根がちぎれた緋牡丹錦達はどうなった?

今回は以前に根が逝ってしまったサボテン達のその後の記事です。根っこが無くなってしまったサボテン達をその後、どう管理したのか?(たいしたことはしていませんが…)

↑↑↑記事にもしていますが、植え替え時に発覚した根が枯れている(いた)緋牡丹錦のその後や、埼玉県越谷市の園芸店、シマムラ園芸さんで購入したベアルート株のデイドリームがどうなったかっていう記事です。

緋牡丹錦
緋牡丹錦

広告ギムノカリキウム緋牡丹錦。日本創出の代表的なサボテンの園芸品種。栽培は日焼けと水の与えすぎに気を付けて!

基本的に発根してどれも元気に過ごしてます。

サボテンの根が枯れるというのはどういうことか?

まず初めに言葉を整理しときます。「サボテン 根 枯れる」で検索すると、根腐れが出てきますからね。

私が言う「サボテンの根が枯れる」というのはいわゆる根腐れのことではありません。どちらも放っておけばサボテンそのものが枯れますが、深刻度と対処方法が違います。

  • 根腐れ
    たぶん最も多いサボテンが枯れる原因。水の与えすぎや風通しの悪い環境、水はけの悪い用土などが原因でサボテンの根が湿った状態が長く続き、腐ってしまった状態。根腐れの場合、腐るのは根だけではなく、その後サボテン本体も腐り始める深刻な状態。
    対処法は腐った部分をすべて切除して乾燥させ、復活してくれるのを祈るのみ。
    大抵の場合、根っこは土に埋まっているので、地上部のサボテン本体が腐り始めてから根が腐っていることに気づく場合がほとんど。手遅れになりがち。
    根腐れでサボテンが枯れた場合は、「枯れる」というより腐った。という表現がより現実に近いかなと思っています。
  • 根が枯れる
    地上部のサボテン本体には異常が無くて、根だけが枯れた状態(腐ってはいない)。水が吸えなくなった状態で、幼苗の過乾燥や休眠期に水を絞りすぎると根が枯れがち。根腐れが加湿過水分が原因で起こるのに対して、根枯れは過乾燥が原因で起きる場合が多い。根が機能していないので、新たに発根し水を吸えなければサボテン本体も縮んで枯れてしまう。
    いわゆる「拗れる(こじれる)」という状態になる原因のひとつ。
    枯れた根を切除し、用土に植え付けて適切に水分を与えることで発根するが、乾燥が進んでサボテン本体に体力が無くなっていると厳しい状態になる。また、幼苗の場合は再発根させるのが難しい場合が多いので、そもそも根を枯れさせないようにするのが大事。

サボテンは水分を蓄えることができて乾燥に強いため、植え替え時などに根をカットした際、根っこむき出しで数日乾燥させても問題がありません(感染症対策等から乾燥させた方がいいとされています。私はしませんが)。基本的にそうそう根っこは枯れません(と、私は思っています)。

ただ、栽培の失敗のほかに、根っこむき出しで販売されている「抜き苗」や、海外から病害虫の侵入を防ぐため、これまた根っこむき出しで輸入される「ベアルート株」等は長期間水が吸えず根が枯れている場合がほとんどです。

根っこが枯れたサボテンをどうするか?

発根管理をします。

我が家の根が枯れたサボテン達

我が家の発根管理が必要だった根が枯れたサボテン達。

まずはギムノカリキウム・緋牡丹錦↓↓↓

つんつるてんの緋牡丹錦
つんつるてんの緋牡丹錦

見ての通り根っこがありません。

私の目の前で根が崩れ去りました。

緋牡丹錦ちぎれた根っこ
緋牡丹錦ちぎれた根っこ

購入したのが真冬だったので、水を絞られすぎたのでしょう。鉢から掴んで普通に持ち上げられる状態でした。根が張っているサボテンではありえない状態でしたね。今思えば。

緋牡丹錦
緋牡丹錦

根はなくとも休眠期の冬だったので、サボテン本体は縮んでおらず体力はありそうな状態。

続いて埼玉県越谷市の園芸店、シマムラ園芸さんで購入したギムノカリキウム・デイドリーム。

デイドリーム
デイドリーム

こちらが購入したときの記事↓↓↓

主に複隆鸞鳳玉の紹介ですが、記事後半にデイドリームが出てきます。

よく店頭で見かける稜の形がハッキリしたタイプと比べると、我が家のデイドリームは疣が折り重なったような容姿をしています。幼苗だからかな?緑が多いサボテンの中で、この赤紫色はとても華やかです。

