ロゼット型のサボテン、オブレゴニア・帝冠を植え替えた!!エケベリアっぽいけど棘があるのでサボテンです。

こんにちはこんばんは。今回は(も)サボテンの植え替え&紹介記事です。また植え替えかよって思ってくれた読者様、いつも読んで下さりありがとうございます。でも植え替え記事、

少なくとも書いている方は飽きています。でもこういう細かいことを記事にしていかないと、すぐにネタ切れになってしまいますんで、申し訳ありませんがお付き合いください。

と、いうことで今回はオブレゴニア属のサボテン、帝冠(ていかん)を植え替えです!

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

このサボテンを購入したのは、おそらく日本一有名なサボテン多肉植物の販売イベント、東京都品川区五反田TOCビルで開催されたサボテン・多肉植物ビッグバザール。通称BB!

この一属一種の珍しいサボテン、帝冠の紹介&植え替え&育て方の記事です!

オブレゴニア・帝冠とは?

オブレゴニア・帝冠。原産国はメキシコで、北東部のごく限られた地域に自生している、一属一種の希少なサボテンです。

帝冠の原産国
帝冠の原産国

ロゼット型に葉、というか正確には疣(いぼ)を展開する独特な形のサボテンです。草肌は鮮やかな緑色、棘の色は黄色~クリーム色。そのロゼット型の草姿から、パッと見はエケベリアの様ですがアレオーレ(刺座)があり、そこから綿毛と棘が生えるのでれっきとしたサボテンです。

シャープな疣とかわいらしい棘、鮮やかな緑色がたまらんサボテンです。(前から欲しかった)まさに帝の冠。

希少で高価なサボテン

帝冠の属するオブレゴニアには帝冠の一種しかなく、一属一種のサボテンになりますが、分類上はアリオカルプス属の近縁になるそうです。半分地面に埋もれて自生しているのも、アリオカルプス属のサボテンと一緒。

ただ、上述のように希少なサボテン。ワシントン条約で国際的な商取引が禁止されているサボテンであるため輸入株は流通せず、国内で繁殖された株だけが出回っているのが現状です。輸入株が出回らず、かつ生長が超遅い(後述)ため流通量が少なく、そのために高価。特に大株はビジュアル的にも人気が出てもいいような風貌ですが、とにかく高価なのでなかなか見ないサボテンです。

ホームセンターはおろか並みの園芸店では取り扱っていない(生産している農園が少ない)ので、どうしても欲しいという方は、珍しい植物が出品される園芸イベントで探すか、多肉植物の専門店(例えば東京都豊島区池袋の鶴仙園さんとか)を探しましょう。

生長は超おっせぇ

BBで今回購入したこの帝冠は、同じブースで販売されていた斑入りの帝冠錦の兄弟株。帝冠錦の親株からの実生株です。

5年育てて斑が出現しなかったので、普通の帝冠として販売したそう。

…うん。…5年…。…5年かぁ。5年育ててこの大きさかぁ。

5年育てられて直径約3.5cmしかないんですけど…

と、いうわけで帝冠は生長するスピードが超遅いサボテンです。アリオカルプス属の近縁種だけあります。納得の生長の遅さ。

まぁ我が家には生長の遅いサボテンは他にもあって、ゲオヒントニア・メキシカーナあたりも生長が超遅いといわれています。

我が家のメキシカーナは直径3cmありませんが、これもどのくらいの期間でこの大きさになったのか…考えるのが恐ろしい…

彼らは生長が遅い分、寿命が長いのでたぶん私より長生きしてしまうでしょう。(私が枯らさなければ…)

帝冠を植え替え!

そんな帝冠を植え替えます!こんな時期に記事を公開しといてなんですが、寒い時期の植え替えは避けた方が無難です。暖かくなるまで待ちましょう。ちなみに今回、帝冠を植え替えたのは9月中旬です。

まずは主役のオブレゴニア・帝冠!!

