こんにちはこんばんは。今日は多肉植物の話です。現在、多肉植物の人気トップ2はエケベリアとアガベだと思います。今回はそのトップ2の片方、アガベの話。
アガベ・チタノタ”白鯨”を購入したので、前から育てているオアハカ(←メキシコの地名ね)オテロイとチタノタ”ブラック&ブルー”を見比べてみたよって話。
このブログではオテロイ、チタノタ系のアガベはあまり登場しません。ですが、別に嫌いってわけじゃないです。
植物本来の価格以上の暴利で売られているアガベと、そんなアガベばっかりを売っているイベントが嫌いなだけです。
むしろアガベはカッコイイと思うし好きです。大きくなる点を除けば。
あ、別に安いことがイイって言ってるんじゃないです。販売側の事情は分かりませんが、仕入れ値が高いとか、ある程度仕方がない事情はあるとは思います。でも、ブームだからだとか、高く売れるからとか、そういう理由でオテロイ(チタノタ)を栄養繁殖させて売りさばくってのはどうなん?って思ってるだけです。まぁでも、そうはいっても最近はずいぶん価格も落ち着いてきましたけどね。だから私も買えたわけだし。
↑↑↑何年後かに、そういうこともあったねぇ~って思い出話ができるといいなぁと切に願います。自分がカッコいいと思ったアガベを普通に楽しめる。そんな風になって欲しい。
ホームセンター産のアガベ・チタノタ”白鯨”
この記事を執筆している3月上旬に、北関東が誇る大型ホームセンター、ジョイフル本田さんでアガベ・チタノタ”白鯨”を買いました。
高級感あるプラスチック鉢に植わっている状態で販売(受け皿は別途)。
チタノタ”白鯨”は言わずと知れた(?)アガベの人気品種。丸っこい分厚い葉とゴツイ鋸歯がとてもカッコいいアガベです。”白鯨”はもともと日本で選抜されたチタノタの優良選抜品種。だから植物の分類的には”チタノタ”になります。現在は主に台湾で繁殖された株が、日本に逆輸入されているようです。
チタノタの優良選抜品種は他にもたくさんあって、それだけで本が出版されるぐらい。動物の名前が付けられることが多くて(現在出回っているのは動物系の名前が多い)、優良選抜株を”ネームド・アガベ”、ただのチタノタ(オテロイ)を”ノーネーム”なんて呼んでいたりします。ノーネームって呼ばれちゃってても同じチタノタなのにね…
ジョイフル本田さんでは”白鯨”のほかに、シーザーやフィリグリー、レッドキャットウィーズルなども販売。最近ではレッドキャットウィーズルは、普及種なんて言われちゃってますが、白鯨に比べるとちょっとお安めな価格だったので、入門用にちょうどいいんじゃないかなぁと思いました。オススメ!
チタノタ、オテロイ系以外のアガベでは、笹の雪の斑入り優良選抜品種、輝山が販売されていました。これらのアガベをジョイフル本田さんに卸しているのはペンペングサさんだそうです。
いや~。ホームセンターで白鯨を買えるんですね。※この翌日、五反田BB(五反田で開催されたサボテン・多肉植物ビッグバザール)で約半額の抜き苗の白鯨を見つけて、ちょっとショックを受けた☆
ものすごく安いという価格ではありませんが、それでも小売り大手のホームセンター価格。安いです。なので、この記事が公開される頃は売り切れちゃってるかも。
チタノタ、オテロイの名前問題
このブログでは何回か書いてるんですが、従来から人気のあった品種、チタノタが2019年に遺伝子解析によって、チタノタとオテロイの2種に再分類されました。
葉が細長いチタノタが従来と同じチタノタ。短葉でまるっこい葉のチタノタが”オテロイ”ということになったんです。だからチタノタ”ランチョタンバー”や”ホワイトアイス”などが従来と同じチタノタ、丸っこい葉のチタノタ”FO-76”がオテロイになったってことです。
その特徴から、この記事にも出てくる”白鯨”や”ブラックアンドブルー(通称:BB)”はオテロイの品種のひとつだと思うんですが、世間的にはチタノタの優良選抜品種とされています。
