3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!ver.3.0

こんにちはこんばんは。今日は植木鉢を自作した話…の続き。えぇ…わかっています。不評な記事だって…(PV数が少ない=不評と解釈している)

ですが、ブログを運営する上でネタは重要。1mmでもネタにできそうなら記事にするのが当ブログの方針です。それに…もしかしたらこういう記事も、なんか今後の役に立つことがあるかもしれません。ま、まぁそういう記事は他にもあるので…

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

というわけで文字数少な目、軽めな記事でいきます!

3Dプリンターで植木鉢を自作している

私は3Dプリンターを購入後、植木鉢を自作しています。よーするになんかつくりたいんです。

前回の記事ではPCスペックなんかを書きました。えぇ…そうです。わかっています。当ブログの読者様のニーズにはあっていないって。

今回はその植木鉢をつくった記事の第三弾。ver.3.0です。

土の中に空気を供給する鉢

前回までのおさらいです。というか、私が鉢をつくるうえで重要なことなので、もいっかい書きます。

家庭用の3Dプリンターの普及とともに、3Dプリンターで植木鉢がつくられるようになりました。3Dプリンターの造形特性を生かして、今までは製作不可能だった形の鉢や、通気性に優れたプラスチックの鉢などが開発、販売されてきました。↓↓↓鉢全面がメッシュになったbachiさんのジャイロポットを私も購入していたりします。

せっかく自分で植木鉢をつくるなら、なんか機能性がある鉢がつくりたいなぁと思っていました。できれば私の好みであるシンプルなデザインで。

機能性といっても、鉢の通気性を良くして根腐れを防止する…という鉢はたくさんあると思うので、もっと他のことを…と思ったわけです。

植物にとって根の生長が重要→根の生長には酸素も必要→そこで
鉢の土中に空気を供給する鉢をつくろうと思ったわけです。

イメージ図はこんな感じ↓↓↓

3Dプリンターで植木鉢を自作したッ!ver.2.0
3Dプリンターで植木鉢を自作したッ!ver.2.0

鉢の下部を給気口を設けたリブが貫通します。

…と、こんな鉢をつくったのが前回までの話。

今回は主にデザイン上のアップデートの話です。

今回つくった植木鉢

さっそく本題。今回製作した植木鉢がコチラ↓↓↓

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
  • 左:直径約φ12cm、4号サイズ
  • 中:直径約7.5cm、2.5号サイズ
  • 右:直径約8cm、2.5号サイズ

今回は3サイズ製作。デザインのアップデートといっておきながら、ちといまいち(よくできたと思っていない)な鉢になってしまいました。

まずは一番大きな改良箇所から。

外周部のオーバーハング部分を改良

3Dプリンターは下から樹脂を積層させて造形(印刷)していきます。なので、張り出した部分(オーバーハング。接地する面が無く、空中に造形しなければいけない部分)の造形が苦手です。

前回までの鉢のデザインだと、外周部にオーバーハングした箇所があります。前回までの鉢↓↓↓

3Dプリンターで自作した鉢
3Dプリンターで自作した鉢

オーバーハング部分は、宙に浮いた状態そのままでは3Dプリンターで造形できません。なので3Dプリンターは、このオーバーハング部分の下に接地するようにサポート材をつくりながら、オーバーハング部分を造形します。

世間では、サポート材が必要のない形に造形することがいいとする風潮があります。ですが私はサポート材を生成することに特に拒否感はありません。デザインは自由であるべきだと思っているからです。

なので、特に気にせずオーバーハング部分をつくっていたんです。でもね、

凛烈丸を植える自作の3Dプリンター鉢
凛烈丸を植える自作の3Dプリンター鉢

(ちょっと見づらい写真ですが)オーバーハング部分の底がきれいじゃないんですよ。斜めの模様ができちゃってるのがわかるでしょうか。(鉢の外周部のとこね)

なので、サポート材を生成する必要がない形に改良しました。基本的に3Dプリンターはオーバーハングは苦手ですが、ブリッジの場合(両端支持の形状)は1mm、片持ち出しの場合は0.5mm程度までなら中空上に造形することができます。

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

オーバーハング部分をこのように緩やかなカーブに変更してサポート材の生成が必要ない形にしました。

なんていうんでしょう。スープの少ないラーメン屋のどんぶりの形といえば伝わりますかね?

この形ならばサポート材の必要ありません。ですが、上下の積層面同士の接する面積が減るので強度は下がります。

直径約φ7.5cm、2.5号鉢

陶器っぽさを指向した鉢。鉢肌のパターン違いを2つ製作しています。

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

前回までは画像データを使って、鉢表面の凹凸をつくっていたのですが、どうしても均質になってしまうのが気に入らず。なので今回は手作業で鉢肌表面を荒らしました。ですが、作業時間の割にうまくいかず。陶器っぽいザラっとしたテクスチャーがうまく作れていません。こちらは手法の再検討が必要です。

直径約φ12cm、4号鉢

次に直径約12cmの4号鉢。

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

こちらはレンガ調を指向したのですが、そもそもあまり良くない。縦目地がスリットになっているのはイイと思うんですが。もうちょっとなんか考える必要アリ。まぁもったいないので使いますが…

直径約φ8cm、2.5号鉢

こちらはバークやミズゴケ等、粒子の大きな用土を使うことを想定した格子状の鉢。

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

こちらも2パターン製作。

3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!
3Dプリンターで植木鉢を自作したぞッ!!

格子部分は一部が開口になっています。なので通気性はイイと思います。

鉢表面のケバケバした(造形時にできる)糸引きはガスコンロであぶれば0.5秒で消えます(あぶってから写真を撮れという話ではある)。

こちらはうまく格子のエッジが出ず。コレは3Dプリンターの設定を変え、積層ピッチを細かくすることで(それなりに)解決すると思います。

デザイン的な考え方はシンプルなので、いろいろな形で応用できそう。

まとめ

というわけで、なんかどれもいまいちな結果になりました。

3Dモデリングソフトの使い方を覚える+3Dプリンターの造形のクセをつかむ+植木鉢のデザインを考える。というのを同時にするのは結構大変。他にもやることあるし。

でもすでに次のアップデートやり始めています。またそのうち記事にするかも。

それでは。


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