なんで塊”根”植物っていうの?区別がムズい根と地下茎。ジャガイモは茎という事実。

こんにちはこんばんは。昨年の10~11月頃、我が家では急激に塊根植物が増えました。塊根植物という名称は一般的ですが、ずっと気になってはいたんです。塊植物の塊になってるとこ、

それって根じゃなくて茎じゃね?

塊根植物
塊根植物

そんな疑問をもったことはありませんか?つまり塊根植物では無くて、塊茎植物では無いかと(ホントは茎じゃなくて幹なんでしょうが、塊幹植物って言葉は聞いたことない)。ずっと疑問に思っていたこと。今回はそんな記事。

我が家の塊根植物

JSS秋の多肉市でパキポディウム・グラキリスを購入以降、若干塊根植物に目覚めまして、

2023年の秋から我が家では急激に塊根植物が増えました。現在の我が家の塊根植物は…

  • フィカス・ガジュマル(当ブログでは観葉植物のカテゴリーに分類)
  • パキポディウム・グラキリス
  • オペルクリカリア・パキプス
  • ドルステニア・フォエチダ
  • ディオスコレア・亀甲竜(アフリカ亀甲竜。ブログ初登場)

まぁ増えたといってもたったの5つです。塊根植物が大好きで、たくさん育てている方に比べれば無いも同然です。塊根植物がいっぱいで、だから部屋の中をカニ歩きしないといけないとか、邪魔でテレビが見れないとか、そういうことはないです(そしてそんなことは我が家では許されない)。

それでも疑問には思うわけです。塊根植物という呼び名は正しいのか?と。

塊なのは本当になのか?と。

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根?茎?

ということで、我が家の塊根植物を見てみます。

まずはフィカス属ガジュマル。

ガジュマル
ガジュマル

地上部分に露出しているぶっとい塊は”気根”と呼ばれている部分。気根は空中に生える根。樹を支える役目などをもちます。

ガジュマル
ガジュマル

抜いてみるとこんな感じ。

この気根が主根みたいなもんで、脇から側根を出しています。

うん。ガジュマルは塊”根”植物。ぶっとい部分は根です。

次、パキポディウム・グラキリス!

パキポディウム・グラキリス
パキポディウム・グラキリス

地上部分に露出している部分。これが何なのか?

パキポディウム・グラキリス
パキポディウム・グラキリス

↑↑↑抜いてみたのがコレ。

塊とは別にちゃんと根っこが生えていますね。

パキポディウム・グラキリスの塊は茎。というか幹。

こちらは塊”茎”植物です。

他、オペルクリカリア・パキプスは地上の幹、地下の根ともに太くなります。塊根…植物?ドルステニア・フォエチダと亀甲竜はよくわからん(テキトー。まだ植え替えてないしね)。

と、こんな風に私なんぞが育てている数少ない塊根植物でも、塊が”根”の場合と”茎”の場合があります。なぜ塊の根と茎がひとくくりにされて”塊根植物”と呼ばれているのか?

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類似の事例。”根菜”

でもちょっと待って!私たちのもっと身近にも似たような問題があります。

それは”根菜”です。

根菜(こんさい)とは、野菜のうち、土壌中にある部分を食用とするものの総称である。

出典:Wikipedia

大根とか人参とかジャガイモとか、おなじみの野菜です。根菜というからには”根”を食べている…?

根菜名
大根
人参
カブ
ごぼう
レンコン
しょうが
ジャガイモ
サツマイモ
山芋
里芋
たまねぎ

調べてみると、根菜といっても意外と”根”じゃあありません。あ、玉ねぎも土の中に埋まった部分を食べますが、こちらはそもそも根菜ではなく葉茎菜類だそうです。

大根や人参はイメージ通り”根”が可食部ですが、イモ類は訳が分かりません。ジャガイモの可食部は”茎”、サツマイモは”根”です。根が可食部だと思っていたジャガイモは、太った地下茎を普段私達は食べているようです。

よくよくウィキペディアを読んでみると、

食用部位は必ずしも植物学上のではなく、根、地下茎担根体やこれらと他の器官の複合体である場合がある。

出典:Wikipedia

との記載が。

今の日本では根も茎もまとめて根菜とされているようです。(可食部が土中にある野菜は)

根と茎の区別は難しいからまとめて根

塊根植物
塊根植物

んで、塊根植物に話を戻しますと、こちらも塊根と塊茎がまとめて”塊根植物”とされています。

実際、根か茎(幹)か区別が難しい塊根植物もあるので、根菜にならって塊根植物としているのではないかと。

と、いうわけで今の日本語では、根か茎かは厳密に分けなくても塊根植物として良いようです。

オマケ

2023年11月にあしパー(あしかがフラワーパーク)で購入したドルステニア・フォエチダ。

セール品を購入したわけですが、もうすっかり落葉した状態で我が家に来ました。フォエチダは春〜秋にかけてが生長期。冬に落葉して休眠します。

それが…この記事を書いている2023年の年末↓↓↓

ドルステニア・フォエチダ
ドルステニア・フォエチダ

新芽が出てきました。

基本的に我が家の植物は室内栽培。

2023年の年末は暖かいといえば、暖かかったのですが、それでもクリスマス寒波真っ盛り。

ドルステニア・フォエチダ
ドルステニア・フォエチダ

晩秋→落葉→冬到来→芽吹く。こんな生育サイクルでダイジョブなのか?フォエチダ!!

ちなみにグラキリスとパキプスはなんとなく紅葉してますが、落葉はしていません。こっちも休眠しなさそうだけど大丈夫なのかなぁ…

それでは。


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