こんにちはこんばんは。今回は久々の苔テラリウムの話です。
ブログのネタになるような苔の変化って少なくて、せいぜい苔が増えたか、問題が発生した時ぐらい。
以前から育てていたフデゴケのテラリウム。
このテラリウムのフデゴケが茶色く変色してきました…そう、今回は
テラリウムに問題が起こった話です。
雑菌の繁殖で枯れかけた苔のコロニーを、殺菌剤の散布で救出した話。
ホントは調子を崩してから、綺麗に生えそろった時点で記事にしようって思ってたんだけど、いつになるかわかんないから途中経過で記事にしました☆
フデゴケ、元気になってきたよっ!!
我が家のフデゴケ
フデゴケはその名の通り、筆を逆さにしたような苔。深い緑色に繊細な細い葉が美しい苔です。
繁殖力もそこそこ。増えなさ過ぎてor増えすぎて困ってしまうこともありません。オススメ!
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そんなフデゴケの去年6月上旬の様子↓↓↓
フデゴケの先端が開いてきました。雄花盤(苔の繁殖器)ができるのかな?繁殖器が成熟するかは…期待していません(テラリウムでは繁殖器が成熟しづらい)。
このフデゴケを育て始めたのがおととし(2022年)の11月からなので約半年間、まぁ順調に生育している。そう思っていました。
フデゴケの調子が悪い?
んで、その6月上旬のフデゴケの様子。雄花盤らしきものができた他に、気になることが…
中心の株が茶色くなってきているんですよね。…生理現象で茶色くなることもあるので、ひとまず様子見…(でもこれが良くなかった…)
その1カ月後…
茶変が拡大。
傷んでしまい、茶色から白色に変色してしまった部分は一応切除(経験上、白化するともう復活しない)しているんですが、
拡大止まらず!!
菌に侵されて…るッ!?
私は以前、コツボゴケ(今育てているのとは別のテラリウム)を全滅させたことがあります。その時も茶色くなった株から、範囲的に茶変が広がり、最終的に全滅に至ったわけなんです。症状としては今回と同じ。
テラリウムが不調の原因で最も考えられるのは病気、つまり菌の繁殖が考えられます。
”菌”といえばカビですが、カビらしきふわっとしたものや、菌糸は見当たりません。ですが今回のフデゴケも茶変が範囲的に広がっていることから、放置するとコツボゴケ同様全滅の可能性があります。菌糸が見当たらないので、菌といってもカビではなく、雑菌に感染している可能性があります。
テラリウムは湿度が高いのでどーしても菌に感染しやすくなる。
梅雨時期は特に注意です。
苔テラリウムが菌に侵された時の対処法←殺菌剤を散布
菌そのものは見えず(小さいので当たり前)、菌糸や菌核も見当たりません。が、茶変はどんどん広がり、自然治癒の見込みもないので、雑菌に感染したと仮定して対処をすることにします。
具体的に何をするかというと…
殺菌剤を散布します。
使う殺菌剤はベンレート!!
広告定番の殺菌剤ベンレート!!苔テラリウムの常備薬!!テラリウムの他に、サボテンや多肉植物の傷や切断面の殺菌、アガベの発根管理前の殺菌にも使えます
いざというときのために常備しておきましょう。
散布時の霧吹きはノズルの先が細くなっていて、局所的に噴霧できるタイプがオススメ!
んでこのベンレートを規定よりやや薄めて噴霧しました。あ、殺菌剤は苔が乾いている状態で散布しないでください。苔が必要以上に薬剤を吸って薬害が出る場合があります。
また、殺菌剤を使うときは短期決戦で。ダラダラ使うと菌に薬剤への耐性がついて効果が無くなります。今回は1度噴霧のあと、3日後にもう一度噴霧して終了です。ベンレートは水に溶いてしまうと保存できないので、あまった薬剤は潔く処分しましょう(処分は自治体のルールに従ってください)。
薬剤散布から1か月後↓↓↓(8月中旬)
横から見たとこ↓↓↓
教科書に載せたいくらいわかりやすく雑菌の被害を受けたコロニーになりました。
感染初期に比べるとものすごく被害が広がったように見えますが、この1カ月間、これ以上に茶色への変色は拡大していないので雑菌による被害は収まったと思っていいでしょう。
茶色くなった株をどうするかですが、ひとまずこのまま様子を見ます。具体的な判断基準を聞かれると困るのですが、この感じなら十分復活してくれそう。
新芽が出てきたぞ!!
殺菌剤散布から4か月後の11月下旬。
新芽が出てきました。
傷んで茶色くなった株のところどころから、緑色の新芽が出てきているのが分かるでしょうか?
我が家の環境では苔テラリウムは冬にものすごく生長するので、これからに期待です。
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でもこのペースだと綺麗に生えそろう前に夏になってしまって、暑さでまた傷んでします可能性があるのでひとまず記事にしました。
それでは。
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