今回は植え替えの記事。主役はハエトリソウ（ハエトリグサ）です。植え替えたのは2月。過去に散々冬の植え替えはヤバいと書いてきましたが、ハエトリソウの植え替えをするには、このブログとしてはめずらしく適期です。植物ごとに生態は異なりますからね。ハエトリソウの植え替えは休眠期の今でしょ！
植え替えるハエトリソウはこのポストに登場したやつ。
植え替える鉢はコレ。
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ウチのハエトリソウ
2022年の梅雨に、ホームセンターで購入したハエトリソウ。確か植え替えて、2日で梅雨が明けたんだったかな？何の変哲もないハエトリソウですが、記念すべき我が家初（このブログは基本的に順不同で登場）の観葉植物です。
（いつもの）あまり育て方を調べず「屋外で直射日光を当てる」栽培を推奨されていることを知らず、購入しました。…うーん。でもまぁ、屋内で育ててますけどね。ウチにきて、すぐに真夏になっちゃったんで、直射日光を避けるべく東側の出窓で育ててました。少し徒長気味かなぁー。今は南側の出窓で金鯱の隣にいます。水やりは推奨される腰水管理での栽培です。
ハエトリソウの生態
モウセンゴケ科ハエトリグサ属ハエトリグサ。北アメリカの東海岸、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州の湿地帯に自生する食虫植物です。その特徴的な捕虫葉の中央部に3本の感覚毛があり、ここに刺激が加わることで捕虫葉を閉じます。誤閉を避けるために、感覚毛への2度の刺激で葉を閉じる仕組み。その後、数回の感覚毛への刺激で葉を圧迫し、さらに刺激を受けることで消化液を分泌します。
一般的に抱かれているイメージと、実際の生態が異なる植物です（私の主観です）。ハエトリソウって常夏の植物のイメージがあるけど、実際は四季のある地域が原産＆自生地です。なんなら日本と緯度、近いです。あと虫、食べなくても平気です。捕虫葉の開閉はものすごくエネルギーを使うので2、3回開閉すると、閉じたまま黒くなって枯れます。興味本位だけで葉を開閉させるのはやめましょう。
自生地は土壌に栄養が少ない湿地帯で、ハエトリソウは水分と日光が大好きです。栄養が少なくて虫を食べない、ハエトリソウはどう生きているんじゃ？ってなりますが。水を吸って光合成で生きていますな。水分は好きですが根が直接水に触れていると、根腐れします。
ハエトリソウはイメージに反して寒さに強く、暑さに弱いです。寒さに強いといっても、霜が降りたり凍るのはさすがに無理なので、最低気温が5℃を下回ったら屋内に取り込むのが安全です。直射日光は好きですが暑さ、特に根が熱くなるのには弱く、日本の夏は苦手です。夏の直射日光で葉焼けしちゃうので避けましょう。
植え替えてみた！
ここからは写真多め。まず植わっている鉢からハエトリソウを抜いて、根についているミズゴケをきれいに取り除きます。今回はピンセットを使いました。あと、黒くなった葉と傷んだ根を取り除きます。傷んだ根は、水で洗い流す感じでとれます。
いいですね。元気そうです。変なところから根っこが出てますが、気にしない。根っこを水で戻したミズゴケで包みます。
植え替える鉢に、中粒の日向土を敷きます。今回、植え替える鉢は底面給水のできる、ボタニカルソーク。この鉢内はハイドロカルチャーのような閉鎖環境に近い状態になるので、一応ゼオライトを1割ぐらい混ぜます。日向土とゼオライトは、あらかじめ水ですすいで微塵を落としておきます。
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ここにハエトリソウを設置。ハエトリソウが鉢の上面より上にくるように底の日向土の高さを調節。
そしたら、鉢の周りを日向土の小粒（＋ゼオライト）で埋めます。
最後に表面を水で戻したミズゴケでマルチングしてフィニッシュ。
通気性の確保のため、鉢の上面から盛り上がるようにします。植え替え終わり。
花芽が出てきた！！
植え替えから2週間強。花芽が出てきました。そして、その隣にいまさら休眠葉。もう２月終わるんですが…。
花は株に負担がかかるので、切っちゃうかも。それでは。
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