こんちにはこんばんは。サボテンを植え替えました。今回植え替えたのは、2月に購入したご新規さん。サボテンの中でも、比較的早い時期(2月頃)に植え替えできるといわれている、ギムノカリキウムのサボテン、プロチャズキアナムを植え替えました!
このプロチャズキアナムを植え替えたのは2月末。大寒を過ぎ立春を過ぎたのに、なんなら大雪の日よりも寒くて寒くて、今シーズン一番の寒さを記録した日(関東でね)から数日後に植え替えました。
私の中では、2月の中旬以降は春のイメージで、去年以前はそれなりに温かかったと思います。朝晩は冷えますが、日差しは暖かい。ところが今年は2月下旬が寒い。寒い日が続いた…
トゲモノはいつでも植え替えできるといわれているし、実際植え替え後も1週間ほどで生長を再開しているので、無問題でした。サボテンは…丈夫だなぁ…
ギムノカリキウム。プロチャズキアナムとは?
今回購入したギムノカリキウム・プロチャズキアナム。学名はGymnocalycium prochazkianum.このサボテンは、学名をそのままカタカナ読みした名前で流通していますね。
プロチャズキアナム。普段聞きなじみのない語感なので、
全然覚えられません。
和名が無い(または一般に浸透していない)サボテンは、日本に入ってきてからそんなに日が経っていない傾向があります。書籍を当たってみると、確かに比較的最近日本に入ってきた品種だそう。…最近…って?
サボテン関係の書籍やサイトでは、20数年前を最近って書いたりしますからね。いや…20年前って最近じゃないでしょうよ?だって20年ありゃ、生まれた子供が余裕で成人してるよっ!?”最近”の指す時間の幅が広すぎる…(※プロチャズキアナムが日本に入ってきたのが20年前という話ではない)
というわけで、プロチャズキアナムは(日本に入ってきたのは)新しい品種のようですが、具体的にいつなのかは分かりませんでした。学術誌や会報誌(何とかの会みたいな)なんかで調べればわかるかもしれませんが、私にはそれを調べられるアテがありません。まぁ知ったところでどうという話でもないしね。
このサボテンを購入したのは、埼玉県久喜市の園芸店、野原園芸センターで開催された園芸イベント、ノハラグリーンマルシェにて。
このイベントで初めてプロチャズキアナムのことを知りました。
他では見たことがないので、入手するならば園芸イベントで探すのがいいんじゃないかなと思います。園芸店、ましてやホームセンターでは取り扱っていないと思うので。
それにしてもサボテンって、たくさん種類があるなぁ…
ちなみに、プロチャズキアナムは原種のギムノカリキウム属のサボテンで、アルゼンチンが原産国のようです。
プロチャズキアナムの特徴
暗い草肌に凹凸の少ない草姿↓↓↓
プロチャズキアナムは、いかにもギムノカリキウムという見た目のサボテンです。ギムノカリキウム・バッテリーにも似てるでしょうか。
長い棘に、しかも赤い派手な棘!がカッコよくて購入したのですが、この派手な棘がプロチャズキアナムの、種としての特徴ではないようです。実際購入時、他にも数株ありましたが、棘が大人しい個体もありました。あくまでこの個体の棘が派手なだけ。産地などの違いにより、棘には個体差が大きく出るようです。
じゃあプロチャズキアナムの特徴ってなんなん??ってなると思います。調べてみると…
草体から白い粉(ブルーム、果紛)を吹く。のが特徴の様です。
つまり人気サボテン、コピアポア・黒王丸のように草体が白っぽくなる。ってこと。
プロチャズキアナムの場合、幼苗の場合はまだ白くなくて、成長とともに白い粉を吹いてくるのだそう。また、栽培環境でも(自生地じゃなくても)比較的白くなる個体が多いそうです(でも白くならないのもいるらしい…)。
コイツはまだ白くないので、要経過観察。楽しみ!!
