今回は以前の記事で紹介した緋牡丹錦×LB2178ハイブリッド(推定)の植え替えの記事です。
このサボテン、埼玉県久喜市の野原園芸センターさんで購入しました。ちなみに4月1日に開催されたイベントの記事↓
っていうわけで緋牡丹錦を植え替えます!受け替えたのは4月上旬です!
緋牡丹錦って実際なんなの?
植え替えの前に…
過去に緋牡丹錦は記事にしています。
この緋牡丹錦は、今回植え替える緋牡丹錦×LB2178ハイブリッドとは全然違う見た目をしています。
そもそも緋牡丹錦とは、かつて日本で創出された園芸品種のサボテンで、瑞雲丸(牡丹玉?)の斑入り種といわれています。ギムノカリキウム属の赤やピンク、オレンジの斑が入ったサボテンで、その特徴的な色味がひときわ目を引きます。
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園芸品種なので原種、つまりもともと自然界に自生するサボテンではありませんが、創出された当初は純粋(?)な緋牡丹錦が存在したはずです。たぶん。
ですが、なんか今では赤色系のギムノカリキウム属のサボテン全般を緋牡丹錦っていうような気がします(私のイメージでは)。
そのためギムノカリキウム属のいろんなサボテンの特徴が混ざった、赤い斑入りサボテン全般が緋牡丹錦としてひとくくりにされています。
今回植え替えるのは、その特徴から緋牡丹錦と牡丹玉の変種、LB2178のハイブリッドだと思われます。色は赤×茶色?色の濃い部分は紅葉してる?のかな?
LB2178っぽい草体の形状に赤い斑のサボテン。これはLB2178錦っていってもいいような気がしますが、純粋なLB2178錦はLB2178の実生から発生した斑入りのサボテンのことをいうと思うので、便宜上コイツはLB2178交配錦ってことにします。
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ちなみに斑の部分には葉緑素が無いので、サボテン全体として葉緑素が少なく、生長が遅いのが緋牡丹錦の特徴です。
植え替える鉢はマーブル模様の美濃焼鉢
植え替える鉢はこちら↓
REPAIR’N MAINTENANCEさんの美濃焼の鉢です。白とベージュのマーブル模様が美しい、大理石のような模様が入った植木鉢です。
植え替え手順
前置きが長くなりましたが、植え替え手順のシュミレーションです。
- 植わっているプラ鉢の側面を叩いて緋牡丹錦ハイブリッドを取り出す。
- 根に付いた土を筆を使って払い落とす。この時長すぎる根は清潔なハサミでカット。でも緋牡丹錦はあまり根張りが良くない品種なので、今回は多分切らない(切るほど根がないと思われる)。
- 美濃焼の鉢にネットと鉢底石を敷く。
- 緋牡丹錦ハイブリッドを鉢上に割りばしで挟んで仮固定したら、用土を入れていく。用土はいつものサボテン多肉植物用培養土+観葉植物用の培養土+日向土小粒+(ゼオライト少々)。比率は6:3:1程度。
- 最後にマルチング材で鉢の表面を覆って終了。
- 水やりは1週間後から
植え替え実践!
さっそく作業開始です。まずはプラ鉢からLB2178交配錦を取り出します。
取り出したLB2178交配錦。こんな感じ。
予想通り、あまり根っこが無い。今回は根をカットせずに植え替えます。草体の形状から掻き仔株でしょうかね。底のえぐれた形が特徴的。用土を入れるとき隙間ができないようにしなければ。
リペアアンドメンテナンスの鉢にネットと鉢底石を敷きます。
次にサボテンを仮固定して両手を空けます。が、うまく割りばしで挟めず。仕方が無いので用土を入れながら、LB2178交配錦の位置を調整。
用土、特に根の周囲を割りばしでつつき隙間ができないように用土を充填していきます。
用土を入れ終わりました。何とか中心に植えられたかな?
最後にマルチング材で鉢の表面を覆います。
マルチング終わり。今回のマルチング材は朝明砂です。鉢と同じ色味になっちゃいました。
朝明砂:朝明砂(あさけずな)は三重県原産の砂の一種で、酸化した白色の花こう岩が砂状になったものです。砂といっても粒が大分大きく、赤玉土小粒ぐらいの大きさがあります。白い石が酸化しているため、色はベージュ~オレンジ~茶色ぐらいの独特の色味です。ランや山野草の栽培に使うのが一般的ですが、私は鉢植えやテラリウムのマルチング材に使っています。普通の川砂に比べて丸みが少なく尖っています。
完成
かわいい仕上がりになったと思います。水やりは1週間後から。
そんなLB2178交配錦の育て方
この緋牡丹錦×LB2178ハイブリッド、ギムノカリキウム属のサボテンらしく直射日光が苦手です。栽培は直射日光を避けるか遮光した明るい日陰で!基本的にほかのギムノカリキウム属のサボテン(直射日光が好きなタイプは除く)と同じ育て方でオッケーです。
以上、緋牡丹錦×LB2178ハイブリッド、もといLB2178交配錦の紹介でした。
それでは。
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