群馬県前橋市の群馬サボテン団地に行ってきた!訪問は節度とマナーを守って。

群馬県前橋市の通称”群馬サボテン団地”に行ってきました!”通称”なのかはわかりませんが、グーグルマップには”群馬サボテン団地”で登録されています。

群馬サボテン団地の販売用温室
群馬サボテン団地の販売用温室

群馬県前橋市のサボテン団地とは?

群馬サボテン団地は群馬県前橋市にあるサボテン、多肉植物の生産農家さんが密集する地域です。

いくつかの生産農家さんがサボテンと多肉植物を生産しておられるようですが、その一つ、伊藤園芸さんが小売り用に温室を一つ開放しておられます。

サボテン団地周辺にはサボタニ用の温室がたくさんありますが、駐車場(らしきところ)の近くにある温室1棟(伊藤園芸さんの)以外は、

立ち入り禁止ですので勝手に立ち入らないように。ネットにはいろんな種類の植物を取り扱う園芸店みたいな書き込みもありますが、決してそんなことはありません。あくまで生産農家さんが集まったところです。

ちなみにこの群馬サボテン団地、郡仙園さんのことを調べている時にグーグルに出てきたのがきっかけで訪問です。

私の好きな”サボテン”の”団地”ですからね。そりゃあ行きたくなります。

訪問は節度とマナーを守って

この記事は撮影とブログへの掲載許可を取っています。ですが、当の農家さんたちは過去にネットに投稿された記事によって、自分たちのあずかり知らないところで有名になってしまったようで困惑しておられました。

私の訪問した印象では、サボテン多肉植物生産の傍らご厚意で温室を開放しているように見受けられました。店(?)構えも「園芸店というよりは生産者らしくしている」とおっしゃっていましたし。しかし、過去にネットに投稿されたとある記事(もっと具体的におっしゃっていましたが伏せさせてもらいます)で有名になってしまい、マナーの悪いお客さんが増えたのかな?って勘ぐってしまいました。

訪問の際は節度を持ちマナーを守りましょう。(ここに限ったことではありませんが)

それと、個人で運営されているような感じなので、ネット情報にもあるように営業日時の確認を事前にした方が確実かもしれません。ですが、どう見ても電話に出れるような環境では無いので、電話が繋がらないのも止む無しだと思います。実際に私も前日に何回か電話しましたが繋がりませんでした。ここの主軸はあくまでも生産農家ですからね。(とはいえ実際に行って、休業だった場合はそれも問題なので難しいところだとは思います)

伊藤園芸さんの温室はどんなかんじだったか?

温室の入り口で作業をされていたおばちゃんは「よろこぶような珍しいものとか(価格が)高いものはないよー」って言ってましたが、私的には大満足でした。今思うと趣味家が喜ぶようなもの、例えば綴化(てっか)や石化(いしか、せっか)したサボテンや多肉植物はないよ。という意味だったのかもしれません。

群馬サボテン団地の販売用温室
群馬サボテン団地の販売用温室

温室で販売されていたのは、もちろんここでもエケベリア。そしてアガベ。サボテンやユーフォルビア、ハオルチア等の多肉植物です。

販売用の温室を管理しているのは伊藤園芸さんですが、温室の中には他の農園さんが生産された植物も販売(委託販売でしょうか)されているようでした。実際私の購入品にも”小林”って書いてありましたし。

基本的に小さい苗は激安だと思います。他にも色々と置いてありましたが、レウクテンベルギア・晃山はお買い得かなって思いました。伊藤園芸さんが実生された苗で、実際「うちは安く出してるよ」とも言っていましたし。もちろん他にもお買い得品はありましたし、おばちゃんに聞けば他にもオススメ品が他にあったかもしれません。ただ私は晃山が好きです。

他の温室は、その温室の方に許可を取れば見学はできそうな感じでしたが、誰もいなかったので外から眺めて終了でした。そして許可のない撮影はしないでください。

サボテン団地のおばちゃんたちとの雑談

伊藤園芸さんのおばちゃんは最初はだいぶ怪訝な対応でしたが、購入品の会計時には朗らかに雑談してくれました。(最初はたぶん冷やかしに思われた+上記のネットの件があったんだと思います)

ちなみに中学生からサボテンを育てておられるすごい方たちです。そしてサボテンに対する愛を感じました。

  • 私の問い:サボテンがなかなか大きくならない→「地植えすればいいんだよー。鉢植えじゃなかなか大きくならないよー」
  • 私の問い:地植えだと冬越しが大変じゃないですか?→「温室をつくって地植えすればいいんだよー」
    →無理です。
  • 「サボテン、種から育てると楽しくなるよ。」→私の答:種をつくるには同じ品種の株が二つ必要じゃないですか。ウチには場所がないんで一株が限界なんですよねー。→「二つじゃ足りないねー。開花時期が合わないから。三つはいるよー。」
    →無理です。

みたいなやり取りをしました。学んだことは、

  1. サボテンを(早く)大きくするには温室をつくって地植え。
  2. 実生のための採種には交配可能な株が3株以上必要(あった方が良い
  3. 高価な品種は枯れたときの保険のためにも実生で増やす。

…です。これからの人生に活かせるかはわかりませんが。

ちなみに高価な品種というのは時代によって変わるそうで、高額で取引されるからとみんなが生産を始めると、流通量が増えて買い叩かれるそうです。

なんとなく分かっていた事でしたが、実際に農家さんの口から聞くと重みが違います。

そして、珍しい品種をお手頃価格で買えた場合、

それはもう珍しい品種ではない。とも思いました(私の所見では)。

そして暑かった

ご厚意で伊藤園芸さんの別の温室も見学させていただきました。販売用の温室と違って、これから卸売りに出荷されると思われる苗が並んでいました。

伊藤園芸さんの生産用温室
伊藤園芸さんの生産用温室

が、訪問したのは6月末。今シーズン一番の暑さを観測した日(当時)です。温室内は、

暑かったです。販売用の温室も暑かったですが、生産用の温室は比べ物にならないくらい、

暑かったです。サボテンの栽培は大変だなぁ。もう感想そんだけ。立ってるだけで気が遠くなってサボテンどころじゃなかった。

んで、6月末でそんななんで、猛暑が続く最近では人間は生存不能なんじゃないかと思います。訪問する場合は熱中症にご注意を。そもそも営業してるんかな?

そんで購入品

ってわけで新天地錦を購入しました。好きなギムノカリキウム。実は前から欲しかった新天地。しかも斑入り。

新天地錦
新天地錦

他にもいくつか欲しいのあったんですが、やめときました。置き場所無いから。

まとめ

楽しかったし、満足でした。

で、終わってしまってはいけないのでもうちょっと書きます。

群馬サボテン団地は田園に囲まれた、本来はおおらかな場所であるはずです。ですが、至る所に立ち入り禁止の紙が貼られ、防犯カメラが設置されている物々しい雰囲気になってしまっています。これらは来訪者による問題行為を想起させます(平日に伺ったので客は私たちだけ。繁忙期がどうなっているのかはわからないので、私の思い込みであってほしいですが)。

繰り返しになりますが、ここは園芸店ではなく、生産農家さんが温室の一部を販売用に開放しているだけの場所です。多肉植物がいっぱいあるぜ!イェーイ!!みたいな場所ではありません。

訪問する際は節度を持ちマナーを守ってサボテンと多肉植物を楽しんでください。

生産農家さんと私たち園芸好きがお互いにWinWinになれることを当ブログは願います。

それでは。


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