こんにちはこんばんは。今回は(も)植え替え記事。
珍種サボテン、アリオカルプス・亀甲牡丹を植え替えましたッ!!
このサボテンを購入したのは去年の10月、千葉県木更津市で開催された木更津園芸市。
このイベントは主催のサボサボストアさんが各出店者にお声がけくださり、お手頃価格な苗が多数並ぶお得な園芸イベントです。このアリオカルプス・亀甲牡丹も本来は高級サボテンですが、非常にお得に購入させていただきました。
そんなアリオカルプス・亀甲牡丹を4月頭に植え替えました。それにしても今年の3月は低温と天候不順でなかなか春らしくならず、そんでもって4月になってやぁっと暖かくなったなぁと思って植え替えたんですが、その後、好天があまり続かないという植物達にとってあまりうれしくない春ですね。
アリオカルプス・亀甲牡丹
アリオカルプス・亀甲牡丹は、棘がなくゴツゴツした草肌の疣(いぼ)をロゼット状に展開するサボテンです。
原産地はアメリカ南西部とメキシコ北部。自生地では半分地面に埋まって自生しているサボテンで、そのため直射日光が苦手です。
ホームセンターや園芸店での取り扱いはほぼなく、入手経路は限定的。私のように園芸イベントでの入手か、(園芸店の中でも)専門店での入手が主になると思います。また、この亀甲牡丹に限ったことではありませんが、アリオカルプス属のサボテンは全体的に生長が遅め。栽培に時間がかかり、流通量も少ないことから高価な場合が多い、高級サボテンの一種です。
(サボテンの取り扱いの多い園芸イベントではよく見かけるので、感覚がマヒしていますが、珍しいサボテンであることには違いありません)
亀甲牡丹はいくつか変種も存在していて、ウチでも変種のカリフラワーを育てています。
亀甲牡丹は、名前に”亀甲”ってつくけど…私個人の意見としては、全然亀の甲羅じゃないなぁという感想。
同じように名前に”亀甲”とつく、塊根植物のディオスコレア・亀甲竜はホントに亀甲だなぁと思うんですけどね。
アリオカルプス・亀甲牡丹を植え替えッ!!
と、こんな珍種サボテンを植え替えます。
まずは主役のアリオカルプス・亀甲牡丹↓↓↓
10日ほど断水し、鉢の中を乾燥させてあります。こうすることで、根についた古い土がおとしやすくなり、植え替えのダメージを最小限に抑えることができます。
鉢を横にしてサボテンを取り出します。
アリオカルプスは地中に塊根を形成するサボテン。この亀甲牡丹もしっかりとした塊根ができています。
んで、この根に付いた古い土を落とします。塊根の大きさの割に根張りは良くないので、筆などを使って根を傷めないように慎重に土を落とします。
やっぱ根の量が少ないですね。この亀甲牡丹はもう半年ほどウチにいますが、いまいち育ってる感じがしないんですよね。それはこの根の量が原因かも。(そもそも生長の遅い品種ではあるけど)
次に植え替える鉢の準備。
使う鉢は3Dプリンターで自作した鉢。直径φ7.5cm、約2.5号サイズです。
この植木鉢を自作したときの記事↓↓↓
この鉢には鉢底ネットが必要ないので、直接鉢底石を敷きます。鉢底石は軽石+日向土。あ、日向土も軽石か…
この上にある程度の高さまで用土を入れたら、肥料と殺虫剤を散布。
用土は市販のサボテン多肉植物用の培養土。肥料はマグァンプK、殺虫剤はオルトランDXです。
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広告土に撒いて使う錠剤の殺虫剤。根から吸収された殺虫成分が長く効く遅効性の殺虫剤です。アブラムシ、コガネムシの幼虫、カイガラムシやネジラミに効果があります手を汚さず使えるオススメの殺虫剤です!
ネジラミやカイガラムシを甘く見ていると、アッという間に植物を枯らされるので殺虫剤は撒いときましょう。そのネジラミを甘く見ていた記事↓↓↓教科書に載せたいぐらい見事に枯れました。(ちゃんと水はあげていたのに…)
この上にアリオカルプス・カリフラワーをセット。
位置を調整しながら隙間に残りの用土を入れていきます。
それにしてもホント、
棘の無いサボテンの植え替えは楽。
棘が無いサボテンが人気(アストロフィツム属とか)、というか強刺系サボテンが不人気な理由が、身をもってよくわかります。
この上にマルチング材(化粧砂)を敷きます。
マルチングは見た目を整えるとともに、潅水時の水の勢いで細かい用土が飛び散るのを防ぎます。
マルチング材は寒水砂。というか、完全に
植え付ける高さの目測を誤りました。
ま、まぁ塊根部を見せる植え付け方もあるので…
それにアリオカルプスなんで、気に入らなければ自分で勝手に埋まっていくでしょう(←ホントか?)
以上植え替え終了!植え替え後最初の水やりは1週間後から!!
アリオカルプス・亀甲牡丹の育て方
亀甲牡丹の育て方ですが…
カリフラワーの時に書いたので、そちらを参照ください。短期間におんなじことを何回も書いてもしょうがないので…。というか亀甲牡丹(基本種)とカリフラワー(変種)はほぼ同じなので…
でも、簡単に亀甲牡丹の育て方を書くと、前述のように直射日光が苦手なので遮光をする、もしくは明るい日陰に置いて直射日光を避ける。腐りやすいので加湿は避け、ほどよく乾燥させる。潅水は鉢内の土が完全に乾いてから行う。が基本です。ギムノカリキウムのサボテン(強刺系は除く)の育て方に近いでしょうか。
以上、アリオカルプス・亀甲牡丹の育て方の記事でした。
それでは。
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