このブログで、いやそれチタノタじゃなくてオテロイじゃんって主張してもいいんですが、私は遺伝子が見えるわけでもないので、白鯨やBBがホントにオテロイなのかはよく分かりません。なので入手時の名称をこのブログでも使いたいと思います。そう、長いものには巻かれます。
つまり、こういうことです。
オテロイはオテロイだけど、チタノタはチタノタとオテロイが混ざっちゃてるかもしんないよ。ってことです。
もう一度書きます。オテロイって書いてあったら=オテロイです。チタノタって書いてあったらホントのチタノタの場合もあるし、新分類に対応していない場合もあるのでオテロイかもしんないよ。ということ。
厳密には違いますが、チタノタ≒オテロイと思って生きていれば、日常生活に困ることはないと思います。
ただ、再分類されたといっても、園芸イベントを見ている限りでは、従来までチタノタにされていたものがオテロイに改められることはなさそう。そんな気がします。いまでもチタノタ”FO-76”(これは確実にオテロイです)って名前で販売されてますし。
チタノタの優良選抜品種
んで、そのチタノタは葉や鋸歯の形状や色で選別された優良選抜品種があります。(もう上に散々書いたけど)いってみればチタノタのバリエーションなんですが、個体差というよりも”品種”として現在は流通しています。
色や鋸歯がちょっと違うぐらいでしょ?微差じゃん!って思ってたんですが、白鯨を買ったしせっかくなので、他に私が育てているチタノタ系のアガベと見比べてみます。
チタノタの選抜品種を見比べる
今回購入した白鯨含めて、現在私は3種類のチタノタ系アガベを育てています。
こうして並べてみると結構違いがありますね。左からアガベ・オアハカオテロイ、アガベ・チタノタ”白鯨”、アガベ・チタノタ”ブラック&ブルー”です。
ちなみに私はチタノタには詳しくないので、園芸イベントに単品で並んでいた場合、違いが全く分かりません。
ひとつづつ見ていきます。
まずはアガベ・チタノタ”白鯨”。
他の2種と比べて葉の色が濃いです。青みがかった深緑と表現したらいいでしょうか。鋸歯の色は白。これからぶっとい鋸歯が出てくるはずです。(うまく育ってくれるといいなぁ…)
続いてアガベ・オアハカオテロイ。
コイツはチタノタじゃなくてオテロイです。
埼玉県越谷市の人気園芸店、シマムラ園芸さんで購入したUSクロン株。アメリカで生産された、オアハカ原産のオテロイのメリクロン株ってことでしょう。通称シマメリ。
購入当時と比べると大きくなってますね。
全然うれしくない形に。
夏場の遮光していた時期に生えてきた葉が徒長気味。もうびろんびろん。今年の夏は少し水を絞ろうかな…
葉の色は明るい黄緑色。鋸歯の色は白くなるはずです。(親株の写真を確認済み)
8ヵ月育ててます。葉が3,4枚展開したぐらいでしょうか。SNSでは(同ロットかは分かりませんがほぼ同時期の個体)植物育成ライト+腰水で育てて、ものすごく大きくなっているのを見ますが、室内栽培で日光のみ(これが徒長の原因かもな…)、乾燥気味に育てるとこんなもんです。まだ幼葉なので、これから良くなって欲しいなぁ…
ちなみにアガベ・吉祥冠錦を室内で育ててる記事↓↓↓
育成環境は同じです。日本で改良されて、順化している吉祥冠錦とはそもそも根本が違うのか…
最後の一株、アガベ・チタノタ”ブラック&ブルー”
コレは木更津園芸夜市で購入。親株からのカキ仔だそう。
↑↑↑この記事ではオテロイって書いてますが、考えをあらためてチタノタ”BB”。
コイツは名前のとおり、青白い葉に黒っぽい鋸歯が特徴。最近展開した葉は特に鋸歯が黒い。
こちらは7カ月育ててます。2,3枚の葉が展開したでしょうか。カキ仔とメリクロンの違いかもしれませんが、オアハカオテロイに比べると丸っこい葉に生長中。うーん。シマメリも似たような形になるハズなんですが…
と、いうことでアガベ・チタノタ(とオテロイ)を見比べたよって記事でした。植物の置き場所には限りがあるので、似たような植物を複数育てたくはなかったんですが、いざ育てて見比べるといいもんですね!それにしても白鯨、安くなった…
それでは。
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