購入後、1週間で生長開始
購入したのは2月の初め。時期的には真冬なので、水を切っていた(断水していた)そうで、縮んでいる状態で販売されていました。水を吸うともっとふっくらするって教えてもらって。
私の家では、植物は基本的に室内栽培なので、冬でも完全断水は行わずに、表土が濡れる程度の水(通称:チョロ水)を2週間に1回ほど与えています。なので、購入から約1週間後、暖かい日が続いた日に(この後まさかあんなに寒くなるとは思いませんでしたが)チョロ水をしたんですが、そうするとみるみる水を吸ってパンパンに。
Before↓↓↓
After↓↓↓
すげ~。草体の高さが倍ぐらいになりました。生命の神秘を感じますね!2週間ほどかけて、少しづつ水を吸わせました。
こういうサボテンの変化を見て興奮できるあなた!!あなたは間違いなく変態です!!!
というわけで水を吸っているってことは、生長を始めたってこと。植え替えても大丈夫そうなので、植え替えます!!しぼんで休眠したまま植え替えて、そのまま枯れたら困るけど、この状態なら大丈夫そう!!
ギムノカリキウム・プロチャズキアナムを植え替え!
まずは主役のサボテン、ギムノカリキウム・プロチャズキアナム↓↓↓
パンパンに水を吸ったプロチャズキアナム。なんなら棘も動き始めてます。1週間水を切って、鉢内を乾燥させてあります。乾燥している状態の方が古い土を落としやすく、根へ与えるダメージを軽減できます。
元から植わっている鉢を横にして、サボテンを取り出します。
取り出したプロチャズキアナム↓↓↓
塊根…とは言えないけど、太い根。
筆を使って古い土を落とします。
すげー。人参みたい。
このままだと鉢に入らないので、長い部分の根を切ります。
ビビってしまって切ったのはちょっと。この太い根を切る勇気がなかった。根のカットは清潔なハサミで。
次に植え替える鉢の用意。
今回植え替える鉢は、3Dプリンターを使って自作した植木鉢。
直径約φ7.5cm、2.5号サイズの鉢を使います。
この鉢は底面に、通気口を空けたリブを配置。
鉢内の土中に空気を供給して、根の生長を促進する仕組み。根張りが良くなってくれる…ハズ…たぶん。この鉢をつくったときのポスト↓↓↓
んで、この鉢は鉢底ネットが必要ないので、直接鉢底石を敷きます。
この上にある程度の高さまで用土を入れ、肥料と殺虫剤を散布します。
用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土。撒いた肥料はマグァンプK。殺虫剤はオルトランDXです。
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ここにプロチャズキアナムを仮置き。位置と高さを調整しながら、隙間に用土を入れていきます。根と土の間に隙間ができないように、割りばしでつつきながら用土を入れました。
こんな感じ。
この上にマルチング(化粧砂)を敷きます。マルチングは見た目を整え、潅水時の水の勢いで細かい用土が飛び散るのを防ぐ効果があります。
今回のマルチング材は富士砂を使いました。
以上植え替え終了。植え替え後、最初の水やりは1週間後!!
ちなみにこの鉢、底面にスリットが空きまくっているので、けっこう用土の微塵が落ちてきます。でもコレはしょうがない。穴が空いてるんだから当然じゃん。少ししたら落ち着くはずです。
プロチャズキアナムの育て方は?
購入時に伺いましたが、(当然、生産者さんは詳しいので)プロチャズキアナムの育て方は、一般的なギムノカリキウム属のサボテン(遮光して育てるヤツら)と同じ育て方で良いそうです。
※ブルームを吹く植物は直射日光に強いイメージがあるので、ホントにそうなのかはちょっと疑問。要経過観察。
あ、一般的なギムノカリキウムっていうのは、草陰に自生しているギムノカリキウムね。
直射日光を避け、遮光した環境か明るい日陰で栽培。うちでは直射日光が当たる環境を、50%程度遮光して日陰をつくってあげています。
水が好きそうなんですが、根腐れが怖いので乾燥気味に育ててます。耐寒性は…わかりません。ただ、他の多くのギムノと同様、それほど耐寒性はなさそう(な見た目をしている)。冬は室内に取り込んだ方が安全です。←無難な答え
植え替えてから1週間ほどで、新棘を展開し始めました。これはうちで育てているサボテンでは異例の速さ。丈夫そうなサボテンです。
大きくなって欲しいですな!
それでは。
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