こんにちはこんばんは。今回はすっげぇマニア向けのサボテン、ゲオヒントニア・メキシカーナを、こちらも(たぶん)マニア向け、3Dプリンターで制作された鉢に植え替えたよって記事です。
主役のメキシカーナはオフラインなオークションでの落札品↓↓↓
オークショニアのおっちゃん(しかもこのメキシカーナの生産者)から落札額が安すぎて怒られた一品(笑)
派手さなんて1ミリもなくて、どこがいいのかさっぱりわからない、おそらく世間の関心度は限りなくゼロに近いそんなサボテン、ゲオヒントニア・メキシカーナを植え替えましたよッ!!
ゲオヒントニア・メキシカーナとは?
1属1種のレアなサボテン、ゲオヒントニア属メキシカーナ。原産地はメキシコです。
生長が遅く、見た目に派手さは全くないマニア向けのサボテン。1990年代に新種登録された比較的新しい品種で、属名のゲオヒントニアは人名が由来です。
メキシカーナはゴツゴツした稜に、美しいライトグリーンの草肌が特徴。
生長点付近には棘がある場合がありますが、生長とともに棘が脱落します(短い棘が生えたままの個体もいる)。そして緑色の草体部分は一見球サボテンのようですが、下部が柱状になるマッチ棒のような特異な形のサボテンです。そう、↑↑↑上の写真、徒長しているわけじゃなくて、こういう形のサボテンなんです。
そして生長が遅いので、見た目に派手さはなくてもとても高価な高級サボテンです。
広告一属一種の希少なサボテン、ゲオヒントニア・メキシカーナ☆灰緑色の草肌とシャープな稜がカッコいいマッチ棒の様な形になるマニア向けのサボテン!生長が超遅いので大きい株はとっても高価です。それほど直射日光に強くないので、強光線は避けましょう!
以前、ホームセンターで見かけて(!!)その時に購入しなくて後悔していたんです。
珍しいサボテンというのは分かってはいたんですが、珍しいサボテン→検索数が少ない(ググる人が少ない)→PV数(ブログの表示回数)のUPに繋がらない。という、非常に邪な考えで購入を見送ってしまいました。だって地味なんだもん。
別にブログのためだけにサボテン育ててるわけじゃないんですが、そんな初心を忘れていたんです。当然レアなサボテンですから、その後、私が購入できる価格でメキシカーナは見つからず。そんな時、サボタニネットオフ会のオークションで見かけたので入札に参加したという、思い入れのあるサボテンです。
ちなみに自生地が同じで近縁種のアズテキウム・ヒントニーのほうが人気があります(そしてより高価)。
メキシカーナをどう植えるか?
このメキシカーナ、上の写真の通りマッチ棒状の変な形のサボテンです。この変な形のサボテンをどういう形で植えるか?考えられる植え方は3つあります。
- サボテンの形状を活かし、そのままマッチ棒状に植える。
- 棒の部分を土に埋めて、球サボテンのように植える。
- 棒状の部分をそこそこ埋めて植える。1と2の中間。
1.のメキシカーナらしい形を活かして、マッチ棒状の形状をそのまま植えるっていうのがマニアックなサボテンらしくていいかなぁって思ったんですが、生長とともに支柱などの支えが必要になるかもという考えに至り、却下。
2.の棒状部分を埋めてしまうのは、ちょっともったいないかなとも思ったんですが、原産地では岩の隙間に埋まって自生しているようなので、2.棒の部分を土に埋めて、球サボテンのように植える。を採用です。
3.は中途半端な気がするので、なんかあったときの次善の植え替え案ということで。
3Dプリンターで制作された鉢に植え替えるぞッ!!
