ギムノカリキウム・新天地錦をStandard Productsの鉢に植え替え

群馬県前橋市の通称サボテン団地、伊藤園芸さんが小売り用に開放している温室で購入したギムノカリキウム属のサボテン・新天地錦。その新天地錦をスタンダードプロダクツの鉢に植え替えました!!

新天地錦
新天地錦

今回はその植え替えの記事です。

ギムノカリキウム・新天地錦とは?

我が家の植物のなかでの一大勢力がサボテン・ギムノカリキウム属です。日陰を好むサボテンの一群で(同じギムノカリキウム属でも日当たりを好むのもいる)、この新天地錦を含めて、私が育てている品種がもっとも多いサボテン属です。

ギムノカリキウム属には人気のサボテンが多い印象がありますが、プリっとした草肌とカールした棘が特徴の新天地(錦)もそんな人気サボテンの1種です。

メキシコ原産のサボテンが多い中(私の偏見?)、ギムノカリキウム属の原産地は南米、アンデス山脈のふもとです。新天地はアルゼンチン原産ですね。

アルゼンチン
新天地の原産地はアルゼンチン

今回の主役、新天地”錦”は新天地の”斑入り”(=錦)です。通常の緑色の草体に別色の斑(サボテンの場合は黄色が多い)が入る個体ないし品種には”錦”という名前がつくのが一般的です。もちろん例外もあって、エキノプシス属の短毛丸(タンゲマル)の斑入り種は”世界の図”という名前が付いてます。

ギムノカリキウム属のサボテン達、海王丸や牡丹玉などは大きくなっても20cm弱、10~15cmぐらいといったところですが、この新天地(錦)は最大で40cm近くになるギムノカリキウムでは最大クラスのサボテンです。

あ、そういえば新宿御苑の温室にも新天地がありました↓↓↓

サボタニ。新天地とか
新宿御苑温室のサボタニ。新天地とか

画像中央下やや左の玉サボテンが新天地。大きさが伝わりづらいですが、かなり大きかったです。最大サイズぐらいじゃないかな。

新天地の特徴・棘が濡れると赤くなる

そしてこの新天地(錦)の最大の特徴が、

棘が濡れると赤くなるです。

乾燥時の新天地錦↓↓↓

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦

んで、霧吹きで濡らした新天地錦↓↓↓

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦

これはアスファルトや砂利が濡れると色が濃く見える現象と同じで、濡れることによって表面の凸凹の乱反射が抑えられ、本来の色(新天地の棘の場合は赤)に見えるということです。新天地の棘は目に見えないぐらい小さい凹凸がたくさんあって、普段はその凹凸が乱反射してグレーに見えているってことですな。

棘やアスファルトや砂利が水を吸って色が濃く見えるわけではありません。

水に濡れることで表面の凹凸に水が溜まり、滑らかになって乱反射が抑えられて色が濃く見えるだけです。……私はこの自然現象の理屈を大人になってから知りました。

そういえば、この新天地錦を購入した群馬サボテン団地の小売り用温室には、新天地によく似た「新世界」っていうサボテンがありました。棘の本数が多い、いかつい新天地って感じのサボテンです。どう見ても新天地の変種ってかんじですが、ブラキカリキウムという別の属のサボテンみたいです(ただし交配できるみたいなので近縁であることは間違いない。というか、新世界をギムノカリキウムとしている場合もあるので、ホントにブラキカリキウム?って感じです)。

植え替えるよッ!!

この購入した新天地錦、土に植わっていない抜き苗なのでさっそく植え替えました。

ちなみに植え替えたのは7月初め。数か月後のブログにアップ…です…

↓↓↓主役の新天地錦。

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦。ハングルの新聞が新鮮

取り出すとこんな感じ。

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦

そんで、植え替えるのはスタンダードプロダクツの円柱型鉢Sサイズ。

シンプルなデザインが気に入ってリピ買い。

いろいろな鉢を試したいなぁって思っているんですが、このお手頃価格に負けてしまします。330円也(記事執筆時点)。高さが浅くてもっとカラバリがあればなぁ。

スタンダードプロダクツの植木鉢
スタンダードプロダクツの植木鉢

ネットと鉢底石を敷いて…

ネットと鉢底石を敷く
ネットと鉢底石を敷く

難しいことは考えずに、新天地錦を植えます。用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土+観葉植物用の培養土をブレンド。比率は3:1ぐらい。いつももっと保水性をあげてもいいかなぁって思うんですが、湿りすぎているより乾燥しすぎている方がまだいいので(=枯れない)まぁいいかって感じです。私には、早く生長させたいとか大きくさせたいとか願望が無いので、用土に特にこだわりはありません。

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦

ふと今気づきましたが、この新天地錦本体の疲れ具合からして、確実に根は枯れているハズなので、バッサリ根を切ってから植えればよかったですね。もうどうにもなりませんが…(かといって致命的なわけでもないと思うのでまぁいいかと)。

そう、草体はだいぶ疲れて(傷んで)いたようで、植え替え中に棘が一部ポロっと取れてしましました。

最後にマルチングして植え替え終わりです。マルチングは富士砂細粒。

ギムノカリキウム・新天地錦
ギムノカリキウム・新天地錦

最初の水やりは1週間後から。

たぶん発根しないと生長を始めないと思うので、1カ月ぐらいは変化なしでしょう。早く水を吸って、ツヤツヤプリプリの新天地らしくなってほしいものです。

そんな新天地錦の育て方

上にもちょろっと書きましたが、ギムノカリキウム・新天地錦は木陰に自生しているので、直射日光が苦手なサボテンです。

  • 日照
    原産地では木や背の高い草の木陰に自生しています。そのため直射日光が苦手です。夏の直射日光は確実に遮光しましょう。私は明るい日陰で育てています。
  • 潅水
    サボテンには水が必要なさそうな印象がありますが、生長期には割とたくさんの水を必要とします。春~秋は鉢の中の土が完全に乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水をあげましょう。水やりはサボテン本体にではなく、用土の表面に注いであげましょう。夏は昼間の暑い時間を避け、夕方や夜に水を与えてください。秋の終わりごろから徐々に水を減らし、冬は月に1,2回程度、土の表面が濡れる程度の水を暖かい時間に与えてください。株が大きい場合は完全断水もありです。
  • 温度管理
    寒さが苦手です。最低気温が5℃を下回りそうなら室内に取り込むのが安全です。屋外で越冬させる場合は寒風や霜には当てず、凍らないようにしてください。断水し休眠状態にすることで耐寒性が上がります(屋外越冬はオススメできませんが)。
    本来ならば夏にも生長するサボテンですが、今の高湿度かつ暑すぎる日本の夏の気候で生長するかは疑問です。新天地は春から夏にかけては球体を大きくし、秋に新棘を出すような特殊な生長をする…らしいです。

以上、新天地錦の植え替え記事でした。

早く根付いてプリプリになってほしいですな。

それでは。


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