単に増やせます。花の開花後、種ができます。種子はコショウみたな黒い粒。花は大体8月から12月頃まで次々に咲いていきます。開花は株に負担がかかるので、越冬を決めた夏ごろからつぼみをむしりとりまくりでした。
プランター植えの場合は株同士の隙間を20~30cm程度離し、草丈20cmを目安に摘心を行うと葉の収穫量が増えるらしいです。ウチでは毎年、密&伸ばし放題だったので実践はしてない!

越冬に挑戦

越冬に成功させるには、ただ室内で栽培するだけではダメなのは経験上わかっていたので、冬備えをしました。ちなみにその時の写真はありません。

  • 鉢を梱包材のプチプチでくるむ。
  • 鉢ごと浅めの発泡スチロール箱に入れる。
  • 支柱を立てる。
  • 全体に透明ビニール袋(今回は半透明だった)をかぶせ、袋の口をしばる。
  • 暖かい日の昼間はビニール袋を取り外す。

これで越冬に挑戦しました。置き場は東側の出窓。支柱を立てるのはバジルと袋が直に接するのを防ぐためです。ちなみに無加温、というか人間がいないときは暖房をつけていません。

多くのサイトで、バジルは越冬するよりも次の年に苗や種を購入した方が、手間がかからなくてオススメとあります。これは本当です。バジルの越冬超めんどくせぇ。

昼にビニール袋を外したり、激寒の日に部屋の真ん中に移動させたりとか超めんどくさかったです。ちなみにビニール袋を被せっぱなしはカビます。

どうなったか?その後

上には枯れてないかもって書いたけど…コレ、ホントに越冬できてるのかな?

バジル
バジル。真上から。ピントは左上の生きてる葉

おまけ。鉢はイケアの陶器鉢。10年ぐらい前のもの。当然ディスコン。受け皿(緑の部分)はスチール製。

イケアの鉢
イケアの鉢

さらにその後…

そして4月を迎えた現在、何も変わっておりません。むしろ(さらに)葉が少なくなりました。もう新芽が出ていてもいいころです。これは…逝ってるかな?

そこで、茎を切開してみました。結果…中がスカスカです。

枯れてますな…。越冬失敗です!!

原因は寒さでしょう。ありきたりですが。我が家は寒すぎたようです。

ものすごく手間をかけたことが意味なかったことがショックです。そして上に書いた越冬方法では冬を越せません(少なくともウチでは)。

それでは。グスン。


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