少し前から育てている我が家のタンゲマル。かなり生長したので記事にします。
4か月後のタンゲマル
私の実家原産のサボテン、エキノプシス属のタンゲマル(短毛丸)。いたって普通の普及種。強靭強健なご近所の軒先で見るサボテン、文句なしのナンバー1。そんなサボテンです。
我が家に来たのが3月中旬。今回の記事用に撮影したのが、7月中旬ですから4カ月経っています。まぁ暑くなった6月下旬ごろから生長を止めてしまったので、実質3カ月後の生長具合です。
まずは我が家にきた3月下旬の画像。
んで、4カ月(実質3か月後)。
いや、デカくなりすぎだろ。
3カ月でコレですよ。beforの方が接写しているのにafterのほうが大きく写っている…ッ!!(どうか鉢を基準にタンゲマルの大きさを推し量ってください)
倍になりましたね。
別角度から。
株中段にうっすら見える白い線から上が、我が家に来てから生長した部分です。
3カ月で。
そして…子株ができています。
タンゲマルは生長すると姿が変わる
さてこのタンゲマルですが、その成長段階で草姿が大きく変わるのが特徴です。
まずはカキコ(カキ仔、子株)ですが、小さい草体にやや長めの棘がびっしりと株全体を覆います。
ちょっと生長した幼苗のタンゲマル。
こちらもカキ仔と同じく長い棘が草体全体を覆います。短毛丸って名前だけど全然棘が短くない。
ちなみにこちらは今記事のタンゲマルとは別の株。斑入りのタンゲマル、世界の図です。斑入り種は種名の後に錦が付くのが一般的ですが(金鯱錦とか新天地錦とか)、タンゲマルは”世界の図”という独自の品種名が付いています。
そしてさらに生長すると…
棘が短くなって、稜がハッキリとしてきます。まさに短毛丸です(ただし毛というほど棘は柔らかくない。むしろかなり痛い)。一見、球サボテンようですがさらに生長すると…
柱サボテンのように柱状に生長します。これは実家のタンゲマル。球形である程度大きくなったら、縦に伸び始めて柱状になります。そして下部は茶色く木質化し、子株をつけ群生していきます。まぁただ、この親木は環境が過酷なせいかかなり極端な例ですが。
生長の理由を考える
上にも出てきた斑入りのタンゲマル、世界の図。ここ数カ月でこちらはほとんど生長していないことを考えると、今回の記事のタンゲマルはちと特殊だったのではないかと。
↑↑↑ほとんど生長していない斑入りタンゲマル、もとい世界の図。
※一般的に斑入りのサボテンは、斑部分に葉緑素が無く光合成をできないため生長が遅いといわれます。ですが、我が家の世界の図は写真に写っている部分のみにしか斑がありません。小面積の斑なのでそれほど生長に差はないと思われます。たたき売られていたサボテンなので斑の良し悪しは考えません。100円なので…
実家の軒先で放置気味に育てられていたタンゲマル達。
この親株たちから採取した子株が我が家のタンゲマルなわけですが、親株のねじ曲がった木質化状況から見て、割と(いや、かなり)過酷な環境だった模様…
木質化というより石のようになっています。
そして採取した子株は気根が生えているような状態…
つまり過酷な環境で抑圧された生長エネルギーが、環境変化によって一気に解放されて爆発的な成長を見せたのではないかと…。仮説ですが。
このまま大きくなり続けたらどうしようと思って記事にしたわけですが、季節の変化のせいか最近の生長は落ち着いてきました。ひとまずよかった。
タンゲマルの育て方
そんなタンゲマルさんですが、はっきり言って、
すごく丈夫です。
暑さに強く、(サボテンにしては)寒さに強い。ある程度の加湿過水分にも強い。そのため軒先などで一年中屋外栽培が可能です。
雨に直接当たらないところであれば、屋外で簡単に栽培することができる丈夫なサボテンです。
棘や草肌の美しさを楽しむサボテンというより、群生していくのを楽しむサボテンかなって気がします。
ホームセンターはもとより、100均でも簡単に手に入るサボテンです。丈夫でオススメです!!
それでは。
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