球サボテンのように植えようとしたとき問題になるのが、メキシカーナの棒状の草体部分、茶色く変色し木質化した部分が腐りやすいということです。この部分を埋めてしまうので、通気性が悪くなって、より腐ってしまうリスクが上がります。
そこでなにかしら対策が必要です。以前、同じように地面に埋まっている塊根部分を腐らせてしまった黒牡丹↓↓↓
この時の教訓を生かし、用土の通気性を確保します。
※あらかじめ言っときますが、今回の木質化腐り対策はたぶん過剰です。通常は用土を工夫するとか、潅水を工夫するとかで十分だと思います。
だからコレ↓↓↓
今回は3Dプリンターで製作された植木鉢を使ってみたいと思います。
植える鉢はbachiさんの角(2.5号鉢)。寸法規格はプレステラ75とほぼ同じな鉢です。
3Dプリンターはフィラメントと呼ばれる、ヒモ状になったプラスチックの元を熱で溶かしながら積層し、モノを形作ります。
この角(2.5号鉢)もプラスチックを積層した成形品。最大の特徴は鉢のほぼ全面がメッシュになっていることです。
3Dプリンター鉢は、陶器鉢と違い焼成する必要が無いので寸法精度が高く、脱型をする必要が無いので従来のプラスチックでは実現不能なデザインの鉢をつくることができます。…でも何でもできるわけじゃなくて、3Dプリンターなりの制限があったりするんですけどね…
3Dプリンター鉢の話はまた別の機会にするとして、この鉢、
メッシュ構造なので用土の通気性は超いいハズです。
今回はこの鉢を使います!!!
ゲオヒントニア・メキシカーナを植え替え!!
んじゃ、植え替えです!
まずメキシカーナ!
鉢を横にして側面を軽く叩き、土を出しながらメキシカーナを取り出します。
……。
予想をはるかに上回るマッチ棒感。
ってか株元ほっっそッ!!折れちゃいそうです。
根の量も少ないし株元も細いので、水の吸い上げはかなり悪そうです。生長の遅さも納得。
…なんか見た目がもう、気難しさ満点で育てるのは難しそうな気がします。
次に鉢底石を敷きます。
鉢底石は鉢の大きさに合わせた、日向土小粒。
これに用土を敷きます。
用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土と観葉植物用の培養土を3:1ぐらいでブレンド。ちょっとだけ保水力を上げました。
ここにメキシカーナを植えます。
植えました。
入れた用土はこんだけ。頭でっかちでバランスが悪いので自立しない…
この上に殺虫剤を散布。撒く殺虫剤はオルトランDX!
広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
カイガラムシ&ネジラミ対策です!!
あとはマルチング(化粧砂)です。というか、マルチングって言ってよいかは分かりませんが、残りの隙間を富士砂で埋めます。
というのも、メキシカーナの棒状に木質化した部分には、根が生えていないので水を吸いません。なので保水力のある用土で埋めても意味がありません。むしろ腐るリスクを減らすために排水性の良い用土、今回は富士砂を使って隙間を埋めます。
鉢いっぱいまで富士砂を入れました。
鉢の中7割がマルチングの富士砂という謎の用土構成。変な植え替えになりました。
ただ、メキシカーナの木質化した棒状部分を埋める用土は、腐り対策のために排水性と通気性の良い用土にした方がいいと思います。例えば、軽石とか日向土とか桐生砂とか。小粒ぐらいの大きさの砂利系用土に少量の赤玉土を混ぜるみたいな感じで。
植え替えは以上。最初の水やりは1週間後から。
鉢の上から7割は水を吸わせる必要が無い用土なので、底面給水で水をあげますかね。まぁでも結局、毛細管現象で富士砂も水を吸っちゃうんですけどね。
ゲオヒントニア・メキシカーナの育て方
あまり強い日差しでは日焼けしてしまうので、遮光した明るく風通しの良いところで乾燥気味に、が基本です。
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木質化部分が腐りやすいのでとにかく注意です。甘く見ているとあっさり枯れるので気をつけましょう。ただし、過保護にすればするほど枯れやすくなるというのがサボテンあるあるなんですよね。ほったらかしの方が元気に育つという…
以上、ゲオヒントニア・メキシカーナの紹介と植え替え記事でした!
それでは。
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