食品用のガラス保存容器をつかって、テラリウムの容器を自作した記事です。身近な材料で制作、応用ができると思いますよ!
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コロナ過で物流が混乱していた
昨年、新しいテラリウムをつくるべく、テラリウムショップに容器を購入するために伺いました。
私はポップジャーというテラリウム容器を愛用していて、テラリウムをこの型の容器で統一しています。ところがこのポップジャー、目当てのサイズが欠品で手に入りません。
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去年の9月ごろから今年の初めぐらいまで欠品が続き、欲しいサイズのテラリウム容器が手に入りませんでした。お店の方に伺ったところ、入荷未定だそうです。
時期的に考えても、新型コロナウイルス感染症にともなう物流混乱のあおりを受けているのでしょう。当時はネット通販でも全滅でした。
まぁでも、手に入らないのですから、なにか考えなければいけません。…ということで自作することにしました。
ちなみに現在は在庫が復活して、ネット通販でも手に入りやすくなっています。
テラリウム容器に求められるものは?
何種類か植物を育ててみた私の感想としては、苔テラリウムの栽培難易度はかなり低いです。つまり初心者向け、ズボラな人向きです。
苔テラリウムの難しい点って、栽培初期の置き場所の決定と、テラリウム内の環境が安定するまでの、カビと害虫のケアぐらいです。
そのあとはよほど乾燥させなければ、なかなか苔は枯れません。つまり、苔テラリウムの容器ってある程度の湿度保持能力と、採光性能があれば割と何でも平気です。
でも、それだとなんだかなぁって感じなので、よりよいテラリウム容器の条件を考えてみました。
- フタが透明…苔とはいえ植物なので、光合成のための光が必要です。そのため蓋は透明で上部から光が入るものがベターです。
- ガラスが薄い…プラスチックやポリカーボネイト製でも構いませんが、ガラスの場合は薄いガラスの方が観賞しやすくて良いと思います。厚みがあると中身が歪んで見えます。薄いガラスは結露しやすいですけどね。
- ガラスに継ぎ目がない…そのままです。継ぎ目があるガラス容器があります。当然ない方が見た目が良く、観賞しやすいです。
- 通気性がある…苔の種類によっては、完全に密閉された容器では草姿が崩れてしまう場合があります。これは湿度が高すぎる(湿度100%)ことが原因です。そもそも苔は空気中の湿度から水分を吸収するので、湿度を保持するためにテラリウムで栽培するのですが、高すぎる湿度は苔の生育異常を引き起こします。そのため、隙間があって通気性がある容器の方が、適度な湿度(湿度が高すぎない)を維持することができるため、対応できる苔の種類が多くて優秀です。
この条件を満たすものが、よいテラリウム容器ではないでしょうか?私が愛用しているポップジャーは条件を満たしています。
ホームセンターと100均で材料を調達
そんなテラリウム容器を自作することを考えながら、しばらく生きていたのですが、ある時カインズホームさんの食品保存容器売り場でこれを発見しました!
その名もポップジャー(笑)。テラリウム容器のポップジャーとの決定的な違いは、蓋にゴム製?の気密パッキンがついています。
ちなみにこれ、カインズホームさんでは特に特殊な商品でもなくて、ネット通販はもちろん、ほぼどの店舗でも取り扱ってます。売り場は園芸用品ではなく(笑)、キッチン用品の食品保存容器コーナーですww。
容器本体はこれを使います。あとは通気用のスペーサーですね。と、いうことで100均を物色。そこで見つけたのがこれ!
ガラス用の超強力アクリルフォーム両面テープと3Mメンディングテープです。アクリルフォーム両面テープは厚さ1mm。あとはカッターとカッターマット。代わりにハサミでも全然オッケー。
これを使って製作します。
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制作開始
まず食品保存容器のポップジャーの気密パッキンを取り外します。普通に取れます。切断とかしなくてオーケー。そしてこのパッキンは今後使いません。
アクリルフォーム両面テープとメンディングテープでスペーサーをつくります。ほんとはアクリルフォームは両面テープじゃなくていいけど、両面テープしかなかったので。厚さが1mmで、ガラス面に引っ付けば他の物でもいいです。でも100均で手に入るのでお手軽にオススメ。
アクリルフォーム両面テープを5mmに切って片面にメンディングテープを張る。これを×3。両面テープの片面にメンディングテープを張って、接着面の片方をつぶすわけです。んで、それをさっきパッキンを外した蓋に張る。
以上。これで制作完了。できた蓋と本体を組み合わせて完成です。
仕上がり
仕上がりはこんな感じ。食品保存容器で自作したポップジャーの蓋と、テラリウム用の既製品のポップジャーの蓋を比べてみました。
左が自作。右が既製品です。本体と組み合わせてみます。
いいですね。似ています。というか同じです。底のマークも同じ。メイドインベトナムも同じ。
総評
自作ポップジャーにはマイナスポイントもあって、蓋がすべります。アクリルフォーム両面テープの片側に張った、メンディングテープが原因です。これを透明でもっと摩擦のあるものにすれば解決します。
本体はおそらく同じものです。テラリウム専用のポップジャーと比べた場合、かかった金額と手間を考えても、特にお得でもありません。
ただし、テラリウム専門店よりは、圧倒的にカインズホームと100均のほうが店舗が多いので、身近にこれらの店舗がある場合はそこで調達するのもアリです。
また、要はスペーサーを付ければいいので、これを応用して自分のお気に入りの容器で、テラリウム容器を自作することができます。
…あ、そうだ!作り方を書いて満足してしまうところでした。肝心の苔の生育は何の問題もありません。既製品と比べて遜色なしです。
よきテラリウムライフを。それでは。
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