我が家のテラリウムの一員、タチゴケ。暖かくなりモリモリ成長を始めたタチゴケテラリウムの紹介です。
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身近な苔。タチゴケ
タチゴケはスギゴケ科の苔で、苔庭やテラリウムに人気です。ものすごーく身近な苔ですが、苔庭に使われる人気の苔、スギゴケの仲間です。スギゴケはよく京都のお寺の苔庭に使われている苔ですね。タチゴケはスギゴケよりも小さく、葉が透き通っています。
大きさは大体1~3cm。細い葉を、垂直に立つ茎に沿って放射状に展開します。半透明の葉が美しく、かわいらしい苔です。湿気を好みますが乾燥にも強く、乾燥すると葉を丸めて畳み、湿潤時とは全く異なる姿になります。
スギゴケ科の苔全般の特徴ですが、タチゴケは特に仮根をよく出し活着力もいいです。
湿気を好み、直射日光が当たらない明るい日陰に自生します。林床、とりわけ木の根元の土壌を好みますが、石にも活着します。意外と身近な苔で、森や林はもとより、公園の木の根元など都市部でも生育します。
タチゴケという名前は総称で、いくつかのタチゴケ属の苔をまとめてタチゴケと呼んでいます。コツボゴケと同じようにほぼ同じ見た目で、違う種類だったりします。
ナミガタタチゴケが雌雄同株、ヒメタチゴケが雌雄異株です。ウチのタチゴケはナミガタタチゴケかなー?(なぜかコツボゴケの時のように同定欲があまりない)
タチゴケの育て方
テラリウムの場合は、直射日光を避け明るい日陰においてください。通気性のあるセミオープンタイプの容器をオススメします。
水やりは春~秋は1週間に1度、霧吹きで与えます。冬は水やりを減らし2~3週間に1度の霧吹きを目安にしてください。容器を傾けてソイルに水が溜まるようであれば、スポイトなどで吸い取ってください。また、ソイルが乾いたら水差しで水をソイルを湿らせてください。
きも~ち乾燥気味で育てた方がいいと思いますが、非常に強健な苔なので、あまり気を使わなくても丈夫に育ちます。過剰な湿潤や乾燥状態にさせなければ大丈夫です。
広告タチゴケは半透明の葉を茎に沿って放射状に広げるかわいらしい苔。非常に強健で育てやすく、初心者にもオススメ!栽培は直射日光を避けた明るい日陰で。
ちなみにもすレコ。的には、タチゴケは他の苔に紛れている苔ナンバー1です(2位はシノブゴケ)。野生採取、購入品に関わらずいろんなところのいろんな苔に紛れています。それくらい強健です。生育可能環境の適応範囲がめっちゃ広いです。
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タチゴケのテラリウム
テラリウムに植え付けの際、タチゴケの群落にずいぶん土がついていました。仮根を出すタイプの苔なので、土がついてきちゃうんですよね。私は1株1株バラシて洗浄して植え付けるのがポリシーなので、今回もポリシー通り、バラシて洗浄して植え付けました。このとき↓と比べて
ウィローモスの洗浄と植え付けに比べれば、全然楽勝!でした。
ウチのタチゴケのテラリウムはセミオープンタイプの容器、愛用のポップジャーです。ソイルは赤玉土+川砂に朝明砂で化粧をしています。そういえばこの朝明砂、園芸店で買ったんですが園芸用の砂ってテラリウムには粒が大きいんですよね。仕立て直しの時に改良したいと思います。
広告ガラス製のテラリウム容器。蓋に1mmの隙間があるセミオープンタイプ。苔の高さでサイズを選んで!
タチゴケはいろんなところに生えますからねー。ソイルは結構何でもいいと思います(いつもこんなこと書いてるなー)。土、砂、軽石なんでもオッケーです。
丈夫過ぎるゆえに他の苔との寄せ植えにした場合、タチゴケが強すぎて他の苔が負けてしまうかも。複数の苔を寄せ植えにする場合は注意してください。私は基本的に1種類の苔を、一つのテラリウムに植えています。
不思議な増え方
このタチゴケ、不思議な増え方をします。基本的に蒴をつくって胞子から増える有性繁殖と、親株から子株をだす無性繁殖で増える苔です。なんですが、親株から全然離れたところに、なぜか子株が発芽します。蒴も胞子もつくってないのに!
なんでなんですかね?どういうメカニズムなのかよくわかりません。コウヤノマンネングサのように地下茎でつながっているわけではありません。タチゴケは地下茎つくらないので。
写真を見ると糸みたいなものがいっぱい見えるので、仮根から発芽してるのかな?
以上です。タチゴケ、育てやすいです!
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