こんにちはこんばんは。今回は(も)サボテンの植え替え記事…しかもだいぶ前に植え替えたヤツ…。まぁアレですね、寒くなってくると植物達に動きが無くなるので、数カ月前の植え替えを記事にして冬をしのぐ予定です。
ってわけで今回の主役は、ツルビニカルプス属のサボテン、昇雲竜の植え替え記事です!

このサボテンはオフラインなオークション、サボタニネットオフ会での落札品↓↓↓
このオークションではゲオヒントニア・メキシカーナも落札↓↓↓
双方とも(相場価格よりも)だいぶお安く落札させていただきました。
見慣れてしまって何も感じなくなっていましたが、サボテンとしては結構異様な見た目の昇雲竜。棘というより毛が生えている、そんなソフトモヒカンなサボテン、昇雲竜を植え替えました!!
ツルビニカルプス・昇雲竜とは?
ツルビニカルプス属のサボテン、昇雲竜。今回の主役のこの株はカキ仔、つまり親株から生えてきた子株を切り離したものです。
サボテンは自分のおしべとめしべでは受粉できない種類が多く、採種したい場合、他株の開花に合わせて受粉させる必要があります。ただし、他株とはいっても自分と同じ遺伝子をもつ、カキ仔のようなクローン株では受粉できません。そのため、個々が別々の遺伝子をもつ株になる、種から育てた実生株がありがたがられる傾向があります。
今回の株はカキ仔なので、世の中にコイツと同じ遺伝子をもつ株が、少なくとも一つは存在することになりますな。運悪く同じ遺伝子をもつ株と巡り会ってしまうと、種が取れない…と。まぁ採種する気はゼロですが。
そんなツルビニカルプス・昇雲竜の原産国はメキシコです。

昇雲竜は棘、というより毛(のような棘)が生えているサボテンで、その個性的な髪型(?)が最大の特徴です。とげとげしさは全くなくて、棘も痛くありません。
また、ツルビニカルプスのサボテンは小型なのも特徴です。この昇雲竜は直径3cmといったところですが、この大きさで充分大人です。

まぁアレですね、私はこういうサボテンに見えないサボテンが、
控えめに言って大好きです。
そしてこのツルビニカルプスという属のサボテン、ホームセンターはおろか園芸店でもあまり見ない、希少なサボテンです(絶滅が危惧される品種ではあるが、人気があるかどうかは別の話)。
サボテンは属も品種もたくさんあるので、人気が無いと店頭から消えちゃうんでしょうね。最近は至る所で見るLB2178もそのうち見なくなっちゃうのかな…ッ?
我が家のギムノカリキウム・LB2178↓↓↓
ツルビニカルプス・昇雲竜を植え替え!
ってわけで昇雲竜を植え替えます!!
この昇雲竜を落札したのが8月20日。涼しくなってから(9月に入ってから)植え替えようと、そのままの状態で水やり等のお世話をしておりました。サボテンは比較的いつ植え替えてもいいんですが、春か秋の植え替えをオススメします。
1週間後、さっそく
花が咲きました。

印象としては、つぼみが急成長して突然花が咲いた感じです。
薄くピンクがかった白く小さな花。かわいいです。開花期間は2日ほど。昼間に開いて夜間に閉じる感じです。
もしかしたら、生長点付近に棘と綿毛が密集していて、つぼみがあるのに気が付かなかっただけかもしれませんね。それと小さい花なのでつぼみの期間が短いのかも。
んで、9月初旬、元から植わっているプラ鉢から植え替えました!!
まずはプラ鉢を横にして、側面を軽く叩き昇雲竜を取り出します。取り出した昇雲竜の根から古い土を払い落としました↓↓↓

まぁただの根っこなんですが、同じツルビニカルプスでもアロンソイは塊根状になるので、その違いが興味深いところ。ホント同じ属?それともまだ塊根が形成されていないだけかな?
ツルビニカルプス・アロンソイを購入したときのポスト↓↓↓
そして植え替える鉢がコチラ↓↓↓

ビバホームさんで売ってるセメント鉢!の一番小さいヤツ。
この鉢、というかセメント鉢、セメントに染み込んだ水分が表面から蒸散して超排水性がいいのでこのまま手を加えず、ネットと鉢底石を敷きます。サボテンは乾燥を好むのでピッタリだと思っていますが、この鉢はむしろ排水性が良すぎるかも。

ちなみに通気性や排水性が悪い鉢だった場合の改善策のひとつがコレ↓↓↓
体感的には用土の乾きが早くなったように感じます。今回は鉢肌の通気性がいいので立体鉢底ネットは使いません。
鉢底石を敷いた鉢に、ある程度の高さまで用土を敷きます。用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土+観葉植物用の培養土を3:1ぐらいで混ぜたもの。
でも、この鉢はすぐに用土が乾くのでもっと保水性を上げてもよかったかも。市販のサボタニ培養土は軽石ベースなので、もっと観葉植物用の培養土の比率を上げるか、赤玉土を混ぜていいかなぁと。まぁでも、保水性が上がると根腐れのリスクも上がるし、冒険しなくてもいっか。
次に昇雲竜をセットし、位置と高さを調節しながら隙間に用土を充填します。根と用土の間に隙間ができないように、割りばしなどで軽くつつきながら用土を入れましょう。

用土を入れ終わりました。この後、用土の上に殺虫剤を散布。撒く殺虫剤はオルトランDX!これは遅効性の殺虫剤で、殺虫成分が根から吸収されて吸汁した害虫を殺虫するタイプ。スプレータイプの殺虫剤が効きづらいカイガラムシやネジラミにも効果があります。
広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
ただし、ハダニなどのダニ系には効果が無いので過信は禁物です。
臭いがあるので、散布後は用土を上から被せるなどしましょう。今回はこの上にマルチング(化粧砂)を被せます。
最後にマルチングして植え替え終了です。マルチング材は富士砂!最近はこればかり。

サボテンは植え替え直後には水をあげません。最初の水やりは1週間後から。鉢底から流れ出るぐらいたっぷりと与えます。
ツルビニカルプス・昇雲竜の育て方

そんなツルビニカルプス・昇雲竜の育て方は、日光によく当て乾燥気味に。が基本です。風通しの良いところに置いてあげましょう(もしくは送風機を使う)。
以上、ソフトモヒカンなサボテン、ツルビニカルプス・昇雲竜の植え替えでした!
それでは。
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