ギムノカリキウム属のサボテン・LB2178をStandard Productsの鉢に植え替えたッ!!

埼玉県久喜市の園芸店、武蔵野花壇さんで先日行われた(もうだいぶ経ってますが…)園芸イベント、コレクターズプラントフェア。その時に購入したギムノカリキウム属のサボテン、LB2178(っていう流通名のサボテン)をStandard Productsの陶器鉢に植え替えました!(植え替えたのは6月下旬なのでこちらも時間が経っている…)

今回はその植え替えとLB2178の育て方の記事です。

ギムノカリキウム・LB2178とは?

LB2178という奇妙な名前のサボテン。実は、パラグアイの一部地域で発見された牡丹玉というサボテンの変種です。LB2178というのは、産地を識別するために(主に種子に)つけられるフィールドナンバーがそのまま流通名になりました。

牡丹玉はギムノカリキウム属のサボテンで学名はGymnocalycium mihanovichii var. friedrichii.(※)

LB2178も当然同じギムノカリキウム属。学名はGymnocalycium mihanovichii LB2178.(※)

※ちなみに私はこの学名のmihanovichii(ミハノビッチ)とfriedrichii(フリードリッヒ)がどう違うとか全然わかりません。ネットの情報はミハノビッチとフリードリッヒが混在しています。サイトによってLB2178がミハノビッチだったりフリードリッヒだったりしています。

そして上にも書きましたが、LB2178の原産地はパラグアイのアグアダルシー地区。

LB2178原産地
LB2178原産地。パラグアイの一部地域

そうコイツ、園芸的に整った見た目をしていますが、野生に自生する原種です。

LB2178の最大の特徴が、草体に入るくっきりとした白い縞模様です。縞模様は美しい下垂曲線、植物とは思えない幾何学模様を描きます。

とりあえずカッコいい。

他にも特徴があって、

  • 球サボテンだが草体の高さが低い扁平。
  • 棘が1本。そして短い。
  • 稜が鋭角でシャープ
ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178。稜シャープ

現在人気のあるサボテンの一つで、私的には高価な高級サボテンです。ですが、こんな値段でも出回り始めに比べれば流通量が増えて、価格もこなれてきた…らしいです。

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でも高いよなぁ。

※ホームセンターではもっとお手頃価格で出回り始めました。アフィリエイトする気が全然ない私。

植え替え手順

LB2178はクセのない普通の(?)サボテンなので、基本通りに植え替えればOKです。

  1. 植え替える前に断水し鉢の中の土を乾燥させておく。乾燥させておいた方が古い土を落としやすく、根へのダメージも少ない。
  2. LB2178を植わっている鉢から取り出す。横にして鉢の側面を叩くと取り出しやすい。
  3. LB2178の根に付いた古い土を落とす。筆で払うと落としやすい。根が長い場合はこの時清潔なハサミでカット。
  4. 植え替える鉢にネットと鉢底石を敷く。
  5. LB2178の位置を調整しながら用土を入れていく。用土は栽培環境にあったものを。私は市販のサボテン多肉植物用の培養土と観葉植物用の培養土に砂などを混ぜたものを使用しています。根が湿った状態が長く続くのを嫌うので、水はけのよい用土を。
  6. 根の周りの用土をつついたり、鉢の側面を軽くたたいて、根と土の間に隙間ができないように。
  7. ある程度の高さまで用土を入れたら、表面をマルチング材で覆って植え替え終了。
  8. 植え替え後最初の水やりは5~7日後に。鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与える。

過去に植え替え記事をいくつも書いていますが、植え替え前に乾燥させるって初めて書いたかも。当たり前のようにやっていた事なので、今まで書き忘れてました。

LB2178の棘はそれほど凶悪ではないので、植え替えはしやすい方だと思います。ただ短いとはいえ棘自体は鋭いので、皮手袋などをする方が安全です。

植え替え実践

いざ植え替え実践です。

まずは植え替えるLB2178。この生産者さんの苗は以前も購入していて、比較的水はけのよい用土に植えられています。ただ、私が他に栽培しているサボテン達と用土をそろえた方が、水やりの管理手間が減るので植え替えます!

ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178

このLB2178を横にしてプラ鉢の側面を軽く叩き、鉢から取り出します。

んで、取り出して根に付いた古い土を払い落としたのがコチラ↓↓↓

ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178

株の大きさは小さいけれど立派な根です。丈夫そう。

植え替える鉢はコレ↓↓↓

ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178

以前、ユーフォルビア・紅彩閣を植えていたStandard Productsの鉢を再利用します。

この紅彩閣、あまりにも傾きがひどくなったんで、もっと深めの鉢に植え替えました。んでその鉢を再利用。短期間で植え替えられた紅彩閣はたまったもんじゃないだろうなぁ。

ネットと鉢底石を敷いて…

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

LB2178の植え付け位置を調整しながら用土を入れます。

ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178

最後にマルチングして植え替え終わり。

ギムノカリキウム・LB2178
ギムノカリキウム・LB2178

今回のマルチングは富士砂(大きさ無選別)。最近は富士砂を使ってばっかりだなぁ。

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そんなLB2178の育て方

LB2178は日陰に自生しているギムノカリキウム属のサボテンと同じ育て方でOKです。まぁ牡丹玉ですからね。

  • 日当たり
    現生地では木陰や背の高い草の陰に隠れて自生しています。そのためサボテンのくせに直射日光が苦手です。遮光するか明るい日陰程度の日光を当ててください。日光が強すぎる場合、ストレスで赤くなり(この株も少し赤い)ひどい場合は葉焼けします。直射日光を当てる場合は、午前中の数時間だけ当てるようにしてください。その場合でも夏の直射日光は避けてください。
  • 水やり
    鉢の中の土が完全に乾いてから水を与えてください。水は鉢底から流れ出るくらいたっぷりと。サボテンは意外と水を必要とします。根が湿った状態が長く続くと、根腐れを起こして枯れてしまいます。乾燥には強いので少々の水切れでは枯れません。
    また、冬季は休眠するので、あまり水を吸いません。秋の終わりごろから徐々に水を減らし、冬は土の表面が湿るくらいの水を月に1,2回、暖かい時間帯に与えるか、または完全に断水します。このへんは状態を見ながら判断してください。小苗の完全断水は根へのダメージが大きいので少しの水を与えた方が良いです。
    水やりは冬は暖かい時間帯、夏は涼しい時間帯に行ってください。
  • 温度管理
    暑さには強いですが、寒さには弱いです。最低気温が5℃を切りそうなら室内に取り込むのが安全です。屋外で越冬する場合は断水し、休眠状態にすることで生長が止まり、耐寒性が高まります。その場合は霜や寒風に当てず、凍らないようにしてください。

私はこのLB2178も過去に記事にしたサボテンたちのように室内で育てています。他のサボテン同様、今のところは順調です。

以上、ギムノカリキウム属のサボテン、LB2178の紹介と植え替えでした。

それでは。


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