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

この鉢を横にして、側面を軽く叩きながら土を出し、帝冠を取り出します。

鉢から取り出したら根についている古い土を、筆などを使いながら取り出します。

んで土を落とし終わった帝冠がコレ↓↓↓砂主体の用土に植わっていたんで、簡単に土が落とせました☆

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

地上部分の形から想像はできましたが、やはり地下部分に塊根があります。

そう、オブレゴニア・帝冠は塊根を形成するサボテンです。

こいつらと同じ↓↓↓過去に植え替えた塊根状になるサボテン達

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まだ植え替え記事をUPしてませんが、ツルビニカルプス・アロンソイも塊根を形成するサボテン。

そして植え替える鉢はアークランズ(ビバホーム)のセメント鉢↓↓↓

アークランズ(ビバホーム)のセメント鉢
アークランズ(ビバホーム)のセメント鉢

サイズやスペックは同じ鉢を使って植え替えたこの記事を参照ください↓↓↓

この鉢、鉢肌のセメントに水が染み出してきて蒸散するので、排水性は良さそう。なんですが、念のため鉢底に空間をつくって排水性と通気性をUPさせようと思います。

セリアさんの立体鉢底ネット↓↓↓

コレを使いたいところですが、2.5号サイズのこの鉢にセリアさんの立体鉢底ネットは明らかにデカいので、今回はコレを↓↓↓

自作の立体鉢底ネットを使います。

立体鉢底ネットを自作するっ!!
立体鉢底ネットを自作するっ!!

これで鉢底に三角錐の空間ができます。通気性と排水性が良くなって、根張りも良くなる…ハズ。

ここに鉢底石を敷いて…

鉢底石を敷く
鉢底石を敷く

ある程度の高さまで用土を入れたら、帝冠をセット。位置と高さを調整しながら残りの用土を入れていきます。なるべくサボテンが中心からズレないように…

用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土+観葉植物用の培養を3:1ぐらいの比率でブレンドして使っています。サボタニ用培養土単体よりは若干保水性を上げる感じです。用土は栽培環境に合ったものを。

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

ここに殺虫剤を散布。

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

ネジラミ&カイガラムシ対策をします!使う殺虫剤はオルトランDX!!

広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!

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害虫を甘く見ているとあっという間に枯らされるので、あらかじめ予防措置を講じておきましょう。その害虫を甘く見ていた記事↓↓↓

オルトランDXはにおいが気にはなりますが、撒くだけなのでマジでやっといた方がいいです。殺虫剤を散布後、上からマルチング(化粧砂)または用土を被せることで、その匂いもある程度緩和させることができます。

植え替えの続きに戻ります。今回は鉢の中に入れた用土の高さはやや低め。帝冠の塊根部分は水を吸わないので、保水性のある用土にする必要はありません。保水性のある用土は根が生えている部分の高さまで。残りは排水性と通気性の良いマルチング材を厚めに敷きます。

オブレゴニア・帝冠
オブレゴニア・帝冠

↑↑↑マルチング材を敷きました。今回は富士砂を使用。排水性と通気性のよい砂状のマルチングです。

植え替え後、最初の水やりは1週間後から。鉢底から流れ出るくらいたっぷりあげます。

以上、植え替え終了!!

オブレゴニア・帝冠の育て方

そんでオブレゴニア・帝冠の育てです!基本は直射日光を遮光し、乾燥気味に育てる。です。もともと直射日光をガンガン当てるつもりだったんですが、慌てて遮光している置き場を整理して移動させた経緯があります。

  • 日照
    もともと半分地面に埋まって自生しているサボテンなので、直射日光が得意ではありません。春秋冬はある程度直射日光を当てても平気ですが、日焼けしやすいサボテンなので軽く遮光をしてあげた方が安全です。夏の直射日光は絶対に50%程度の遮光をしましょう。茶色く焼けてしまった場合はもとより、赤っぽくなっている場合でも日差しが強すぎます。ただし暗すぎても良くない(でも生長が遅すぎて徒長の兆候がわからない)ので、明るい環境で育てるように意識しましょう。
  • 潅水
    鉢の中の土が完全に乾いてから、たっぷりと水をあげましょう。夏は少し水の量を減らし、冬は土の表面が湿るくらいの水を月に1,2回あげましょう。夏の潅水は夕方か夜の涼しい時間に。暑い時間に煮えてしまわないように注意してください。また、塊根部分が蒸れやすいので風通し良く。冬は暖かい時間帯に水をあげてください。
  • 温度管理
    夏は風通しをよく、なるべく涼しくしましょう。寒さには弱いので、最低気温が5℃を下回りそうなら室内に取り込みましょう。

以上、オブレゴニア・帝冠の紹介&植え替え&育て方の記事でした!!


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