いつの間にかホームセンター業界が再編されていた話。ビバホームはLIXILグループの手を離れる…そしてそれを3年以上知らなかった話。

タイトル通りです。いつの間にかホームセンター業界の構図が変わっていました。ホムセンの運営会社なんてどうでもいいよ…。そういっちゃそうなんですが、運営会社が変わると取扱商品も変わるので園芸活動に全く無関係とはいえない…と思います..

ちなみに私はこの手の話が大好きです。そしてこの記事を書くにあたり、参考にしたのが東洋経済オンラインさんの記事。

あのビバホームを買収!ホームセンター下克上LIXILから1000億円で買う、新潟企業の正体

キチンとデータを提示し、素人にもわかりやすくまとめられた記事です。ぜひご一読を。

きっかけは新しく購入したセメント鉢

もう何度も書いていますが、植木鉢が好きです。いや、たぶん工業製品が好きなんでしょう。私は。有機物が主役の園芸で唯一の工業製品ですからね。植木鉢は。そのためか陶芸作家さんの植木鉢(手工芸製品)には興味がわかない…。

そんな私がふらっと立ち寄ったホームセンター(この記事を読んでいただければ、ホームセンター名を書かないことの意味はほとんどない)で見つけたセメント鉢。

ビバホームのセメント鉢
ビバホームのセメント鉢

見た目は、どう見てもスリーコインズでかつて取り扱われていたセメント鉢ですが、違います。別物です。

スリコの鉢と違って、底がちゃんと水平なのでテーブルにおいた時カタカタしません。それと受け皿裏のクッションスポンジとかも違います。

ビバホームのセメント鉢
ビバホームのセメント鉢

まぁスリコの鉢と比べると、価格に倍以上の開きがあるのでこのくらいはしてくれなくちゃ困ります。

んで、鉢好きとしては当然この鉢の製造メーカーを調べる流れになるわけです。

このラベルからわかるのは「アークランズ株式会社」ですね。販売元ってあるので、製造元は別かもしれませんが現時点では製造元は調べられないので、ひとまずアークランズを調べてみます。

アークランズ株式会社とはどんな会社だったか?

まずネット検索「鉢 アークランズ」で最初にヒットするのは、アークランズのオンラインショップでした。商品ラインナップを見ていると、ホームセンターで扱われる商品全般を取り扱っているようです。植木鉢メーカーじゃなくて商社かな?なーんて最初は思っていました。

ただ、まぁ聞いたことない会社なのでうさん臭く思うじゃないですか。そこでオンラインショップページから企業本体の(アークランド株式会社の)ページを見てみたんですよ。

そこにはビバホームのバナーとリンクが…。

ん?アレ

ビバホームってLIXIL(リクシル)系列のホームセンターじゃなかったの?

リクシルっていうのはアルミサッシメーカーだったトステムが主体となって、水栓磁器メーカーのINAX(イナックス。トイレが有名かな。)と東洋エクステリア、新日軽、サンウェーブ工業が合併してできた建材建築設備のメーカーです。上記のトステムやINAXはブランド名として今も残っています。

そのリクシルの子会社としてホームセンターを運営するのがLIXILビバホーム…だったはずです。そういえば昔はトステムビバって名前だったなぁ…

ここで登場するのが最初に書いた東洋経済オンラインさんの記事

!!

…なんとビバホームはアークランズ(旧アークランズサカモト)に買収されていました。

ビバホームは明らかに格下企業に買収されているけど大丈夫なのか?とも思いましたが、その辺も東洋経済オンラインさんの記事に書かれています。

そしてそれを私は3年間知らなかった…。見方を変えると知らなくても問題なかったということでもありますが…。

ちなみにアークランズさんはかつ丼のかつやや、唐揚げのからやまを運営されている多角経営企業でもあります(そしてそれも東洋経済オンラインさんの記事に書かれている…。すごくわかりやすい記事です)。

今回の記事の内容とはズレますが、私のリサーチしたところアガベ・吉祥冠錦はビバホームさんがお手頃でお求めやすいと思います。店舗数もたくさんあるし(記事執筆時点。特売品や幼苗を除いた場合)。ビバホームさんでは吉祥冠のラベル表記ですが、覆輪斑が入っているので吉祥冠錦です。

いつの間にか再編されていたホームセンター業界

LIXILはビバホーム以外にもプロ向けの建築資材を扱う、建デポも手放しています。その建デポを買収したのがコーナンです。コーナンはドン・キホーテ傘下だったドイトも譲受しています。たしかにドイトはいつのまにかコーナンドイトになっていましたね…。ドイトとドン・キホーテは頭文字Dつながりでグループ企業かぁって覚えていた私は軽くショックを受けました。

業界最大手のカインズが、最近メディアによく登場するワークマンと同グループというのもこの時知りました。カインズはハンズ(旧東急ハンズ)を買収もしています。こちらは割と大きなニューズになったのでご存じの方も多いのでは?私はハンズでちょっと前までテラリウム関係のものを買っていました。

これも余談ですが、日本の商慣習では合併後の会社名は、その合併を主導または力関係が上の方や救済した側が後ろになります。三越伊勢丹HDは伊勢丹が主導、スクエア・エニックスはエニックスの存続会社です。

とりとめのない話ですが今回はこの辺で。ハンズは買収後に品揃えが変わった(私は)気がするので、企業の経営体制って地味に重要だと私は思っています。

それでは。


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