ウィローモスを陸生化してみた!

今回はウィローモス、水生苔を陸生化したよって記事です。実は今回の主役は、我が家でもっとも正体不明な植物なので、今回の記事で私の言っていることに誤りがあるかもしれません。本当にウィローモスであるかも疑わしい。初めに謝っときます。ごめんね!

このウィローモスですが最初のポスト、コツボゴケと同期、同郷の野生採取株です。由来が野生だと正体不明になりがち。

こちらが今回の主役ウィローモス。

ウィローモスのテラリウム
ウィローモス。だよねっ!?

広告ガラス容器と苔、ソイルと添景用の石がセットになったテラリウム制作キット。テラリウムは専門店からの購入をオススメします!

ウィローモスとは何者か?

ウィローモスは川や湖沼の水中に生息する、水生苔の総称です。ネットで検索すると様々な種類が出てきますが、本来はウィローモスという名前ではなく、個々の種類に品種名があります。

共通するのは、繊細な草体と鮮やかな緑色。涼しげな見た目のかわいらしい苔です。

水中生活の苔なのでテラリウムではなく、アクアリウムでおなじみの苔です。ただ、私はアクアリウムはやっておらず始める気もないので、ウィローモスになじみがなく、本当に彼らがウィローモスか、いまだに半信半疑です。特徴が一致する苔が他にないんだよなー。

本当にウィローモスなのか?

んで、このウィローモス。水生苔がなんでテラリウムで陸生化してるんじゃ?って話ですが、単純な理由で陸地で採取したからです。だから陸生苔だと思ってましたよ。もっと言うと水をはじく特徴から、サワゴケだと思っていました。6カ月間ほど。いや、サワゴケっていうことにも疑問を持ってたんですよ?ほかの陸生苔に比べて草体が異常に柔らかいこととか。なんか…ちょっと…サワゴケの特徴とも違うなって…。

同定難民を生み出したこのウィローモス。それはなぜか?

まず、特徴の違う水生苔同士がウィローモスとしてひとくくりにされているからです。検索した画像のそれぞれで特徴が違います。

それと、陸生させた情報が少ないからです。アクアリストの方が偶然、陸生化しちゃった!テヘっ!ていうケースはあるようですが、俺は(私は)ガチで陸上で育てたるぜぇぇぇぇぇ!という奇特な方は見たことがありません。ウィローモスは水中では水中葉、陸上では陸上葉を展開し、水陸で容姿が異なります。陸生の情報が少ないってだけで同定が困難になります。そして、同定できないと育て方がわかりません。

ウィローモス
ウィローモス。めっちゃこんもり

少ない情報で推察するに、ウチのウィローモスたちはおそらくカワゴケの仲間でしょう。

ウィローモスの育て方は

陸生の育て方についての情報が少なくて、良くわかりませんでした。ですが、そこは野生採取株。採取した自生環境に近づければオッケーなはずです。

自生環境…風通しが良く、涼しい日陰です。おそらく1日中直射日光は当たらないところでしょう。軒から雨水が滴るようなところなので、水が大好きな苔だと思われます。湿度も高い環境でした。砂利の上に活着していたので、水はけがよい土壌が好みでしょうか?

これをテラリウムで再現します。まぁ一般的なテラリウム環境で大丈夫だと思います。

我が家のテラリウム。ウィローモスの陸生化!

テラリウムは1mmの隙間があるセミオープンタイプ。湿度が高すぎて徒長してヒョロヒョロになられても困るので、通気性がある容器がベターだと思われます。安パイのセミオープンタイプ。ソイルは一緒につくったコツボゴケと同じ日向土小粒+川砂です。そういえば作成中のウィローのテラリウムが写った写真がありました。

作成途中のウィローモステラリウム
矢印が作成途中のウィローモステラリウム。この頃はかわいかったなー

ウィローモスはコツボゴケと同じ我が家のテラリウムの初期メンです。当初から群生をバラシて一株一株洗浄し植え付けるという私のポリシーは決まっていました。そのため、ウィローモスの苔テラリウムづくりは発狂しそうでした。だってこいつら1株0.5mmぐらいの細さだよ?いったい何株あんだよッ!?(写真は作成途中なので、完成までにはこの7~8倍植えてます。)どの苔よりもしんどかったです。

そうして苦労の作成から7か月後のウィローモスのテラリウムがこちら。

ウィローモスのテラリウム
ウィローモスのテラリウム。育ったなー

ちなみに上に書いた育て方で問題なかったです。ダメ!絶対直射日光!!

広告ガラス製のテラリウム容器。蓋に1mmの隙間があるセミオープンタイプ。苔の高さでサイズを選んで!

すさまじい生長力

もう、ほんとスゴイ生長力です。株数こそ違いますが、テラリウム作成途中の写真と比べてもらえれば一目瞭然です。細い草体なのにめっちゃ伸びました。その高さは大型苔のヒノキゴケやオオトラノオゴケに匹敵します。

株も増えました。上のテラリウム画像、株元からボワッと広がってますよね?これでもピンセットで無理やりまとめたんです。ガラスのふちにくっつきそうなぐらい増えてたんです。ほんとに苔か!?ってぐらいに大きくなります。

問題もあります。それはソイルに藻が生えます。ソイルは軽石+砂なので有機養分はゼロです。藻が生える要素はありません。植え付け時には洗浄もしましたし(半発狂気味で)。…なんで???

胞子?

肉眼でみるとよく分からないのですが、写真を撮ると草体に黒い粒粒がついているように見えます。そこでマクロレンズで接写した写真がこちら。

ウィローモス拡大
ウィローモス拡大。なんかついてる。100均のマクロレンズだとこんなもん。ガラス越しだとこんなもん

……これ…胞子か?種子…じゃないよな?種子植物っぽい特徴ないし。うーん。ウィローモスの朔の情報も少なくてよく分かんねえんだよなー。もし胞子なら土壌汚染の原因はこれでしょう。発芽できない胞子が養分になってると。知らんけど。

ちなみにこの写真でサワゴケではないと確信しました。

以上です。育ちすぎた彼らを今後どうするかは思案中です。

追記:育ちすぎた彼らをどうにかした記事。テラリウムの仕立て直しだッ!!

それでは。


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