硬葉系ハオルチアの代表品種、十二の巻を植え替えたぞ!育て方とか。

以前に大宮盆栽祭りで購入したハオルチア・十二の巻の植え替え記事です。ちなみに植え替えたのは5月の中旬です!!もう2カ月経ってますな。

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

広告硬葉系ハオルチアの代表品種、十二の巻白い縞々の葉が特徴的な多肉植物。こんな見た目でもオブツーサと同じハオルチアなんです!栽培は葉焼けに気を付けて!

このハオルチア・十二の巻を購入したときのポスト↓↓↓

こんな見た目でハオルチアなんだぜッ!

大宮盆栽祭りで購入したこの植物、

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

多肉植物です。盆栽祭りで買ったからといって盆栽ではありません。…盆栽祭りで盆栽を楽しまなくてどうなんだって話ではありますが。

そしてコイツ、こんな見た目で、

ハオルチアです。

過去のハオルチアの記事↓↓↓

ハオルチアといえば、葉先の半透明の「窓」とぷっくりしたかわいい見た目が特徴ですが、十二の巻はこんな見た目で、

ハオルチアです。

過去に登場したオブツーサなどとは全く異なる見た目ですが、同じハオルチアとして扱われています。オブツーサなど、「窓」をもつ種を軟葉系ハオルチア、十二の巻のような尖った見た目を硬葉系ハオルチアと便宜上分類されています。

…されていました。スーパーサボテンタイムさんのこちらの記事で紹介されていますが、ハオルチア属が再編されていたようです。従来は硬軟合わせてハオルチア属としてひとまとまりにされていましたが、ゲノム解析による分類体系では、軟葉系ハオルチアは→従来通りハオルチア属硬葉系ハオルチアは→ハオルチオプシス属に再編されていたようです。

ハオルチア属の再編というよりは、アロエ+ガステリア+ハオルチアを一回まとめて分けなおしました!みたいな感じですよね。硬葉系のハオルチアはハオルチアというより、アロエやガステリアに近い…。オブツーサと十二の巻が同じ属っていうのは変じゃねッ?って思っていたのでスッキリしました。

ただし、記事中でも触れられていますが、違う説がある等、分類体系に関しては結局何が正しいかは難しいところ…らしいです。

ちなみにこのハオルチア属の再編、それほど昔ってわけでもなく(確か2014年)に分類されているので、正誤入り乱れるネット情報はもちろん、書籍でも対応されていない場合があります。

ハオルチア・十二の巻とは?

さて、そんなハオルチア属改め、ハオルチオプシス属の十二の巻。いわゆる硬葉系ハオルチアの普及種で、定番&人気品種です。

まぁ硬葉系ハオルチア自体に人気があるかといわれると審議が必要ですが。

もう今はハオルチアではありませんが、一般的に(硬葉系)ハオルチアとして流通しているので、ここでもハオルチアとして扱います。

店頭でも、たくさんの軟葉系のハオルチアに混じってこっそり潜む十二の巻。園芸店でも、取り扱われている唯一の硬葉系ハオルチアだったりする場合が多々あります(私の所見では)。

鮮やかな緑色の尖った葉に、白い粒粒の縞模様が入る特徴的な見た目がカッコいい!!一見地味ですが、育ててみると緑と白のコントラストが意外と美しい!ハオルチアです。

そんなハオルチア・十二の巻の原産地は南アフリカです。軟葉系ハオルチアと同じですな。

ハオルチア・十二の巻の原産地
ハオルチア・十二の巻の原産地

そんな十二の巻の植え替え手順は?

植え替え手順のシュミレーションです。

  1. 十二の巻を元から植わっているプラ鉢から取り出す。横にして側面を叩くと取り出しやすいです。
  2. 根に付いた古い土を落とす。土を落とすときは筆や刷毛を使って。この時枯れた根は取り除く。
  3. 植え替える鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く。
  4. 十二の巻を鉢に仮置きして用土を入れる。用土は市販のサボテン多肉植物用培養土+観葉植物用の培養土+日向土小粒+ゼオライト(少々)。比率は6:3:1ぐらい(ゼオライト除く)。市販の培養土なら元肥入りなので手間いらずです。保水性を上げるために、サボタニ用培養土に観葉植物用の培養土を混ぜています。まぁ、この配合だと若干保水性上がったかなぁって感じですけど。観葉植物用の培養土もそれなりに排水性がいいので。
  5. 用土の表面をマルチングして終わり。マルチングは見た目を整えるのと、水やりの際に微塵が飛ぶのを防ぐためです。

十二の巻の植え替え実践!

