室内栽培のアガベ・吉祥冠錦の半年後(照明不使用←ここ重要!)

こんにちはこんばんは。今日のポストは以前から育てているアガベ・吉祥冠錦の栽培記録です。

アガベ・吉祥冠錦
アガベ・吉祥冠錦

このアガベ・吉祥冠錦はジョイホンパーク吉岡での購入品。

ジョイホンパーク吉岡には今年(2023年)の夏休みにも行ってきました。もしかしたらその時々で品揃えが変わるかもしれませんが、アガベが充実している印象(むしろアガベに偏ってるかも)。他にも多肉植物やサボテン、もちろん花苗や果樹、観葉植物も充実。植木鉢や用土などの園芸資材も充実している、専門店顔負けのホームセンターです。ジョイフル本田の他店と比べても品ぞろえ豊富。オススメ!!

広告アガベの人気品種、吉祥冠錦ロゼット型に生長する多肉植物で、青みが掛かった緑色とクリーム色が美しい葉と、黒っぽい棘がカッコいいアガベです!日光大好き!よく日に当てて栽培してください!

んで、今回はそのアガベ・吉祥冠錦を室内栽培、かつ植物育成用照明を不使用で半年育ててどうなったか?っていうポストです。

アガベ・吉祥冠錦とは?

まずは簡単なおさらい。アガベ・吉祥冠錦はアガベ・ポタトルム(Agave potatorum.和名:雷神)の園芸種です。吉祥冠の斑入り=錦で吉祥冠錦。

アガベ・吉祥冠錦
アガベ・吉祥冠錦

斑の入り方はいくつかパターンがあって、白い斑が覆輪(葉の外周)に入る白覆輪斑が最も一般的、かつ流通量も多く、吉祥冠といえばこの白覆輪斑の吉祥冠錦を指す場合もあるほど。ですが斑が入らない吉祥冠ももちろん存在しています。他にも黄色い斑が入るものや、葉の中央に斑が入る中斑、覆輪斑でも斑の幅が広いスーパークラウンなど変種もあります。名前が似ている吉祥天とは全く別のアガベなので注意!

アガベのなかでは普及種に位置づけられていて、他のアガベ、たとえばオテロイなんかよりはかなりお手頃に入手できます。最近ではダイソーさんの別業態、スタンダードプロダクツ(Standard Products)でも販売されていました。

人気があるアガベ…と考えていいと思います。世の中はアガベ・オテロイの優良選抜品種(白鯨とかシーザーとかハデスとか)ばかりがもてはやされていますが、もっと見直されてもいいアガベ。…だと私は思っています。耐寒性が低いので地植えはできませんが、鉢植えで育てる分にはとても丈夫で美しく、入門用としてもオススメ。

そんなアガベ・吉祥冠錦を約半年間、室内で育ててみました。

アガベの室内栽培

コロナ過によるおうち時間の増加。そのため植物を育てる人が増え、併せて植物育成用照明の普及により、アガベを室内で育てることも割と一般化してきているように思います。

まぁアガベの育成にとっては、そもそも日本では日照時間が不足気味なので、人工的な植物用育成ライトの使用も止む無し。という風潮にも受け取れます。以前伺った埼玉県鴻巣市のサボテン多肉植物が充実している園芸店、カルティベートストアさんでも、日照不足でアガベの草姿が崩れるお客さんが多いので、最初から植物育成ライトの使用をすすめてるって言ってましたし。

我が家の栽培環境

話を我が家に戻しますと、ウチでは屋外で植物を育てるスペースが無いので100%室内栽培です。いや、庭はないけどベランダはあるんです…。あるんですが…、植物をベランダに置き始めると何も干せなくなるんです。屋外栽培をすると植物は育つけど、家族愛は育たない。

ホントなら、植物育成用ライトを使って室内栽培が定石なんでしょうが、幸いウチは日当たりがいいので、

植物育成用照明不使用で室内栽培に挑戦です。

アガベ・吉祥冠錦の室内栽培環境
  • 置き場所は南側の出窓。ガラスは現在主流のペアガラスではなくただの一枚ガラス。カーテンは室内側に設置。
  • 夜間は出窓から室内中に移動。日が当たり始めたら出窓に移動。室内は夏には冷房使用(ただし人がいる時間のみ)。冬は無加温(あたたかいので)。
  • 日照時間は7~8時間程度。ただし、天井がある関係で太陽高度が高くなる、夏になるほど日照時間が減少。最低日照時間は4時間程度。
  • その夏の出窓は超暑くなるので、ガラス面に50%程度の遮光ネットをDIYで設置。
  • 乾燥気味に栽培。潅水は鉢の中の土が乾いてからたっぷりと。だいたい1週間~10日ぐらいに1回。冬は2週間に1回、土の表面が湿る程度に水をあげている(休眠させていない)。
  • 日中は小型送風機ぶんまわし。花粉時期を除く春秋は窓を開放して換気。

栽培環境としてはこんな感じ。要は室内でもよく日に当てています。

アガベ・吉祥冠錦の室内栽培半年後…

↓↓↓これが我が家に来た直後、5月上旬のアガベ・吉祥冠錦。

吉祥冠錦抜き苗
吉祥冠錦抜き苗

抜き苗だったので、葉は縮れシワシワに。

吉祥冠錦
吉祥冠錦

根はついていましたが、多分この根は枯れています。本来ならば切除してミズゴケなどで発根管理をすべきでしたが、そのまま植え付け。植え付けの記事は7月公開でしたが、植え付け自体は購入後すぐの5月上旬のタイミングです。

その約半年(7か月)後…

アガベ・吉祥冠錦
アガベ・吉祥冠錦

大きくなりましたね。

生長も早いのでホントにオススメ。初めてアガベを栽培される方には心の底から吉祥冠錦をオススメしたい。

約2カ月間ほど、真夏の日射を遮光した環境で育てていたので若干、ほんのちょっと下葉が細長くなっているでしょうか。ただし、徒長したというほどではないと思います。徒長してないよね?ね?ね?

鋸歯も立派なものが生えてきています。その鋸歯は人工照明下の撮影では黒に、太陽光での撮影は赤に写ります。生長点も元気!!

アガベ・吉祥冠錦
アガベ・吉祥冠錦

やっぱり吉祥冠錦は美しい。

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それと先ほど、真夏は遮光と書きましたが、その遮光を取り払ったのが9月1日。今年の9月はものすごく暑かったわけですが…

アガベ・吉祥冠錦
アガベ・吉祥冠錦

遮光をとる時期が早すぎて、葉焼けしました。(画像右下の葉ね。)

基本的にアガベは直射日光に強く、葉焼けしづらい植物だと思います。徐々に強光に慣らしていけばこんなことも起こらなかったかと。栽培のご参考に。

今回の記事の結論、

アガベ・吉祥冠錦は室内、育成ライト不使用でも徒長させずに栽培することができるッ!!

それでは。


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