このデイドリームはベアルート株だったのでそもそも発根管理の必要アリ。そして枯れた根の画像ナシ。購入から帰宅後、鉢の上でグラグラするデイドリームを持ち上げて根が枯れていることに気づく。

そんなこいつらを発根管理しました。

発根管理方法

発根管理方法:サボテンを用土に浅く植える。

以上。

サボテンはアガベと違ってミズゴケを使った発根管理はできなさそう。水栽培で発根させることもできますが、その後の土耕栽培移行時の予後が良くなさそうなので不採用(未検証)。

なので、根が無いサボテンをそのまま土に植えます。

根を切断した場合などは乾燥させた方がいいかもですが、今回のサボテンはどちらもすでに乾燥していたので、そのまま土にON!!

また、本来ならば発根促進剤を使った方がいいのでしょうが、今回は体力のありそうな割と大きい(3cm以上)サボテンたちなので不使用です。私は自然の力を信じています(言い訳)!!なので、そのまま土にON!!

水やりに関しては諸説ありますが、今回私は、

鉢の中土が乾いたらたっぷりあげる。

を実践しました。そう、根がある普通のサボテンと変わらない管理方法です。

緋牡丹錦:直径約6cm→2月初めから発根管理開始。

デイドリーム:直径約3.5cm→5月中旬から発根管理開始。です。

ちなみに最近(昨日?)実装されたGoogleクロームのAIにサボテンの発根管理を質問したら、植物ではなく鉢を温めると良いという回答がありました。AIの回答はまだまだ間違いが多いようですが、これはその通りかなと。

土に植えるだけという発根管理の問題点

この土に植えておくだけという単純な発根管理。最大の問題は、

いつ根っこが出たか分からないことです。

まぁ土から抜けば確認できるんでしょうが、また植えるのが手間だし、頻繁な抜き刺しはサボテンにも良くないような気がします。ポジティブに考えれば、ほっといていい=確認しなくていい。ってことになります。

サボテンに変化があった、例えば新棘が出たり棘の位置が動いたら発根して根付いたってことです。

そしてどうなったか?直近の様子

緋牡丹錦の直近(7月末)の様子(約6カ月経過)。

緋牡丹錦
緋牡丹錦

紅葉から覚めて緑色になりました。新棘も出てきているので、元気!といってよいでしょう。

発根管理からいきなり半年飛びましたからね。途中どうなったかというと、約1カ月半は動きなしでした。徐々に生長点から新棘が出始め、黒かった部分が緑色に。完全に根付きました。

続いてデイドリーム。こちらは2カ月半経過。

デイドリーム
デイドリーム

うん。違いが分かりませんね。画像では。

実際はペシャンコだった草体が、水を吸って膨らんできています。水をあげるたびにチョットずつ膨らんでいます。根付いたと思っていいでしょう。こちらも1カ月半は動きなしでした。

そんな感じです。いずれも直径3cm以上のサボテンで、体力があったから結果が良かったのかもしれません。

二株とも元気です。良かった。高かったから…

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おまけ

そういえば、緋牡丹錦の植え替え時に外した子株たち、

今こんな感じ↓↓↓

緋牡丹錦子株
緋牡丹錦子株

わずか直径数mmの小さかった子株たち。こちらは生存率2/5でした。そして今もほとんど大きさが変わっていませんが、発根して元気です。相変わらず土の表面が乾いたら、チマチマ湿る程度の水をあげています。

一緒にプレステラに植えていたリプサリス↓↓↓

リプサリス
リプサリス

コチラは別の鉢に植え替えて通常管理に移行。元気というより、むしろ恐ろしいリプサリスの生命力。

どれも元気に育ってほしいですな。

それでは。


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