植え替え実践です!まずは十二の巻を元のプラ鉢から取り出します。

取り出した十二の巻がコチラ↓↓↓

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

めっちゃ根鉢。サークリング(根回り)現象もしていなくていい感じです。

古い土を落とします。私は100均の筆を使っています。

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

んで、土を落とした状態。元の土が砂系だった&ハオルチアの根は分岐しない一本の根が複数あるタイプ(ひげ根といいます)なので、土は落としやすかったです。

植え替える鉢にネットと鉢底石を敷きます。

植え替える鉢はこちら↓↓↓

Standard Productsのドロマイト製の鉢。お手頃価格で通気性のいいのでオススメ。デザインもシンプルでカッコいい!!

鉢底石
鉢底石

ネットと鉢底石を敷きました。

十二の巻を鉢に仮置きして、用土を入れていきます。

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

植えました!!

棘が無いって素晴らしい!!サボテンとは比べ物にならない植えやすさ。

十二の巻は、葉先が枯れこんでしまう場合が多いんですが、この株も結構葉先が傷んでいます。今回の植え替えで枯れた葉先がいくつか取れました。まぁしょうがないっス。

最後にマルチングします。今回のマルチングは寒水砂。白い鉢に合わせて、白い化粧砂にしてみました。十二の巻の白いストライプともよく合います。

ハオルチア・十二の巻
ハオルチア・十二の巻

以上、植え替え終わり!!この後、水をたっぷりあげました。ハオルチアは根が極度に乾燥するのを嫌がるので、植え替え後すぐに水を与えての大丈夫です(いままでもそれで問題なかった)。

ハオルチア・十二の巻の育て方

さて、そんなハオルチア・十二の巻の育て方です。基本は置き場所は明るい日陰、鉢の中の土が完全に乾いてからたっぷりと水を与え、寒くなったら室内に取り込む。です。

  • 日照条件
    ハオルチアらしく直射日光は苦手です。見た目はアロエっぽくても直射日光に強いわけではありません。耐陰性があります。が、あまりに暗いと徒長します。
    春と秋は直射日光の当たらない明るい日陰、または午前中に2,3時間の直射日光を当てる程度にしてください。夏の強光線は遮光してください。冬は直射日光にあてても大丈夫ですが、栽培環境によっては冬でも西日で日焼けします。
    日焼けすると葉が赤くなるので、症状が現れた場合は、置き場所を変えるか遮光をしてください。私の印象では、軟葉系のハオルチアよりは直射日光に強いイメージです。
  • 潅水
    葉に貯水することができる多肉植物なので、乾燥には強いです。むしろ根が湿っている状態が長く続くと、根腐れする可能性があります。そのため水やりは鉢の中の土が乾いてから、鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水を与えます。
    ただし、ハオルチアは他の多肉植物と違って根がカラカラになった状態が長く続くと調子を崩すので、適度な乾燥で水を与えないといけないのが難しいところ。少し水やりにクセがあります。
    最近の日本の夏は気温が高すぎて成長が鈍るので、若干水やりを抑えてください。水をあげるのは涼しい夕方以降に。秋の後半ぐらいから水を徐々に減らし、冬は月に1,2回、暖かい時間帯に土の表面が濡れる程度の水を与えてください。
  • 温度管理
    寒さに弱いです。だからといって日本の暑い夏にも強いわけではありません。一年を通じて風通しが良く、冬は暖かく、夏は涼しいところが理想です。耐陰性があるので室内でも育てることができます(私は室内栽培)。屋外で育てる場合は、最低気温が5℃を切りそうになったら室内に取り込むのが安全です。屋外で越冬する場合は、断水し休眠状態にすることで耐寒性が上がります。その場合でも霜や寒風にはあてず、凍らないようにしてください。
    室内で育てる場合は、エアコンの風が直接当たらないようにしてください。

ハオルチア・十二の巻、以上です。オブツーサなどの軟葉系ハオルチアの透き通る美しさはありません。今まで育てず嫌いをしていましたが、いざ育ててみると緑と白のコントラストが美しいと思えるハオルチアです。

それでは。


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